40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

卒業式に申し込み

先々週、一足先に自分で大学のWebsiteを見に行って発見した卒業式の日程。昨日、正式に大学から連絡が来て、日時が確定した。私が博士課程で通った大学は、オーストラリアで最大規模の大学。卒業式は5月、9月、12月と年に3回開催され、それぞれ2週間ほどにわたる。

 

私の学位は昨年11月に授与されたが、直前すぎて12月の卒業式の申し込みには間に合わず(実際に仕事上も参加が難しい状況だったが)、その次の5月に申し込みをしていた。夏以外は基本的に天気が悪いメルボルン。5月と9月の卒業式は、たいてい寒い中での雨と強風に見舞われるので、絶対自分は12月の卒業式が良い、と思っていたけど、思い通りにはいかない。メルボルン特有の強風で傘はひっくり返り、横殴りの雨でガウンがびしょびしょに濡れ、寒さに震えながら参加する卒業式を想像しているが、それでもワクワクしている。

 

卒業式は各日、午前と午後の2回の開催。5月は日が短く、午後の部は暗い印象があるから、午前の部に当たってほしいと思っていたら、午前の部になった。よかった。大学のサイト上で詳しいスケジュールを見ることができる。

卒業式は11時から始まり1時前に終わる

大学の委託業者のサイトから、卒業式に関する各種手配をした。卒業式は本人+2名まで参加可能。我が家は4人家族のため、1人追加の申込。1人追加につき41ドル。その他、写真や学位を入れるフレーム、盾、ガウンなどの購入も可能。私は壇上での写真(50ドル)のみ申し込んだ。1枚あれば十分かな、と。フレームや盾は荷物になるので買わなかった。ガウンはレンタルは無料、購入の場合は270ドル程度。一瞬、記念に購入も考えたが、持って帰っても使い道がないので、やっぱりレンタルにした。PhDの帽子はよく見る四角のではなく蝉丸みたいな形。

一番右がPhDのガウンと帽子

Artsの色はOld rose. かわいい色で良かった(Educationの色だけBananaって気が抜ける名称で面白い)

メルボルン行きの往復航空券は先週手配した。GWを過ぎているので、直行便のカンタスJALも14万円程度で比較的安い。日本人だからJALが良いけど、カンタスの方が往きも帰りも時間の都合が良かったので、カンタスで予約。4人分で52万円程度(大人3人と小人1人)。メルボルン⇔東京は直行便がカンタスJALしかなく、飛行機のサイズも小さいので、同じ航空会社でもシドニー経由より値段が高くなるのが不満。でも子連れだとやはり直行便が楽なので、カンタスで予約。

 

先週末に宿泊も予約した。当初、格安の大学のビジター用アパートを予約するつもりだったが、卒業式への出席を目的とする宿泊は不可と言われてしまったので、通常の宿に。昨年、帰国時に家を引き払った後に数日間滞在したサービスアパートメントを考えたが、Booking.comで見ていたら、それよりも便利な前住んでいた場所の近くにエアビー的な個人の家を貸してくれる場所があった。4ベッドルーム+3バスルームで駐車場付きの家が1泊300ドルくらい。大学の施設の倍の値段だが、サービスアパートメントと同じような金額で広さが倍なのでこちらにした。

こんな感じの家に滞在する

2019年のGWに下見のためにメルボルンを訪れているが、その時に作った長男のパスポートが切れていることに気が付いた(ちなみに次男のパスポートはメルボルン在住中に期限切れして現地で更新)。子供のパスポート5年間ってあっという間。早く気が付いて良かった。先週申請して、今週取りに行く予定。あとおそらく博士課程の修了時にStudent visaが無効になっているため(もともとは今年の8月まで有効)、ETASの取得もしなくては。細かいところでは、レンタカーの手配などもあるが。

 

メルボルンでは友人たちと再会することはもちろん、具体的な手続きとしては銀行口座をクローズしなければならない。うまく行くかなあ…あらゆる手続きが信用できないオーストラリアなので、滞在中にちゃんと完了できるかどうか一抹の不安がある。オーストラリアドルは100円近くに上がってしまっているが、現地の口座に現地調達したドル(奨学金)が残っているので、今回に限っては円安について気にしないで済みそう。むしろ、残っているドルをじゃんじゃん使ってやろう、とも思っている。実際には貧乏性なのでできないと思うが。

 

1週間だけだけど、家族みんなメルボルンに戻れることを今から楽しみにしている。日本に帰りたくなくなってしまったらどうしよう…。