40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

大学からのオファーを獲得! 同時に新しい仕事のオファーも

昨日の午前中、今働いている会社から新しいポジションの提案があった。2020年1月からアメリカで働くというもの。今の仕事と同じ領域だが内容は異なる。会社の中での新しいポジションで、そこに私が入る、というもの。今の仕事での海外赴任はポジションがないと言われていたためあきらめていたが、このタイミングで話が出てくるとは驚いた。

 

留学の準備をしていることは以前から会社の上司や関係する人に伝えてあったが、まだ大学からの結果待ちだったので、結果がダメだったら、その仕事を受けるんだろうな、と思った。まずは結果が出ないことには決めることができない。

 

そうしているうちに、午後の1時頃になって、大学からメールが来ていた。Offer of Admission!PhDコースへの入学がオファーされた。これを待っていたので、うれしいという気持ちよりも正直安堵した。1年前から細々と準備してきたことが実り、報われたと思った。

 

大学に行くことで気持ちは固まっているはずなのに少し迷っている。それは会社の人から、大学に行くのは2年後(その新しい仕事の区切りがついてから)でも良いのでは?アメリカでのポジションは今しかない、といったようなことを言われたため。仕事の内容ももちろん自分の関心分野であること、大学は奨学金がもらえない場合は多額の授業料を支払って学ぶのに対して、仕事ではアメリカへの渡航費、住居や子供の学校の費用などすべて会社が持ってくれて、当たり前だが給料も出る。博士課程に行く場合、3年間の学費と生活費で1,500~2,000万円ほどの支出を見込んでいたが、逆にアメリカに赴任をすれば今よりもさらに貯金ができるような状況。その差は数千万円にのぼる。

 

2020年1月からの過ごし方の選択肢が、アメリカで新しい仕事をするか、オーストラリアで博士課程をするか、の2択になった。自分の今後のキャリアにとって、家族の生活にとって、何が一番良いのか、夏休みの間、少し時間に余裕があるので家族の意見も聞きながら、悔いがないように考え結論を出したい。