40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

ロックダウン第5章

メルボルンがあるVictoria州は昨夜から今年3回目、通算5回目のロックダウンに突入!

 

お隣のシドニーがあるNSW州の感染が収まらない状況を見ていて、いつかVic州にもコロナが漏れてきてロックダウンになるのでは、と頭の片隅では気にしていたけど、嫌な予想は当たった。今回、コロナを持ち込んで広めたのはNSW州から来た引っ越し業者とNSW州に旅行?に行って戻ってきたメルボルンのファミリー。報道によれば、2つのソースともにルール違反をしている。

 

引っ越し業者はマスク着用無しで作業。引っ越しで出入りしていたアパートメントに住んでいる住民複数が感染してしまった。その住民からまた何人かに感染。ファミリーについては、14日間の自宅隔離を破ってスーパーとガソリンスタンドに。スーパーで全く関係ない人が感染。デルタ株の感染力はすごい。

 

一昨日の夜の時点で10名程度の感染が明らかになり、これはロックダウンになるな、と思った。ロックダウンするなら今しないと意味がない。昨日の朝、夫に「おそらく明日からロックダウンになるから、今日のうちに床屋に行っておいた方が良いよ」とアドバイス。夫は朝一で床屋に。あとは特に気を付けることなし。

 

大学には普通に出かけた。午前中に集中してWriting。昼に外に出たら、大画面のテレビでVic州が会見中だった。しばらく大学に来られないだろうからと思って、奮発して寿司を購入(10ドル)。

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画面を見ながら、スマホのABCニュースのアプリで音声を聞く

午後は分析パートに関係する論文をいくつか集中して読み直していた。昨日は5時から長男の公文があるから、その前に帰宅する必要がある。4時ごろ、同室の中国人のPhD仲間に声を掛けたら顔色がさえない。彼は一昨日の深夜にヨーロッパで開催された政治学?国際関係学?のカンファレンスで発表したらしく、疲れているのかと思って聞いてみたら、「ロックダウンが始まるらしい…」というコメント。「やっぱりかー」と思ったけど、実際に聞いたら私もズーンとした。

 

家に戻ってきたら気分が悪くなった。お腹の中に重たいものが入っているような感じ。ロックダウンの知らせを聞いて、覚悟しているつもりだったが、やっぱりショックなんだと自覚。帰宅してからも論文を読むつもりだったけど、とてもそんな気分ではない。全然違うことをして気分を変えるしかない。今置かれている状況と全然違うところにあるJ-popを聞いた(ジャンル的にはネオシティポップと言うらしいが)。昨年のロックダウン中に発見して結構気に入って聞いていた音楽。スチャダラパー椎名林檎など懐かしい面々もいつつ、全然知らない若い人を発見したりもできる。

 


www.youtube.com

 

冷蔵庫に冷やしてあったロゼワインを開けて、大量に買ってあるピスタチオを食べながらJ-popを聴いていたら、お腹が重たい感覚も取れてきた。音楽の力はすごい。若い時はHMVに通って、せっせと洋楽のCDを視聴しては買っていたけど、最近Youtubeで日本人の音楽も聴くようになった。自分が大学生だった2000年前後はみんな普通にCDを買っていた。邦楽では宇多田ヒカル椎名林檎がデビューして大騒ぎ。他にもCoccoCharaUAなど女性ボーカルの音楽がいたるところで流れていた。

 

昨日夕方は良いニュースもあった。先週メールを送っていた事例集に掲載する企業から、社長も前向きで全面的に協力するという返事がメールボックスに入っていた。これでより詳しい情報を掲載したり、写真などの素材もいただくことができそう。良かった。

 

そうするうちに、今度は指導教官から先々週に送付した分析パートの原稿ドラフトへのフィードバックが来た。

Some very interesting insights here - its starting to take shape so well done. 
Comments attached.
All the best (for another lockdown ....)

 

Some very interesting insightsというのが嬉しかった。原稿を書いていくうちに色々なことがShapeされている感覚はあったが、それが伝わったようだ。いくつか私が伝えたいことがうまく伝わっていないと思われるコメントもあったので、来週火曜日のミーティングでそのあたりを話したいと思う。

 

まさに今、Another lockdownに入ったメルボルン。いきなりステージ4。今NSW州で導入されているロックダウン規制とほぼ同じだけど、行動制限の範囲が5kmなのでVic州の方がより厳しい面もある。ただし、運動のための外出は1時間ではなくて2時間だし、Playgroundも閉鎖されないので、昨年の一番厳しい規制よりは少しだけまし。残念なのは、子供たちが最近気に入っている公園が5.5kmの場所にある。昨年の数か月にわたるロックダウンで、5km範囲内の公園はほぼ行きつくした。

 

ちなみに自宅住所を入力すると地図上に半径5kmの円が表示されるという便利ツールがあるので、どこまで移動できるかが一目瞭然。

https://www.coronavirus.vic.gov.au/how-far-5km-your-home

 

