40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

ロックダウン中のささやかな楽しみ

先週からコロナ第2波によるロックダウンに入ったメルボルン。お知らせがあった直後のことは前回記事に書いた。その後、Victoria州の感染者数はどんどん増えて、数日前はピークの288名を記録(ただしこの日、分母であるPCR検査人数も約38,000人と非常に多い)、累計の感染者数がシドニーがあるNSW州を抜いてしまった。オーストラリア国内で、Victoria州だけがこんな状況になっており、各州から州境を閉じられてしまっているけど、モリソン首相は「We are all Victorians.」と言って、Victoria州への共感と他の州もいつ同じ状況になってもおかしくないという危機感を示している。「東京問題」と発言してしまう人よりは、政治家として(少なくとも確実に)言葉遣いは上手いと思う。

  


'We are all Victorians': PM's address following Melbourne Stage 3 lockdown restrictions | 7NEWS

 

ニュースを見る第一の目的は最新情報を得るためだけど、この数日、首相や州知事の会見を見るのが面白くなってきた。特に州知事の会見は毎日行われていて、記者との生々しいQ&Aもすべて中継される。子供のころからディスカッションに慣れているオーストラリア人のうち、さらにそういったことに長けている人が政治家になっている印象。メッセージの伝え方、記者への質問対応など、英語のリスニングだけでなく、欧米式のコミュニケーションの参考になる。Q&Aのハンドリングがうまいなあ、と感心することが多い。専門的なことになると、横に控えている保健相や保健相の責任者である大学教授にバトンタッチする。ちなみに、州知事は平日の会見ではジャケットを着用しているが、このところ土曜日の会見時は、シャツの上にジャケットではなく、ノースフェイスのジャンパーを着用している。休日を押して会見しているよ、というアピールだろうか。

 


Victoria records 216 new cases of COVID-19 | ABC News

 

もう一つの楽しみは食べること。外食ができないので、自分の料理のレパートリーを増やす必要性に迫られている。私は美味しいものを食べるのが好きだけど、そのために料理に時間をかけるのは好きではない(基本的に食べる時間よりも作る時間を長くしたくない)。最近Youtubeでお気に入りのチャンネルが見つかった。この料理人と同じく私も料理を作りながらお酒を飲むので(その代わり食べているときはあまり飲まない)、繊細な作業が不要なレシピというのもありがたい。最近作って家族も気に入ったレシピ(動画は基本一人用なので、大体3倍くらいの分量で作っている)。

 


これ以上のナポリタンを僕は知らない…【至高のナポリタン】


邪道にして至高、ポテサラの常識が変わります【至高のポテトサラダ】


これぞロマン飯!!顔よりデカい超絶品唐揚げにかぶりつけ!!!!【台湾風唐揚げ】

 

あと最近の食のハイライトは、サーモンの刺身。以前、マグロの刺身を購入した魚屋さんで定期的に買い物しているけど、先週初めてサーモンの刺身(Sashimi Salmonという名称)を買ってみた。何でもっと早く買わなかったんだろう、というくらい美味しかった。今までの人生で食べたサーモンの刺身の中で一番かもしれない。冷凍していない生のオーストラリア産のサーモン。塊で売っているので、自分でカットしないといけないが、値段もそんなに高くなく(100gあたり250円くらい)、ケチらずにばくばく食べられる。こんなに安くておいしいなら、わざわざ高いお金を払って日本食屋で数切れの刺身を注文することはないだろう。ちなみにこの魚屋では、生ガキはもちろん、まだ生きているカニや棘が巨大なウニを見ることもある。私はウニが好きなので気になっているけど、購入したら魚屋さんが殻を割って棘を捨ててくれるのかどうかがわからず、まだ手を出せていない(棘がすごく長いウニでそのままでは家に持って帰るのが難しそう)。

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こんな塊で売っているので、買ってきて表面を洗ってからカットする

皮を剥ぐのが意外と難しい

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皿からあふれんばかりのサーモンの刺身

素人が安物の包丁でカットすると形がいびつになるけど、味は関係なく美味しい

当たり前だが、自らの行動が極度に制限されるロックダウンは面白くもなんともないけど、その中で少しでも楽しめることを見つけていくしかないと思っている。

 

初めて刺身を買った時の話。 

fourty.hatenablog.com