40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

オーストラリアの小学校 通知表と面談

先週で小学校のTerm2が無事に終了。オーストラリアの小学校は4つの学期に分かれていて、Term1とTerm2が上期の扱い。日本で言う「通知表」、オーストラリアではStudent Reportが学校から送られてきた。日本だと学期の最後の日に先生から生徒が手渡しでもらうが、こちらは学期の最後の週に学校から親にPDFデータで送る仕組みのようだ(Victoria州の公立小学校の場合)。そして、その翌日に先生との1対1の面談。

 

昨年はコロナのせいであらゆることがイレギュラーで、通知表の見方もよくわからなかった。学校だって上期、下期それぞれ半分ずつくらいしか行けていない。レポートも適当な感じだった(ロックダウン中でもホームラーニングを頑張りました、みたいな感じで)。でも今回はTerm1とTerm2でそれぞれロックダウン3回目と4回目を経験したが、学校に行けなかったのはトータル3週間くらい。昨年と比べたらずいぶん改善した。

 

レポートでは教科ごとにあるべきレベルが記されていて、自分の子供がどのあたりにいるかがその上にプロットされている。それとは別に態度が5段階で評価されているのと、先生からのコメント。日本の通知表は学習の習熟度がメインで、先生からのコメントは2~3行だったが、こちらは先生ががっつりとコメントを書いてくれていて、これを読む方が子供の学習の様子がよくわかる。日本が定量的評価だとすると、こちらは定性的な評価。

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ちなみに英語が母国語ではない子供の英語の評価はネイティブの子とは別の評価軸で行われる(English as Additional Language:EALというらしい)。

 

その他に(おそらく)英語が母国語ではない生徒向けに個別教育計画(Individual Education Plan:IEP)というのを作ってくれていて、大体Student Reportと同じことが書かれているが、英語の習熟度や今後のサポート体制についてより詳しく書いてくれている。

 

Student Reportの内容について、5年生の長男は見事に英語と日本語の評価がミラーのようになっていた。英語は習熟度が低い一方で、一生懸命取り組んでいて、昨年と比べて上達してきているということが評価されていた。日本語は習熟レベルが飛びぬけて良い一方(母国語なので当たり前だが)、授業中に先生の話を聞いていなかったり友達と話していることなど態度を注意されていた。長男にとって、英語は難しすぎて、日本語は簡単すぎるので、ある意味仕方がないが、日本語の授業をまじめに受けていない点はもちろん家で注意。

 

1年生の次男のレポートは結構面白い。IEPの冒頭、

N(次男の名前) is a happy boy. He enjoys coming to school and engaging in learning activities.

 と書かれていた。これを見て、私もハッピーになった。学校で楽しくやっていることがわかるのが一番うれしい。あと、次男の英語と日本語の評価は、長男と比べて凸凹が小さい。英語は母国語ではないレベルとしてまずまず、日本語は望ましいレベルよりも上。Prepから1年生くらいだと、現地の子もアルファベットの読み書きを習うレベルだし、あまり差が出にくいのだと思った。この年齢でバイリンガルスクールに入って、子供が一生懸命やれば、親が日本人同士だったり、オーストラリア人同士であっても、子供はそこそこバランスよく2つの言語を習得できそうな気もする。

 

こういうレポートを読み込んだうえで、先生と10分~15分程度面談。このご時世なので面談はもちろん100%オンラインもしくは電話。指定されたサイトで先生の時間を予約し、WebExをつないで面談する。システマティックでなんか仕事みたいな変な感じ。面談時には、先生の方から一通りコメントをもらった後、何か聞きたいことや伝えたいことがあれば伝える。

 

1年生の次男の方は、カリキュラム上も日英半々なので、日本人の先生とオーストラリア人の先生が一緒に出てきて話をしてくれた(それぞれ日本語と英語で)。こちらから話すことは特にないが、とりあえず適当に何か話した方が良さそうなので、3月生まれの次男がうまくやれているかどうかを聞いたのと、最近英語の授業でも手を上げて発言するようになったという点について、親として嬉しく思うという感想を伝えた。でもこれを日本語で言うべきか、英語で言うべきか一瞬迷い、英語で話した。当たり前だが、日本人の先生は英語がわかるけど、オーストラリア人の先生は日本語がわからないので、自分は英語が達者ではないが、場の共通言語である英語で話すべきだろうという判断。

 

5年生になると、日本語の比率が減り、英語が2/3になるので担任の先生もオーストラリア人が1人になる。しかも長男の担任は50代のオージーの男の先生でめっちゃ早口。高学年向けの先生だな、という感じだった。私は先生のオージーイングリッシュを聞き取るのになぜか緊張。その後、長男の英語の学習についていくつかコメントや質問した。先生からは「自宅では英語で話していないですか?」と聞かれた。今更そこ?となったけど、家族全員日本人なので、家ではいつも日本語だし、友達も日本語ができる子が多いことを伝えた(ちなみに、決して家で英語を使いなさい、という意味で聞かれたわけではない)。

 

わざわざ伝える必要もないことだけど、面談の機会があれば、こういう普段の状況についても先生に知ってもらえるので、これはこれで良い機会かな、と思った。私の英語のたどたどしさを聞けば、長男の英語の習熟スピードが遅いことも理解してもらえるようにも思う(私から見れば長男は結構頑張ってやっていると思うが)。私たちと同じような時期に日本から来た子でも、親の片方がオーストラリア人で家では英語を話す環境を作れているケースもある。昨年の担任の先生からは、そういう子供と長男を比較して、同じ時期に日本から来た別の子は英語が上達しているのに、長男はあまり上達していない。長男のやる気がないのではないか、というようなことも言われたりした。熱心な先生だったけど、一人ひとり状況が違う子供を比べるのはどうなのか、と少し疑問に思ったこともあった。

 

あとは、レポートとフィードバック面談が同じ時期にあるのは良いシステムだと感じた。また、日本の通知表よりも先生のコメントがいろいろなところにたくさん書かれているので、親にとっても子供の様子がよく分かって参考になる(というか、それを伝えるためのレポートなんだろうと思う)。

 

来たばかりの時に書いた記事はこちら。今はどれも自然に感じているので、最初の驚きを記録しておくと後で読み返してみたときに面白い。

 

fourty.hatenablog.com