今日は金曜日だけど、もともと小学校はカリキュラムデーで授業が無い日だった。子供たちは友達と遊ぶ約束をしていたけど、ロックダウンで中止。大ブーイング。そして土日を挟んで、月曜日と火曜日はホームラーニング。。今のところロックダウンは5日間と言われているけど、前回のデルタ株との闘いは2週間だったので、今回も最低それくらいはかかるのでは、と思っている。へっ!ロックダウンなんて慣れたもんよ!っていうのはあるんだけど、やっぱり嫌なものは嫌。

 

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ロックダウン1日目にスーパーに行ったらトイレットペーパーたくさん。5回目になると流石にもうトイレットペーパーの買い占めみたいな滑稽な騒動は起きない。至って普通の状態だった。
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「雪見だいふく」で贅沢気分、小5長男の英語力

煮詰まったのでブログ記事を書くことに。今日は午前中にスポットコンサルの予定が入っていたので、図書館のディスカッションルームを予約して朝から図書館に。大学はまだ冬休み中なので図書館ガラガラ。準備をしてオンラインで1時間のコンサルティング。お金をいただいているので一生懸命やる。そしてどっと疲れる。

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久々に図書館の個室を利用

ランチは家から持参したミートパイ。朝、冷凍のミートパイを家のガスオーブンで焼いておいて、昼にフロアのキッチンの電子レンジで温める。子供の弁当に入れたブロッコリーミニトマトの残りも一緒に持ってきた。さて、午後は自分の研究に集中しようと思っていたところで、子供の学校から2回も電話があった。学校から電話があるとギクッとする。何かやらかしたんじゃないかと。やんちゃな男子を持つ親のあるある。

 

電話はやらかしではなくて、長男の英語についてだった。これまで週に1度、EALのクラス(英語がネイティブではない子供のためのサポートクラス)を受けていたが、このTermから特別に英語の先生が追加で来てくれるようになったとのことで、週に2時間受けさせても良いか、という確認だった。もちろんお願いします、と回答。

 

実は今朝、長男がちょうど英語ができないと涙ながらに訴えてきたところだった。昨日は日本語以外の授業で初めて手を上げて答えられたと嬉しそうに伝えてきたのに、やっぱり色々とあるみたいだ。特にライティングができなくて、クラスのみんなが何やらたくさん文章を書いている時間、自分は何もできずにじっとしている。その時間が辛いのだそうだ。先生に「僕にはこの課題は難しすぎる」と言ったら?、と言っても言えないとのこと(英語的には言えるようになっているはずだが、気持ちの面で)。

 

そんな話をしたばかりだったので、EALの時間増加はありがたい。英語の時間と日本語の時間を1時間ずつ抜けて、これからは週に2時間、EALのクラスに入るとのこと。最近長男は公文の英語を頑張っていて、当初予定よりも早く進んでいるし、私の目から見てもだんだん難しい問題を解けるようになっている。昨年と比べたら格段に向上している。でもまだまだ現地の小学5年生レベルには追い付けない。つくづく昨年のロックダウンで失った数か月がもったいない。

 

そんな感じで電話で先生と話したり、子供の英語のことを考えていたりしたら、自分の研究に向き合うモードではなくなってしまったので、いったん外に出ることに。大学内のコンビニで何か日本のお菓子でも買って気分転換しようと思った。買ったのはお菓子ではなくてアイス。

 

大奮発して「雪見だいふく」を購入。4.5ドルした。アイスの中で一番好きなのは雪見だいふくなので、迷いはない。贅沢してしまったが、久々に食べる雪見だいふくは変わらず美味しかった。コストコに大容量のパックが売っているけど、いつも横目に見て通り過ぎていた。大学で自分用にちょこちょこ買うくらいで良いかな。

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南半球は冬、雪見だいふくの季節

 

英語の話に戻ると、私から見ても長男はよく頑張っているけど、英語はやっぱり難しい。でも今一生懸命やっていることは日本に帰ってから必ず報われるし、若い頭でどんどん吸収してほしいと思っている。読みたいという英語の本はほぼ言われるがままに買い与えていて、週末にはポケモンの20冊シリーズを購入。漫画風かと思いきや、中を見ると小説のように文字がたくさん。全部は分からないけど読みたいから読んでいるとのこと。ここ数か月で英語の本を30冊以上読んだ長男。日本語で読書習慣がついていると、英語の勉強にも役に立つ。

www.target.com.au

 

長男が最近読み終わった日本語の本は「ドリトル先生 航海記」。英語でもこれくらいの本が読めるようになるといいな…。自分では英語の小説は読まないのにね。フィクションって、論文よりも難しいと思う(言い訳)。

 

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ポケモンの本はこんな感じで意外と字が多い

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ドリトル先生は文庫本で字も小さく読み応えがある

 

多国籍なダンデノンマーケット

昨日の土曜日は長男が友達の誕生日会に参加する予定があったので、長男を送った後、その子の自宅の近くにあるマーケットに夫と次男の3人で行くことにした。うちからは少し遠いけど、その友達の家からはすぐ近くのDandenong market。メルボルンにはいくつもマーケットがあって、おそらく一番有名なのはCityにあってガイドブックにも載っているQueen Victoria Market(QVM)。それ以外にもメルボルンでは、South Melbourne MarketやPrahran Marketが有名。

