昨日の土曜日は長男が友達の誕生日会に参加する予定があったので、長男を送った後、その子の自宅の近くにあるマーケットに夫と次男の3人で行くことにした。うちからは少し遠いけど、その友達の家からはすぐ近くのDandenong market。メルボルンにはいくつもマーケットがあって、おそらく一番有名なのはCityにあってガイドブックにも載っているQueen Victoria Market(QVM)。それ以外にもメルボルンでは、South Melbourne MarketやPrahran Marketが有名。
私が行ったことがあるのはQueen Victoria MarketとSouth Melbourne Market。QVMは以前の記事に書いたけど、South Melbourne Marketのことは書いていなかったような気がする。
South Melbourne Marketの様子はバイリンガールの動画で紹介されているのでリンクを貼ってみた(と言ってもマーケット全体ではなくてペットフード屋さんの紹介)。この動画以外にもQVMの紹介動画もあった。
マーケットに行くと、オーストラリアが多民族国家であることが一目でわかる。色々な言葉を話し、肌の色が違う人達がお店に立ち、客も様々なアクセントで英語を話す。文字通り世界中の民族が集まっているような雰囲気を感じられる。歩いていると、ここはどこなんだろう、と思う。マーケットの歴史は結構古いところが多く、私が今回行ったDandenong marketは1866年からやっているのだそう。150年以上の歴史。当然スーパーマーケットが現れる前からある。
マーケットでは新鮮な食材が安く手に入るので、家からもっと近ければ(徒歩で行けるくらいなら)、毎週にでも行きたいところ。Dandenong marketはQVMやSouth Melbourne Marketよりと比べて郊外にあるため、おしゃれ度がぐんと落ちる代わりに価格もかなり安い。野菜はスーパーの半額もしくはそれ以下。肉は見ていないけど、シーフードも街の魚屋よりも安い。アジア系の人が多いと思いきや、意外とムスリムの人が多い印象。ヒジャブを身につけた人達が店員をしていたりする。
食材が手に入るだけでなく、フードコートの食べ物も安くて美味しい。今回は時間が昼どきだったので、どちらかと言うと食べ歩きが目当て。
まずは魚屋で生ガキを半ダース購入。ちなみに魚屋はフードコートエリアではなくて、普通に肉や魚が売っているゾーンにある。タスマニア産、6つで8ドル弱(約650円)と格安。ただし調味料などはついてこない。夫があらかじめ自宅からレモンと塩を持参。私は実は牡蠣アレルギーで食べることができない。
私は今回は初めてスリランカフードをトライしてみた。
スリランカフードはアタリだった。インド料理よりもあっさりして食べやすいように思った。お店で一番高いメニューを注文。1.5人前くらいの量で14ドル(1100円くらい)。大皿をもって席まで歩いて戻ったら、隣で食べていたオージーの奥さんに「わー、それ美味しそう!」と言われた。量も味も大満足のランチ。次男はカレーが食べられないので、アメリカンドックを購入(写真撮り忘れ)。
甘いものが好きな次男にデザートに綿菓子が欲しいとねだられた。私は子供の頃は綿菓子なんて絶対に買ってもらえなかったけど(虫歯になるという理由で)、自分の子供に買ってあげる。マーケットはお祭りみたいな特別な場所だから。今のところ虫歯もないし。
スイーツ好きの夫は綿菓子では足りなくて、オランダのパンケーキ屋さんでデザートを購入。屋台でタコ焼き機みたいなのでひとつづつひっくり返して焼いていた。本当に作業だけ見るとタコ焼き屋さんに似ている。
ポファチェスという名前らしい。
見た目ほど甘くもなく、一つ一つが小さくてシェアするのにはちょうど良い。ついでにコーヒーを買って大満足。
帰りに再び魚屋に寄って、魚屋手作りのシーフードミックス(大小2種類のエビ、イカ、牡蠣、魚の切れ端など)を購入。本当は刺身用のサーモンを買うつもりだったけど、シーフードミックスを買う人が多かったのでつられて買ってみた。夕食はシーフードカレーに。玉ねぎとマッシュルームをバターで炒めた後にシーフード投入。あとは普通のカレーの作り方。子供たちはお肉のカレーよりおいしいと言っていた。シーフードの出汁がたくさん出て、ぜいたくなカレー。週末にマーケットに行くと、一石何鳥もの楽しみ方ができる。