40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

大晦日にメルボルンシティ散策

 

昨日は2020年の大晦日だった。残念なことにメルボルンでは61日ぶりにコロナの市中感染が発覚。シドニー(NSW州)からの旅行者から拡がったようだ。すでに感染者が8人出ているらしいので、しばらく続くだろう。最後の日までコロナのニュースを気にするなんて、ある意味2020年らしい。

 

私の予定は年越しをシティのホテルでするというもの。ステイケーションという言葉があるらしい。本来なら大晦日にはシティで花火が打ち上げられるけど、流石に今年は無し。ただ単に値上げしたホテルに泊まることになったが、普通に過ごしたくなかったので、自分の小遣いを使って意地でも家族旅行。シティまでは電車で行った。およそ30分で到着。

 

今回はホテル以外どこにも行かなくて良いかと思ったけど、夫の案でQueen Victoria Marketに。後ろに見えるのは高層ビル群(お洒落なメルボルンにしては趣味の悪い高層ビルばかり)。手前の倉庫みたいになっているあたりで昼食。なんてことないピザとめちゃくちゃ美味しいコーヒー。焙煎機を置いているカフェでいりたての豆?でロングブラック。香ばしくて久々に美味しいコーヒーを飲んだ。

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そのあと、マーケットの中を歩く。巨大なマーケットは2つのゾーンに分かれていて、この辺は土産物と野菜のゾーン。気取ったところは全くなく、どこかのアジアの街のよう。海外観光客向けの土産物屋が沢山。このご時世、よく潰れないでやっている。客はほとんどいない。この辺りは20年前に一度来たが、全然変わっていない気がする。Melbourneというロゴと街の風景が描かれたスタビーホルダー(冷えたビールがぬるくならないようにするもの)を2.5ドルで購入。

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その後、もう一つのゾーンに。こちらは肉屋、魚屋、チーズやハム、乾物などの加工品のゾーン。肉屋周辺は匂いがきついので通り過ぎて加工品のゾーンに。ヨーロッパ系の移民の子孫たちが出しているチーズやサラミの店は見ているだけで面白い。

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メルボルンで有名なマーケットレーンコーヒーがあったので、今度はフラットホワイトを購入。これも美味しかった。コーヒーカップに名前を書いてもらって呼び出されるスタイル。コーヒーをもらう時、お兄さんからウィンクされた。こっちの人は挨拶の代わりによくウィンクする。

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その後、お菓子屋でチョコレートを買ってあげたので、子供たちが喜んだ。マーケット、今回全体を回ってみて結構好きになった。こんな風に古い建物を利用したカフェもある。ポストオフィスって残したままのところが素敵。勘違いして入る人は流石にいなさそう。調べたらクイーンビクトリアマーケットは19世紀後半からあるそう。この郵便局の建物も古いんだろうな。

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晦日だけどメリークリスマス。12月中はクリスマスの装飾はそのまま。うちのツリーもまだ片付けていない。

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マーケットの前から無料のトラムに乗ってホテルまで。プールがあって一部屋で4人寝られるという理由でシェラトン。子供たちは水着に着替えて早速プールで遊ぶ。同じように近くから来ている風の家族連れが何組かいた。大人は着替えないでプールサイドで見守っている。

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プールの外のバーが営業していたので、一杯だけ飲んだ。ホテルのバーとは言え、外だし気取ったところはない。バーを目当てに来ているメルボニアンも数組いた。カジュアルにおめかししている。

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部屋で休憩してから夕食に。ホテルの近くにある目をつけていた回転寿司屋さんがクローズしていた。ホテルの下にある日本料理にしようかと思ったけど、4人で食べると宿泊代と同じくらいしそうだったのでやめた。シティの中心まで歩いてカジュアルに飲茶。結局中華で年を締めてしまった。せめてビールだけはアサヒスーパードライ

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安くて美味しい店で、結果的に大満足。デザートまで食べてお腹いっぱいで85ドル。4人で6千円ちょっとだからお得感がある。長男は私よりも沢山食べるからね。

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歩いてホテルまで戻るときに州議事堂の前を通った。大晦日にウェディングの写真撮影をしてた。いつのまにか青空。夜8時前でこの明るさ。

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シティは前に来た時より活気があり、多くの飲食店がテラス席を用意して、メルボニアンたちが年末の食事を楽しんでいた。今年は約半年にわたるロックダウンで散々な目にあったメルボルンの人たちも、最後の日にレストランやバーで楽しむことができて良かった。大晦日にコロナのニュースが出てきてしまってガッカリだが、旅行や外食ができるようになったことの有り難みをかみしめて年を締めくくった。

 

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