 

私が行ったことがあるのはQueen Victoria MarketとSouth Melbourne Market。QVMは以前の記事に書いたけど、South Melbourne Marketのことは書いていなかったような気がする。 

fourty.hatenablog.com

 

South Melbourne Marketの様子はバイリンガールの動画で紹介されているのでリンクを貼ってみた(と言ってもマーケット全体ではなくてペットフード屋さんの紹介)。この動画以外にもQVMの紹介動画もあった。


www.youtube.com

 

マーケットに行くと、オーストラリアが多民族国家であることが一目でわかる。色々な言葉を話し、肌の色が違う人達がお店に立ち、客も様々なアクセントで英語を話す。文字通り世界中の民族が集まっているような雰囲気を感じられる。歩いていると、ここはどこなんだろう、と思う。マーケットの歴史は結構古いところが多く、私が今回行ったDandenong marketは1866年からやっているのだそう。150年以上の歴史。当然スーパーマーケットが現れる前からある。

 

dandenongmarket.com.au

 

マーケットでは新鮮な食材が安く手に入るので、家からもっと近ければ(徒歩で行けるくらいなら)、毎週にでも行きたいところ。Dandenong marketはQVMやSouth Melbourne Marketよりと比べて郊外にあるため、おしゃれ度がぐんと落ちる代わりに価格もかなり安い。野菜はスーパーの半額もしくはそれ以下。肉は見ていないけど、シーフードも街の魚屋よりも安い。アジア系の人が多いと思いきや、意外とムスリムの人が多い印象。ヒジャブを身につけた人達が店員をしていたりする。

 

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数多くの店が並ぶ。マーケットには駐車場も完備されており料金は3時間で1ドルと安い

食材が手に入るだけでなく、フードコートの食べ物も安くて美味しい。今回は時間が昼どきだったので、どちらかと言うと食べ歩きが目当て。 

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フードコートエリアの全景

 まずは魚屋で生ガキを半ダース購入。ちなみに魚屋はフードコートエリアではなくて、普通に肉や魚が売っているゾーンにある。タスマニア産、6つで8ドル弱(約650円)と格安。ただし調味料などはついてこない。夫があらかじめ自宅からレモンと塩を持参。私は実は牡蠣アレルギーで食べることができない。

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新鮮な牡蠣を買ってすぐに食べることができるのもマーケットならでは

 

私は今回は初めてスリランカフードをトライしてみた。

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屋台風の店構え。英語はむしろカタコトで話すくらいがちょうどよい

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5種類のおかず、ターメリックライス、サモサ、ぱりぱりしたおせんべいみたいなもの(名前を忘れた)のセット

スリランカフードはアタリだった。インド料理よりもあっさりして食べやすいように思った。お店で一番高いメニューを注文。1.5人前くらいの量で14ドル(1100円くらい)。大皿をもって席まで歩いて戻ったら、隣で食べていたオージーの奥さんに「わー、それ美味しそう!」と言われた。量も味も大満足のランチ。次男はカレーが食べられないので、アメリカンドックを購入(写真撮り忘れ)。

 

甘いものが好きな次男にデザートに綿菓子が欲しいとねだられた。私は子供の頃は綿菓子なんて絶対に買ってもらえなかったけど(虫歯になるという理由で)、自分の子供に買ってあげる。マーケットはお祭りみたいな特別な場所だから。今のところ虫歯もないし。

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綿菓子とポップコーンの店

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顔よりも大きな綿菓子(3ドル)を3人で分けた

スイーツ好きの夫は綿菓子では足りなくて、オランダのパンケーキ屋さんでデザートを購入。屋台でタコ焼き機みたいなのでひとつづつひっくり返して焼いていた。本当に作業だけ見るとタコ焼き屋さんに似ている。

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ジャムとクリームをトッピングしたオランダのパンケーキ

ポファチェスという名前らしい。

www.mooieiland.com

 

見た目ほど甘くもなく、一つ一つが小さくてシェアするのにはちょうど良い。ついでにコーヒーを買って大満足。

 

帰りに再び魚屋に寄って、魚屋手作りのシーフードミックス(大小2種類のエビ、イカ、牡蠣、魚の切れ端など)を購入。本当は刺身用のサーモンを買うつもりだったけど、シーフードミックスを買う人が多かったのでつられて買ってみた。夕食はシーフードカレーに。玉ねぎとマッシュルームをバターで炒めた後にシーフード投入。あとは普通のカレーの作り方。子供たちはお肉のカレーよりおいしいと言っていた。シーフードの出汁がたくさん出て、ぜいたくなカレー。週末にマーケットに行くと、一石何鳥もの楽しみ方ができる。

忙しいスクホリ、Zoomで講演、最近の指導教官

メルボルンの小学校は絶賛スクールホリデー(略してスクホリ)中。季節的には冬休み。ちなみに大学もSemester 1と2の間の冬休み中。PhD学生にはもちろん冬休みはないけど、親としての側面も持ち合わせている自分は、必然的に子供の学校の休みに引きずられて、通常営業ができない。スクホリ全然嬉しくない。ロックダウン>スクホリ>通常の学校生活 の順で負担が大きい。子供に勉強を教えなくていい分、ロックダウンよりはましだが、学校が休みなので毎日子供へのアクティビティを用意しないといけない。オーストラリアの小学校休み多すぎ。子供たちは楽しそうだが。

