40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

2019-01-01から1年間の記事一覧

子どもの学校について

以前、子供の学校について学費の件を簡単に調べたことをブログに書いた。 fourty.hatenablog.com 先週末に改めて、州政府のホームページを見ながら調べてみたところ、やはり親がResearch degreeのビザで留学する場合、帯同する子供の学費は免除となるようだ…

Why PhD?

今働いている会社は、自己啓発、キャリア形成を目的として従業員が大学院等で学ぶ際に休職できる制度がある。休職中は無給になるが、会社にとっては従業員を辞めさせずに済む、従業員にとっては戻る場所がある、ということで双方にとってメリットがある制度…

子どもと私の自由研究

今日で夏休みが終わる。小学校3年生の長男の宿題の丸付けをすること、毎日弁当を作ることが私の夏休みの宿題だったが、それからやっと解放される。小3の長男を見ていて、昔よりも宿題が多いような気がする。いろいろと大人の事情があるのかとは思うが、小3全…

指導教官(候補)とのインタビュー

オーストラリアでは、PhDなどリサーチ課程での大学院留学になると、指導教官候補を見つけてその人にコンタクトをした上で、受け入れOKをもらわないと話が進まないことは、前に何回かに分けて書いた。 fourty.hatenablog.com fourty.hatenablog.com 私の場合…

飛行機と仮住まいの確保

まだ奨学金の結果まちなので、CoEも手元になくビザも取れていない段階だが、先に飛行機と仮住まいの予約を済ませた。 2020年1月に渡航予定にしているため、意外と残り時間が少ない。最初飛行機については、貯まっていたJALのマイルを一部使う(1人分か2人分…

証明書類と旧姓問題

大学院への申請には、各種書類の提出が必要になるが、社会人になって時間が経ってから再度大学に行くことにした場合、その間に結婚して姓が変わる人もいる。私はまさにそのパターンで、姓が変わった時の様々な煩わしい手続きもさることながら、また大学院へ…

私の留学ヒストリー

今回の博士課程の留学が実現すれば、人生で5回目の留学になる。これは人と比べて多いのか?おそらく多いと思う。どんな留学をしてきたか、一度振り返ってみたい。 1回目の留学 タイプ:語学留学 時期:高校2年生の夏休み 期間:1か月 場所:イギリス(コベン…

推薦状を依頼する(社会人の場合)

リサーチ課程の大学院やMBAへの留学時に必要となる「推薦状」。英語ではReferenceやReferee reportといわれるもの。今回調べた大学のコースすべてで、申請にあたり推薦状(2通という場合が多い)が申請の要件として入っていた。ちなみに、Coursework masters…

入学許可と奨学金の審査

先週末、実家から帰ってきてから土日に時間があったので、引っ越しを想定して荷物の整理を始めた。「オーストラリアに持っていく」「3年後使う」のどちらにも当てはまらないものは手放すことになる。まずは本に着手し、何冊かはメルカリに、売れなさそうなも…

選ばなかった選択肢

今日、留学に決めたことを、上司やその上の上司、元上司(本件のキーパーソン)など関係する人たちに直接伝えた。 ありがたいことに、私の選択を尊重する、ということを言ってもらえた。改めて、自分が会社から提示された選択肢を選ばなかったんだ、というこ…

留学に決めた

1年間、細々と隙間時間に準備を進めてようやくもらえたPhDコースへの入学オファー。同じ日に、今働いている会社から、アメリカ赴任の打診があったため、ここ1週間悩んでいた。 fourty.hatenablog.com ついに決断。やはり予定どおり博士課程への留学を決行し…

親の留学に帯同する子供の学費

アメリカ赴任かオーストラリア留学かを比較する際に、当然費用面での比較も行う。ざっくりとアメリカ赴任とオーストラリア留学(自費)の差は3年間で数千万円だが、細かく見ていく中で、帯同する子供の学費も確認していく必要がある。 会社から赴任する場合…

夏休み中に進路を考える

先週の金曜日は午前中に仕事してから、午後から夏休みに入った。会社はちょうど1週間休み。夫には子供を車に乗せて、仕事場から最寄りの駅まで迎えに来てもらい、私をピックアップして高速道路に乗って実家まで帰省。途中渋滞していたため、到着は18時過ぎで…

大学からのオファーを獲得! 同時に新しい仕事のオファーも

昨日の午前中、今働いている会社から新しいポジションの提案があった。2020年1月からアメリカで働くというもの。今の仕事と同じ領域だが内容は異なる。会社の中での新しいポジションで、そこに私が入る、というもの。今の仕事での海外赴任はポジションがない…

IELTSを受験する 第3回目 目標スコア達成

第2回目の結果を再採点に出すと同時に申し込んだ第3回。再採点してもスコアが変わらなかったことは前回の記事に書いた通り。第3回を最後の試験にしたいと思い挑んだ。 fourty.hatenablog.com 第3回もJSAFからの申し込みにしたが、試験日が2週間後に迫ってい…

