今日の州知事の会見で、メルボルンはステージ4のロックダウンに入ることが発表された。状況は全然良くならない。7月7日からロックダウンが再開されて3週間以上たっているのに、新規感染者は増える一方。ステージ4のロックダウンでは、行動範囲が自宅から5km以内に制限、買い物は1家庭で1人だけ、夜8時から朝5時まで外出禁止などが追加されるらしいが、自分にとってはステージ3とあまり変わらないようだ。ロックダウンが始まってから5km以上移動することはなかったし、買い物はいつも1人で行くし、こちらに来てから夜8時から朝5時に外出したことなんてない。
ここ1週間くらい天気が良かったせいか、落ち込んでいた気分もだいぶ上向いてきた。今日は8月2日でオーストラリアは真冬なのに、日中の気温が17度もあってポカポカと小春日和のようだった。この日光を最大限に味わおうと、庭にアウトドア用の椅子を出して、久しぶりに紙の本を読んでいた。そうしたら、木の塀を1枚隔てたお隣さん(仲良しになったイラン人ファミリー)は庭でバーベキューしていた。向こうの方が一枚上手だ。うちもBBQセット買わないと。私ももっと楽しむぞ、ということで、真昼間だったけど、飲みかけの白ワインのボトルを冷蔵庫から出してグラスに注いで庭で飲んだ。
少し前にも食事関係の記事を書いたが、ロックダウン中は本当にやれることが制限される。美味しい食事をいただく、というのが毎日の最大の楽しみになりつつある。料理に手間をかけるのは好きではないけど、週末は時間があるので最近は毎週末、近所の魚屋に通ってシーフードを手に入れている。何回か続けてSashimi salmonを買ったので、最近は行くたびに「Sashimi salmon?」と聞かれるようになってしまった。
オーストラリアの食材は全体的に東京よりも安いが、特に肉は安い。一方、シーフードは肉と比べると高い。鶏肉が大体100gで1ドル(75円)、牛肉が100gで2ドル(150円)くらいなのに対して、サーモンをはじめとするオーストラリア産の魚やオーストラリア産の各種エビは100gで3ドル(225円)くらい*1。タコとイカは大体100gで2ドルくらい。まだ買ったことがないけど日によって、カキ、ウニ、アワビ、サザエなども取り扱っており、これらは個数単位での販売。
今日は初めてホタテを購入してみた。生のホタテが100gで3.3ドルだったので300g買った。あとは前から気になっていた殻付きの茹でてあるエビも4尾買ってみた(これもグラム単位での販売だったが4尾で4ドルくらいだった)。ホタテは貝柱に何かくっついた状態で売っていた。ネットで調べてみたら卵巣もしくは精巣らしい。とりあえず下処理として買ってきたホタテを水で洗って切り離してみた。ホタテは数えたら27個あった。
先週はRed snapperという魚を買ってみた。これはキンメダイのような魚らしい。日本から持ってきた小学館の魚の図鑑で調べてみたら、それらしきものがあった。フエダイの仲間のようだ。これは刺身用ではないので、適当に塩焼きにしてやろうと思ったけど、急にアクアパッツアが食べたくなった。アサリがないけどそれ風に作ってみたら、家族に好評だった。こうやって簡単にできるシーフードのレパートリーを増やしていきたい。
このままロックダウンが長引くようであれば、そのうちウニやアワビにも手を出してしまいそうだ。。魚屋の兄さんに「ウニはどうやって食べるのですか?」と聞いてみたら、「このまま持ち帰って殻を割って中身を食べるんだよ」とのこと。そのままだね…。ウニは大好きだけど、トゲが付いたままのウニを持って帰る勇気がないのと、買ったは良いが、家に帰って割ってみたら中身がちょっとしか入っていない個体にあたるリスクもあり、なかなか手が出ない。あと魚屋の水槽には、タラやロブスターが生きたまま売られているけど、まだ買っている人に会ったことはない。水槽で泳ぐロブスターに手を出す事態になる前にロックダウンが終わって欲しい。
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追記
ホタテの貝柱にくっついてたのは、結局醤油煮にした。完全に酒のつまみ。食べたいものを作れるのは料理を作る人の特権。