 

スクホリ1週目である先週の平日は、長男は学童1日、サッカー教室2日、友人宅にて預かり1日、次男は学童1日、サッカー教室1日、友人宅にて預かり1日、自宅でのんびり1日。残りの1日は旅行(このことは別の記事に)。毎日やることが変わる。スケジュールの調整、お弁当の準備、送り迎えなどなど、普段よりも忙しい。スクホリ2週目である今週は、月曜日に長男の友人を1日預かり(先週お邪魔した友人)、火曜日にサッカー教室、水曜日に学童、そして学童からの別の友人ピックアップして我が家にお泊り、木曜日の今日は一緒にサッカー教室へ、金曜日はまた学童という予定。目まぐるしい。

 

家で1日おとなしく本でも読んでじっとしてくれるような子供ではないので、とにかく外に出さないとストレスがたまる。友達と遊ばないとストレスがたまる。ある意味、小学生男子として健全な姿なんだろうけど。それをさせてあげるために、親が時間もお金もいつもより余分に使うのがスクホリ。改めて学校がありがたい。ちなみに日本にいたときは、夏休みや冬休みなど長男は有無を言わせず毎日学童(しかも料金は無料だった)、次男は保育園。色々と問題は指摘されているが、自分の経験からだけで言うと、日本の方が子供を預ける環境は整っていたように思う。東京では外国人の子がクラスに1~2人いるような地域に住んでいたが、日本人、外国人の区別なく、保育園も学童も預かっていたように見えた。オーストラリアでは、永住権を持っていない外国人は学費やら医療費やら子供預け代がとにかく高額になる。

 

当然、私はスクホリ中は研究の稼働を落とすことになる。でもなんとか自分を追い込んで、分析パートの1つ目のテーマのドラフトを今週火曜日に指導教官の先生に送付。全部で9,000 wordsくらいになったかな。一通り形にしたというくらいで、まだまだ浅い内容であることは自分でも分かっている。それでも文字に書き起こすことでいくつか発見もあった。博士論文に反映するのかどうかは分からないが、働きながら数年間モヤモヤしていた内容について理解できたことがあり、それだけで今ここで時間使ってこのテーマをずっと考えている意味はあったんじゃないかな、と思える瞬間があった。

 

正指導教官の先生は、7月1日からパートタイムで仕事することにした。突然のお知らせでびっくり。理由は聞いていない。週に3.5日働くらしい。だから今までよりもフィードバックのスピードが遅くなるようだ。いつも1万ワードくらいの文章を送っても、大体3~4日後に細かい修正やコメントを入れてくれたファイルを返してくれていた。今週の火曜日にドラフトを送ったら、今週は確認する時間が取れないから、来週のミーティングを1週間後ろ倒しにしましょう、と提案された。謝罪とともに。

 

ものすごくまじめな先生なんだな、と思った。社会人としては当たり前かもしれないけど、1週間のスケジュールがかなり綿密に立てられていて、そこに入れ込めないタスクは次週にまわす。優先度をつけて仕事を進めているんだな、ということがよくわかる。なぜパートタイムにしたのかは聞けていないけど、まじめに色々とやりすぎて疲れたのだろうか?授業が始まるとめちゃくちゃ忙しそうだし。お父さんの体調もよくなかったりするし。直接会っていればなんとなく会話の流れで聞けそうだけど、Zoomやメールだと聞きにくい。先生にはもう1年以上、直接会っていない。最後に会ったのは去年の3月かな。というか、そもそも直接話したのも3~4回しかないという…。コロナのせいで異常な留学生活をしていると改めて思う。

 

まあ、でもこのコロナでオンライン化が進んで、そのおかげもあり、昨日は東京にある私立大学のゼミ向けにZoom越しに講演をした。60分講演で30分が質疑応答という流れ。60分の間に、自分の研究テーマ、働いていた会社での事例、キャリアについての話を盛り込んでほしいというリクエストがあったので、前半40分で研究テーマと働いていた会社での事例、20分でキャリアという組み立てにした。

 

資料は研究テーマについては、今年の3月に行った1年目の審査の資料を和訳して肉付けした感じ。学部生にもわかりやすいように背景情報を追加。英語で作った資料を日本語にすることでまた新たな発見があったりもした。学会発表ではないので、手法などはほとんど飛ばして話した。その流れで、勤めていた会社の具体事例も紹介。自分が担当していた仕事と研究テーマはつながっているので一連の流れで話ができる。キャリアについては、これまで働いたことがある3社について、自分がどのようにして仕事を得たか、どんな仕事をしていたかについて説明した。

 