IELTSを受験する 再採点

前回、第2回目のIELTS受験について書いたように、1回目と比較してスコアに課題が残るWriting, Speakingともに少しできたような感触があった。結果は以下。(カッコ内は1回目の受験からのスコアの変化) Listening 7.0(0) Reading 8.0 (-0.5) Writing 6.0 (0…

IELTSを受験する 第2回目

人生初のIELTSはOverall7.0のスコア。第1回目の記事は以下。 fourty.hatenablog.com 第1回目を受けた後、研究計画書の準備に集中しており、勉強の時間が取れなかったため、2回目の受験は2019年3月上旬。再びJSAFで申し込み、四谷三丁目の会議室。今回は前も…

IELTSを受験する 第1回目

2018年10月に人生初のIELTS受験。場所は四谷三丁目の駅からすぐ近くの貸会議室。集合時間よりも少し早めについて、荷物や上着を預ける。会場に持ち込めるのは、パスポートと水のボトル(ラベルを外したもの)のみ。JSAFの会場の場合は、筆記具は提供してもら…

IELTSを受験する 準備と目標スコア

イギリスやオーストラリアなどの大学、大学院への入学に必要な英語試験、IELTS。前回、Courseworkでの修士留学の際はIELTSではなくTOEFLをスコアとして提出したため、今回が初めてのIELTS受験となる。 まずはどんな試験かを知るためにネットでの情報収集。日…

研究計画書を作成する その5

指導教官候補の先生からOKはもらったものの、奨学金を狙うためにはもう少し理論的なフレームワークをしっかりとさせるように、というアドバイスをもらって書き直し始めた研究計画書。 2~3日、通勤中などにそのことを考えていて、少し整理ができたため、3…

研究計画書を作成する その4

2018年8月~12月という5か月間の日々の細切れ時間を使って研究計画書の第1稿を完成させた後、外部の英文校正サービスを使って英語を整え、いざ、8月にコンタクトをした先生に提出する時が来た。 先生に、1~2週間後に研究計画書を含む書類を送ります、と言…

研究計画書を作成する その3

2018年12月に研究計画書の第一稿がようやく完成した。ちょうど冬休みに入る少し前。自分の中では、8月にコンタクトをとった大学の先生に一刻も早く送りたい、と思いながら、時間が過ぎていくのがストレスだったが、ここまで来たら開き直るしかない、という気…

研究計画書を作成する その2

Research degreeへの出願書類のうち最重要だと思われるResearch proposal(研究計画書)。これがきちんとかけていなければ、大学院に入ってから当然躓く。私の場合、いざ書き始めようと思って着手をしてから、最終化するまで、なんと5か月かかった。例えば、…

研究計画書を作成する その1

留学準備の中で、一番時間も労力もかけたのが、研究計画書(Research proposal)の作成。普通に考えて、この内容が外からResearch degreeとして学生を受け入れる判断の最も重要な書類の一つになるはず。(修士から連続して博士に行く学生を除く) CVは自分の…

履歴書(CV)の作成

Research degreeへの申請にあたり、履歴書の作成と提出が必要になる。 英文履歴書には、大きく分けてCVとResumeという2種類があるようだが、私の場合は志望するオーストラリアの大学の提出書類の中にResumeではなくCVとの記載があったため、CVを作成すること…

オーストラリアからの友人

留学準備の振り返りは一度お休みして、リアルタイムでの日々のことを書く。 先週末、オーストラリアから友人家族が遊びに来てくれた。友人Aは、私が修士留学時代に現地で仲良くしていた少し年上の日本人の女性。当時から付き合っていたオーストラリア人とそ…

指導教官候補にメールする(メール文案掲載)

Research degreeへの留学の場合、指導教官を自分で見つけて、その人に自分を指導してもらえるかどうかを聞くことが避けては通れない道だということがわかった(オーストラリアの大学の場合)。 以前の記事で書いたように、アカデミアにいない自分にはコネも…

大学と大学院の成績書を取り寄せる

Research degreeへの出願に必要な書類はいろいろあるが、その中に大学と大学院の成績書の取り寄せがある。これは単なる事務手続きなので、早めに済ませておきたい。 私の場合は、大学は日本、大学院はオーストラリアと、異なる大学に行っていたため、両方の…

留学エージェントと留学フェア

大学の絞り込みができてきた時点で、一度留学エージェントにコンタクトをとってみた。 私が15年以上前にCoursework修士に出願した際には留学エージェントには依頼せず(そういったサービスがあることも当時知らなかった)、願書の取り寄せから記入、大学への…

大学と指導教官を探す その5

大学と指導教官の候補がいくつかに絞り込まれたら、次に優先順位をつけていく。 以下が私が絞り込んだ大学のリストと優先順位と内容(実際にはこれに紐づく指導教官名もあるがブログでは割愛)。なお、私の研究テーマは、ほぼ経営学部(Business School)の…