大学の絞り込みができてきた時点で、一度留学エージェントにコンタクトをとってみた。
私が15年以上前にCoursework修士に出願した際には留学エージェントには依頼せず(そういったサービスがあることも当時知らなかった)、願書の取り寄せから記入、大学への連絡等、すべて自分で行ったが、今はエージェントが発達していること、東京に住んでいてエージェントに直接会いに行きやすいことから、試しに聞いてみた。
まず、オーストラリアの留学に力を入れている3社程度をネットで絞り込んでから、家から2駅と近くにある会社に電話で連絡した。事情を話して、一度面談してほしい、と連絡したら、折り返し電話が来て、面談日時の連絡があった。
土曜か日曜の午後だったかと思うが、留学エージェントのオフィスに行き、エージェントの方とお話しした。エージェントでサポートしているのは、主に高校留学、大学留学、Courseworkの大学院留学ということで、Research degreeの大学院留学は、結局個人でやることが多いので、あまりエージェントとしてはやれることがなさそう、ということが分かった。
情報をもらったのは、Research degreeの場合は、直接本人から指導教官にコンタクトをとって、指導教官が受け入れOKをしてくれてから初めて、大学の手続きが始まる、という流れ(オーストラリアの大学の場合)。また、エージェントに会いに行ってから、メールマガジンが届くようになり、その情報をもとに留学フェアにも参加してみた。
留学フェアは、オーストラリア大使館が主催するもので、御茶ノ水にあるビルの1フロアで行われていた。ここに出向き、興味のある大学の窓口の方にも、自分の経歴とResearch degreeに申し込みたいことを伝えたところ、エージェント同じく、まずは指導教官候補となる研究者に自分で連絡をすることが最初、と言われた。(ちなみに留学フェアに高校生とその保護者が大勢いたのは意外だった。フェアでは日本語⇔英語の通訳をしてくれる人もいるが、その人を待つ順番が長く、自分が英語を話せれば、手持無沙汰にしている現地スタッフに直接質問できてよい。)
これらの行動をして得られた結論として、Research degreeでの留学したい人は、エージェントや留学フェアにとってのど真ん中での対象ではないということ。結局すべて自分でやらなければならないということと、まずは指導教官となってくれる人を自力で見つける必要があることが分かった。また、指導教官候補とのコンタクト方法については、大学のホームページで開示されているアドレスに直接メールを送付してよい、ということも分かった。
次のステップが明らかになった、というのが、一つの収穫ではあった。