1時間ぶっ続けで話したので、最後の方は酸欠になったのか、頭がもうろうとした。内容詰め込みすぎたかな、聞いている方も疲れたのではないか、と心配になったが、質疑応答の時に、学生さんが質問をいくつかしてくれたのでホッとした。キャリアについてや研究の方法についても興味がある様子だった。研究内容に関連して結構鋭い質問も来た。今回、依頼してくれた先生からは、私の研究自体に対するコメントももらえた。アカデミアの視点でアドバイスをもらえて、私の方がずいぶん勉強になった。

 

改めて実務の世界とアカデミアのアプローチは全然違うことを実感。博論にするなら、自分が採用する理論や立ち位置を明確にした方が良い、というアドバイス。どの視点に立って論じるのか。これが難しい。実務だと矛盾することや批判や肯定、起こっていること全部が現実だから、一つの視点に立って論じることの意味はあまりない。それよりもなるべく適切な判断をするために、色々な情報や視点を得るようにする。アカデミアは視点を固定、限定することで、その視点に立って見たときの真実を新たに発掘するようなイメージなのかな。自分にそれができるかどうかが不安でもある。まあ、そういうこと(博論に必要な質)をガイドするのが指導教官の役割だと思うので、指導教官の指導を信じてやっていこうと思っている。

 

今週はあと、数か月間にわたり隙間時間を使って細々と書いていた書籍用の事例集の和文原稿が何とか一通り完成しそう。事例のもとになっている会社に確認をしてもらい、英訳して8月に提出予定。テーマ自体は研究と関係があるが、事例自体はほぼゼロベースで調べ始めたので意外と時間がかかってしまった。この事例集の原稿の進みが悪かったのがちょっとストレスになっていたが、先が見えてきて良かった。

 

来週から小学校のTerm 3が始まる。やっと日常が戻ってくる。メルボルンは1週間以上コロナの新規感染がゼロ。シドニーをはじめとして、先週はオーストラリア国内の多くの場所で同時多発的にコロナの市中感染が見つかり、てんやわんやとしていた。シドニーでの感染はまだ落ち着いていない。他人事ではなく、いつメルボルンもロックダウンになるか、なんとなくヒヤヒヤしながら過ごす日々。昨年よりは数倍マシだけど…。もう留学生活も折り返しなのに…。後半戦はもう少し明るいニュースが欲しい。

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コロナとほぼ無縁だったダーウィンがロックダウンになるというニュースに驚いた先週(大学のキャンパス内の大きなテレビ)

 ちょうど1年前の記事。これと比べれば、今は100倍良い。スクホリくらいで文句言っちゃいけないな、と思った。過去の悪いことはすぐに忘れてしまう癖がある。

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指導教官とのミーティング、2年目の冬休み

今日は隔週の指導教官との進捗ミーティング。ミーティング後は頭が疲れていてクールダウンしたいこともあり、ブログを書く。タイトルを書いていたら、ちょうど1年前に同じようなタイトルのブログを書いたようだ。

 

fourty.hatenablog.com

 

1年前の今頃は、コロナ第1波と第2波の間にいて、この直後に長い長い2回目のロックダウンが始まる頃。この頃のブログ記事を読み直すと、当時の辛い気持ちがよみがえってくる。研究は全然辛くない。どんどん悪くなる感染状況と先が見えないロックダウンの生活が本当に辛かった。結局、昨年は7月初から10月末までの4か月、厳しい生活を強いられていた。オーストラリアにいる間中、ずっと自宅軟禁生活なんじゃないか、何か月もずっと家にいて、子供たちもまともな教育を受けられないのなら、コロナが蔓延していても規制がゆるゆるの日本に帰った方が良いのではないか、と思ったりもしていた。

 

指導教官は90代のお父さんがNSW州に住んでいて、病気療養中。2週間前に会いに行く予定だったけど、Vic州のロックダウンでキャンセル。Vic州のロックダウンが終わったと思ったら、今度はNSW州がロックダウンに。一応フライトは7月末に再予約したらしい。あまり容体が良くないらしく、少しでも時間があればNSWに行っている。

 

ミーティングでは先週送付した結果分析の章の最初のセクションについてレビュー。アドバイスを色々もらって参考になった。今もガリガリとWritingを進めている。分析の章は書くのが面白い。今までの中で一番面白いかもしれない。悩みながらも楽しんでやれている。ミーティングでは年末までのざっくりスケジュールも相談。調査対象の見直しをした方が良いかも、というアドバイスあり。結果的に、日本とオーストラリアの比較研究になりそうだ。PhDももうすぐ折り返し地点というところで、だんだん現実路線になってくる。

 

今日は朝冷え込んだが天気は快晴!家を出るときは4度だった。東京の冬みたい。

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快晴だったけど予報では霧

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気持ちが良かったので、少し遠回りだけど自転車道を通って通学。電線ばかりの景色

大学もホリデー中なので、図書館はガラガラ。指導教官とは相変わらずZoomミーティングなので、図書館のディスカッションルームを予約した。人が全然いなくて学期中と全く違う場所のようだ。

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20代の学生がキャンパスから消えた冬休み。図書館の個室がこんなに空いているなんて!

