40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

新しい生活リズムを組み立て中

オーストラリアでは先週半ばからステージ2のロックダウンが実行され、ステージ1で閉鎖されたレストランやカフェに加えて、遊園地や博物館、図書館、ネイルやマッサージなど、生活に必要不可欠ではないとされる施設も閉鎖。全土では学校は閉鎖の措置になってはいないが、私が住むVictoria州では州の独自政策として、火曜日から休校が始まった。この状況の中で新しい生活の組み立てをしている。

 

2か月半前にオーストラリアに来て、新生活を始めたことから比較すると、今回の生活上の変化は、今のところはまだ大きくはない。こちらに来て1か月で住むところが見つかり、生活スタイルができ、子供も小学校に慣れてきて、私も1日8時間の作業時間を確保することが可能になった。これがこの度のロックダウンでどう変化したのか。

 

住むところ:1年契約なのでこのまま住める

生活スタイル:スーパーは営業しているので食糧や日用品の調達には困らないが、週末に遊びに行く場所がなくなった

小学校:先週火曜日から休校、今週から2週間はもともと秋休み予定、その後どうなるかは不明

大学:閉鎖されていないが授業やイベントはすべてオンライン化、スタッフも自宅作業が推奨されている

 

ということで、ここ数日、小学校が休みになってしまったことが生活へのインパクトが最も大きかった。夫と2人で午前午後でシフトを組んで、フルタイムではないもののなるべく時間を確保できるように進めている。私は朝型なので、いつもより早めに(子供のランチを作らなくていい分、時間が早められる)、8時過ぎから作業開始、12時過ぎまで4時間を使う。今のところ、大学の作業スペースを使うことが認められている(大学の図書館も時間短縮して開館中)。その後、昼食をとり13時に夫とバトンタッチ。午後は夫が仕事、私が子供たちをみる。午前中の4時間の作業に加えて、早朝1時間と夕方もしくは夜に1時間程度、可能な限り確保して、何とか1日5~6時間を作業に充てられるようにしている。

 

これは何かに似ているな、と思ったら、仕事をしていて子供が病気になった時のスタイル。コロナによるロックダウンはある程度予想できたが、子供の病気は急に来る。パンパンに詰まったスケジューラーとにらめっこして、延期できるもの、Web会議でできるもの、人にお願いするしかないもの、自分が物理的に出社しないといけないものに層別し、物理的に出社が必要な予定を午前中に固めるなど、社内外の関係者に連絡して調整。そして夫と午前午後で分担しあいながら、1週間くらいイレギュラーな体制で踏ん張る。子供が病気の時、イレギュラーなのは自分だけで周りは通常営業なので、迷惑かけてすみません、という形で肩身が狭くなるが、今回はコロナの影響を受けていない人はいない。皆多かれ少なかれ、日常生活の変更を強いられている分、また今は会社員ではなく博士課程の学生として黙々と作業しているだけな分、子供が病気になって仕事の変更を余儀なくされるときと比べて肩身の狭さは感じない。どちらかというと、こういうのには慣れている方かもしれない。わからないのはどれくらいの期間続くのか。

 

また違うのは、行動の制限による多少の不便はあるが、ありがたいことに今のところ家族が皆健康であること。家にいれば良いだけで、よく考えるとそんなに難しいことをしろと言われているわけではない。医療従事者や警察、スーパーの従業員など仕事を休めない人、人との接触を避けられない人、そしてコロナウィルスに感染してしまった人やその家族と比べたら、自分の状況はかなりお気楽なもんだ。今一番恐れているのは、自分や家族が実際にコロナウィルスにかかったり、また別の病気にかかり(当たり前だがコロナウィルスの台頭でガンや脳梗塞の心配がなくなるなどということはない)、身動きがとれなくなること。普段と違い、この状況だと簡単に会いに行けないので、特に日本にいる両親のことは心配になる。

 

子供たちの話に戻って、先週はまだ秋休み中ではないので、1日4時間くらいは自宅学習させたい。長男(小4)は学校から供与されているアプリで算数の勉強ができるようになっている。正答率やタイムでクラスの中で自分が何位か、トップ5が誰かわかるようなインセンティブもあり、英語のハンデがあるもののゲーム感覚で楽しみながら進めている。また、ベネッセのチャレンジタッチをこちらでも継続しているので、教材にはそこそこ困らない。画面を見る時間が長くなってしまう点が気がかりではある。内容にプラスしたいのは課題となっている英語の読み書き。日本で2か月だけ通っていたGabaの教材の続きをやったりしている。あとは興味がある内容の本を買って、少しでも英語を読めるようにしたいところ…

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次男(年長)は、小学校でもまだ大した「勉強」はしていないけど、机に座って色塗りの作業をしたり、アルファベットを覚えたり、数字を書く練習をしている。まだ営業している大学の本屋で1冊だけあった子供のワークブックを購入した。たまたま公文の出しているものだった。シールを貼りながら数字を覚えるワークブックで、楽しくできたよう。でも15ドルもして高かった。その後、K martでもっと安いワークブックを発見して、今はそれをやっている。

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あとは、大学の図書館に日本のDVDがたくさんあるので、暇つぶし用にジブリのDVDを1日1枚借り始めた。「紅の豚」「借りぐらしのアリエッティ」「平成狸合戦ぽんぽこ」など。子供がDVDを観ている間は、自分の作業をするチャンスなのに、ついつい気になって観てしまうのが難点(しばらく観ていなかったけど、ジブリはやっぱり面白い)。大学の図書館には子供用の日本語の本もたくさんあるので、毎日借りている。ありがたい。普段の7割掛けくらいの作業量になってしまうが、この状況が一定期間続くことを想定し、応じた生活リズムを組み立てることが必要だな、と感じた。その際、無いものや出来なくなったことよりも、今あるものや出来ることに注目することが、現実的にも精神的にも大事。オーストラリア政府はロックダウンがステージ3に進む可能性もちらつかせている。日々状況が変わるので注意しながら生活していく。

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大学の図書館に結構いろんな本があって助かる