子供たちは今日は1日学童の予定。私は時間をお金で買っている。でも昨年と違って、色々と遊べる冬休み。昨日の日曜日は長男が友達の誕生日パーティーに誘われた。会場はボーリング場。ボーリングとレーザーの銃で撃ちあう遊びとゲーセンのセット。小5男子にはめちゃくちゃ魅力的な組み合わせだった模様。でもこの誕生日パーティだって、実は3週間前に予定していたのが、ロックダウンで延期になってやっと開催できた。開催できてよかった。昨年はほとんどの子供が誕生日パーティをできていなかったと思うから…。

 

長男がパーティーに行っている間、次男と少し離れた公園に遊びに行った。天気が良くてポカポカ。遊具で遊んだ後、近場のアイスクリーム屋さんでジェラートを食べた。これがとても美味しくて、休日らしい気分で嬉しくなった。

 

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公園で誕生日パーティをしている人たちもいた

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住宅街におしゃれカフェ&アイスクリーム屋を発見

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20種類の中から好きな味を選ぶ

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外の席でいただく。次男はマンゴー、私と夫はパッションフルーツとピスタチオをシェア

 

そういえば、気づいたら大学キャンパス内の診療所でコロナのワクチンを打てるようになったようだ。でも現状アストラゼネカのみ(今は対象が60代以上になるのかな?)。そのうちファイザーも打てるようになれば、私は大学で打てて楽なのにな。コロナの封じ込め政策をしているオーストラリアでは、ワクチンが出回らないと日常が戻らない。予期せぬロックダウンが何度も起きるのは勘弁してほしいので、自分にできることとしてワクチンの接種は早めにしたい(今は40代の予約は一旦停止になってしまった)。そういえば、日本の実家に住む70代の両親は1回目を接種済み。今のところ副反応は無しとのこと。休職中の会社でも従業員、家族、取引先などを合計数万人を対象とした職域接種が先週から始まったらしく、ここにきて出遅れ感がある私(というかオーストラリア)。

オーストラリアの小学校 通知表と面談

先週で小学校のTerm2が無事に終了。オーストラリアの小学校は4つの学期に分かれていて、Term1とTerm2が上期の扱い。日本で言う「通知表」、オーストラリアではStudent Reportが学校から送られてきた。日本だと学期の最後の日に先生から生徒が手渡しでもらうが、こちらは学期の最後の週に学校から親にPDFデータで送る仕組みのようだ(Victoria州の公立小学校の場合)。そして、その翌日に先生との1対1の面談。

 

昨年はコロナのせいであらゆることがイレギュラーで、通知表の見方もよくわからなかった。学校だって上期、下期それぞれ半分ずつくらいしか行けていない。レポートも適当な感じだった(ロックダウン中でもホームラーニングを頑張りました、みたいな感じで)。でも今回はTerm1とTerm2でそれぞれロックダウン3回目と4回目を経験したが、学校に行けなかったのはトータル3週間くらい。昨年と比べたらずいぶん改善した。

 

レポートでは教科ごとにあるべきレベルが記されていて、自分の子供がどのあたりにいるかがその上にプロットされている。それとは別に態度が5段階で評価されているのと、先生からのコメント。日本の通知表は学習の習熟度がメインで、先生からのコメントは2~3行だったが、こちらは先生ががっつりとコメントを書いてくれていて、これを読む方が子供の学習の様子がよくわかる。日本が定量的評価だとすると、こちらは定性的な評価。

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ちなみに英語が母国語ではない子供の英語の評価はネイティブの子とは別の評価軸で行われる(English as Additional Language:EALというらしい)。

 

その他に(おそらく)英語が母国語ではない生徒向けに個別教育計画(Individual Education Plan:IEP)というのを作ってくれていて、大体Student Reportと同じことが書かれているが、英語の習熟度や今後のサポート体制についてより詳しく書いてくれている。

 

Student Reportの内容について、5年生の長男は見事に英語と日本語の評価がミラーのようになっていた。英語は習熟度が低い一方で、一生懸命取り組んでいて、昨年と比べて上達してきているということが評価されていた。日本語は習熟レベルが飛びぬけて良い一方(母国語なので当たり前だが)、授業中に先生の話を聞いていなかったり友達と話していることなど態度を注意されていた。長男にとって、英語は難しすぎて、日本語は簡単すぎるので、ある意味仕方がないが、日本語の授業をまじめに受けていない点はもちろん家で注意。

 

1年生の次男のレポートは結構面白い。IEPの冒頭、

N(次男の名前) is a happy boy. He enjoys coming to school and engaging in learning activities.

 と書かれていた。これを見て、私もハッピーになった。学校で楽しくやっていることがわかるのが一番うれしい。あと、次男の英語と日本語の評価は、長男と比べて凸凹が小さい。英語は母国語ではないレベルとしてまずまず、日本語は望ましいレベルよりも上。Prepから1年生くらいだと、現地の子もアルファベットの読み書きを習うレベルだし、あまり差が出にくいのだと思った。この年齢でバイリンガルスクールに入って、子供が一生懸命やれば、親が日本人同士だったり、オーストラリア人同士であっても、子供はそこそこバランスよく2つの言語を習得できそうな気もする。

 

こういうレポートを読み込んだうえで、先生と10分~15分程度面談。このご時世なので面談はもちろん100%オンラインもしくは電話。指定されたサイトで先生の時間を予約し、WebExをつないで面談する。システマティックでなんか仕事みたいな変な感じ。面談時には、先生の方から一通りコメントをもらった後、何か聞きたいことや伝えたいことがあれば伝える。

 

1年生の次男の方は、カリキュラム上も日英半々なので、日本人の先生とオーストラリア人の先生が一緒に出てきて話をしてくれた(それぞれ日本語と英語で)。こちらから話すことは特にないが、とりあえず適当に何か話した方が良さそうなので、3月生まれの次男がうまくやれているかどうかを聞いたのと、最近英語の授業でも手を上げて発言するようになったという点について、親として嬉しく思うという感想を伝えた。でもこれを日本語で言うべきか、英語で言うべきか一瞬迷い、英語で話した。当たり前だが、日本人の先生は英語がわかるけど、オーストラリア人の先生は日本語がわからないので、自分は英語が達者ではないが、場の共通言語である英語で話すべきだろうという判断。

 

5年生になると、日本語の比率が減り、英語が2/3になるので担任の先生もオーストラリア人が1人になる。しかも長男の担任は50代のオージーの男の先生でめっちゃ早口。高学年向けの先生だな、という感じだった。私は先生のオージーイングリッシュを聞き取るのになぜか緊張。その後、長男の英語の学習についていくつかコメントや質問した。先生からは「自宅では英語で話していないですか?」と聞かれた。今更そこ?となったけど、家族全員日本人なので、家ではいつも日本語だし、友達も日本語ができる子が多いことを伝えた(ちなみに、決して家で英語を使いなさい、という意味で聞かれたわけではない)。

 

わざわざ伝える必要もないことだけど、面談の機会があれば、こういう普段の状況についても先生に知ってもらえるので、これはこれで良い機会かな、と思った。私の英語のたどたどしさを聞けば、長男の英語の習熟スピードが遅いことも理解してもらえるようにも思う(私から見れば長男は結構頑張ってやっていると思うが)。私たちと同じような時期に日本から来た子でも、親の片方がオーストラリア人で家では英語を話す環境を作れているケースもある。昨年の担任の先生からは、そういう子供と長男を比較して、同じ時期に日本から来た別の子は英語が上達しているのに、長男はあまり上達していない。長男のやる気がないのではないか、というようなことも言われたりした。熱心な先生だったけど、一人ひとり状況が違う子供を比べるのはどうなのか、と少し疑問に思ったこともあった。

 

あとは、レポートとフィードバック面談が同じ時期にあるのは良いシステムだと感じた。また、日本の通知表よりも先生のコメントがいろいろなところにたくさん書かれているので、親にとっても子供の様子がよく分かって参考になる(というか、それを伝えるためのレポートなんだろうと思う)。

 

来たばかりの時に書いた記事はこちら。今はどれも自然に感じているので、最初の驚きを記録しておくと後で読み返してみたときに面白い。

 

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最近の出来事、冬のメルボルン

前回のブログから間が空いてしまった。日々色々なことが起きているけど、なんとなくブログを書く気が起きず少しばかり放置。前回記事からのアップデートとしては、メルボルンのコロナ感染者は順調に減ってきて、ここ最近は新規感染がゼロもしくは1人といった感じ。ロックダウンの規制も段階的に緩和されている。新規感染者は感染ルートが特定できていて、予防的に隔離を強いられている人達から発見されているので、その他の何百万人というビクトリア州民は比較的自由に生活することができている。

 

とはいえ、ロックダウンの後遺症なのか、私はなんとなくやる気が起きない日々を過ごしていた。ロックダウン中は子供の学習をみないといけないということ、今回のロックダウンは短いということが分かっていたことから、その間はあえて自分の研究の計画は立てないで成り行き任せにしておいた。このやり方が精神衛生上良くなかったのか、良かったのか、よくわからないが、とにかく研究上はぼちぼちの進捗。そんな中、昨日と一昨日は日本で開催された学会にオンラインで参加(聴講のみ)。学生は2日間の参加費用千円という激安価格だった。

 

上記の学会とは別に、日本にいるときからプライベートで(※業務時間外に)参加している研究会で知り合った大学の先生から、来月講演を依頼された。その先生のゼミ生向けらしい。どういう立場で話せばよいのか質問したところ、現在の研究内容+働いていた企業事例(自分がやっていた業務)を7割、キャリアの話を3割ということだった。トータル1時間の講演で、ありがたいことに謝金もいただける。せっかく声をかけてもらえたから、引き受けることにした。先週はその講演の骨子を組み立てていた。会社で勤めていた時に、企業事例を話してほしいということで大学から呼ばれて学生の前で講義することは何度かあったが、自分の研究内容を学生の前で話すのは初めて。学会の発表じゃないし、テーマ自体についての理解を深めてもらう方が重要な気がするので、今まで作ってきた資料とは少し違うトーンになる。

 

ロックダウン規制の緩和により小学校が再開したので、先週火曜日には2週間ぶりに大学に登校した。隣に座るバングラディシュからの留学生が奨学金を取得できたお祝いに、私から誘ってランチをごちそうしたのだが、その時にいろいろな話を聞いて疲れてしまった。彼女は私と話ができて良かったと言ってくれたが、私は人間の負の側面?のストーリーをたっぷりと浴びて暗い気持ちになった。私は普段、なるべく人の良い面を探してそこに注目するようにしている。コインの裏表じゃないけど、人間の良い面と悪い面は表裏一体と考えている。どうせ表裏一体ならば、なるべく良い面を見るようにしたいと思って、日々生活しているが、たまに避けられないことがある。ちょっとした愚痴や笑い飛ばせるくらいの軽口ならば全然問題ないが、あまりにドロドロした話は聞きたくないと改めて思った。

 

そんなことがあり、また天気も寒くて雨ということで、先週水曜日から金曜日はロックダウンが終わったにも関わらず自宅で作業をしていた。夫婦それぞれ別の部屋で仕事をして、昼食を一緒に食べるという生活。ちなみに夫はコロナ関係なく、日本にいるときもオーストラリアに来てからもWork from homeで、これを10年以上続けている。私は落ち込んだ気分を立て直したくて、木曜日のランチタイムに夫に提案し、隣町の日本食屋までドライブして好物のカツ丼を食べに行った。そうしたら、夫が頼んだ海鮮丼ためちゃくちゃ美味しくて感動。カツ丼がかすんで見えてしまった。。

 

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美味しいお刺身がたくさん載っていた海鮮丼(22ドル)

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好物のカツ丼(11ドル)

週末に向けて天気も良くなった。メルボルンの冬が思ったよりも寒いから(今朝は起きたら3度だった)、先週は防寒着を買い足した。車で15分くらいのところにあるアウトレットのアウトドア用品店でダウンジャケットが60%オフになっていた。色も形もすべて好みだったので買い!定価は400ドル近くするが、150ドルで購入。軽くて暖かくて最高。自転車通学の必須アイテム。ちなみにMacpacというニュージーランドのアウトドアブランド。オンラインだと半額のようだけどアウトレットはさらに安く売っていた。

 

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色がきれいで形もおしゃれ、機能的なダウン(HPから)

Macpac Women's Ascend Hooded Down Jacket | Macpac

 

ロックダウン規制の緩和に伴い、大人2人(プラスその子供)まで家に招いて良いことになった。土曜日の夜、長男を通じて知り合ったファミリーが自宅に招待してくれた。オーストラリア人の旦那さんが寒い中、庭のバーベキュー設備を使ってお肉をたくさん焼いてくれた。私はアデレード旅行の途中で買った赤ワインを持参した。たくさんの食事でおもてなししてくれて楽しかった。

 

昨日、日曜日の午後は長男が別の友達を家に招いた。私は学会への参加が終わり次第、急いでケーキを焼いた(オンラインでの参加は便利すぎる)。子供たちは公園で遊んだ後、家でゲーム。やっぱり子供は友達と遊ぶのが一番楽しい。大人も楽。ロックダウンになると学校にも行けず、友達とも遊べないのが辛い。今はほぼ日常生活が戻ってきたので、私もちゃんと計画を立てて研究を進めるつもり。

 

といっても来週から子供の小学校は冬休み…。小学校がホリデーでも私も夫も休むわけにはいかないから、学童に申し込んだ。1人1日預けると80ドル~100ドルくらい(アクティビティによって異なる)、2人だと当然2倍なので1日200ドル弱…。私が大学からもらっている(なけなしの?)Stipendなんて軽く吹き飛んでしまう。とりあえず4日間学童、4日間サッカーのホリデープログラム(こちらは良心的な価格設定でトータル300ドルくらいかな)に申し込んだ。控えめにしても冬休みの子供預け費用だけで10万円くらい使ってしまう…。学校に無料で通わせてもらえてるので、休みの時に支払うくらいは仕方ないと思っているけど、やっぱり高い(ちなみに高いのは私たちが外国人だからであって、現地の人は補助制度が適用される)。でも冬休みに入る前にロックダウン規制が緩和されて本当によかった。このまま収まってくれることを祈る。

 

寒い寒いと言っているが、冬は悪いことばかりでもない。今住んでいる家を借りたいと思った理由の一つは、庭にいろいろな植物が植えられていること。この家で迎える初めての冬。花が咲いたり、葉っぱが落ちたり、季節を楽しんでいる。東京の都心に住む前は、多摩地区に中古の一軒家を買って住んでいた。その家を買った最大の理由は、家の裏が保存林だったこと(窓から見える景色が軽井沢みたいだねとよく言われた)。今、庭の木々の変化を見て、その時のことを思い出し、ちょっと懐かしいような気持ちになっている。

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庭の椿の花がきれいに咲いていて、冬を感じさせる

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椿の花は花ごと、ぼとっと下に落ちる

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落葉樹であるアプリコットの木は、葉が落ちてすっきりした。春に新芽が出て、初夏に実がなるのが今から楽しみ