40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

ロックダウン5.0の終わりとオリンピック

先ほど嬉しいニュースがあった。メルボルンがあるVictoria州は5回目のロックダウンを今日の深夜に終わらせる。ここ数日、感染者は10名+いたが、すべて隔離中の人たちだったので、コミュニティへの感染拡大のリスクがかなり低いと判断した模様。数字だけ見ると、新規感染者がまだ10人でているのにロックダウンを解除するというのは早い気もするが、コントロールできているという自信があるのだろう(でもまた増えたらロックダウン6.0を始めると思うが)。

 

今日の11時頃から始まった州首相の会見が気になって、ABCニュースをYoutubeでライブ視聴した。私が一番待ち望んでいたのは小学校の再開だったが、明日から全学年再開されるとのことで、これは本当に嬉しい。私個人にとっては正直、小学校が開いてくれるなら、他の規制は全部そのままでも構わないくらい。大学に行けなくても、レストランやカフェに行けなくても、旅行に行けなくても、スーパーと薬局以外の店がすべて閉まったままでも、数か月くらいは我慢できる(もちろんそれぞれの仕事をしている人たちには大問題だろうが)。それほど、私にとっては小学校が開いているか、閉じているかが大きな問題。

 

5回目のロックダウンは結局、スクホリ明けの週の金曜日から12日間続いたことになる。どうせならスクホリ中にロックダウンだったらよかったのに、と毎日恨めしく思っていた。せっかく学校が始まったかと思えば、数日後にロックダウンに突入してしまい、いい加減にしてくれ、と誰にぶつけてよいかわからない怒りが込み上げてきた。5回目のロックダウンの生活は、これまでの4回のロックダウンの生活と変わらず、子供の自宅学習との格闘。自分が研究に割ける時間は普段の半分以下となる。今回も変わらずストレスでガンになるのではないか、と思うくらい大変だった。ロックダウン中の生活は全てが過去の焼きまわしなので、ブログを書く気すら起きなかった。

 

ロックダウンが明けても、まだ規制はいくつか残る。例えばマスク着用は自宅以外のすべての屋内屋外で義務付けられたままだし、人を家に招くのも禁止のまま。外で集まれる人数も10人まで。レストランや各施設は再開するが、密度の規制がかけられる。こういった規制が残るからこそ、子供たちへの教育の質の確保とホスピタリティビジネスに関係する人たちの生活をギリギリのところで優先してくれたんだということがわかる。個人的には、今導入されている自宅から5kmまでという移動規制もまだ残して良かったような気がするが。

 

そしてこのロックダウン中に始まった東京オリンピック。個人的にはコロナ騒動が始まるずっと前からオリンピックには全く関心がないどころか、東京でオリンピックをやると分かったときには、ただでさえ人が多い東京にこれ以上の人があふれるという風景を想像しただけでうんざり、喧騒に巻き込まれたくないので東京から離れたい、と思っていたくらい(これも2020年から留学したきっかけの一つではある)。また、オリンピックがテレビでやっていても、自分の日々の仕事と生活が忙しすぎて、全然知らないスポーツ選手たちが戦っている姿をわざわざ自分の貴重な時間を割いて、しかも直接ではなくてテレビ越しに観たいという気持ちはわかなかった。

 

でもこの東京から遥かに離れた南半球にいると、不思議と東京オリンピックニュートラルに見ることができる。たまたま今回、ロックダウン中で娯楽がほとんどない中でオリンピックが始まり、意外とテレビをつけて観ている自分がいる(と言ってもまだトータルで1~2時間くらいしか観ていないが)。

 

オーストラリアでは、チャンネル7というところが独占放送権を持っているらしく、7でしかやっていない。だからなのか、オーストラリアで人気があるスポーツやオーストラリア人が出る競技を4つくらい同時に放送するので、観ていて飽きない。5分間水泳を観たかと思えば、急に体操の場面になって、そしてホッケーが流れる、みたいな感じで慌ただしい。ちなみに日本人が出ている試合はまだほとんど観られていない。昨日の夕方たまたまテレビをつけたら、体操の男子をやっていて、日本人が一人映っていた。もっと観たかったけど容赦なく別の国の選手が次に映された。

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オリンピックニュースの背景がベタすぎる

私が観た1~2時間の間にやっていたスポーツは、自転車のロードレース(大好きな山梨の風景が背景に映っていてつい見入ってしまった)、水泳(オーストラリアがメダルをたくさん取れる競技)、体操、水球、ホッケー、バスケ、カヌーのスラローム。オリンピックに興味はないと言いつつも、適当な時間にチャンネル7をつけると何かしらの競技がやっていて、意外と楽しんでいる。子供たちも色々なスポーツを観るのが面白いようだ(特に水球やホッケーなんて観たことないから)。

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今朝時点では、日本が一番金メダルを取っているようでびっくりした

 

そんな中、2032年ブリスベンでオリンピックが開かれるという発表もあり、国内ではコロナニュースとオリンピックニュースが入り乱れ、ニュースサイトがカオスのような状態になっている。同じ世界で起きていることと思えないような気もしつつ、律儀な選手たちが競技後にマスクをしている姿を見ると、やっぱり同じ世界に生きているんだな、という気もする。

 

個人的なオリンピックの思い出は、2000年のシドニーオリンピック。当時交換留学で滞在していたブリスベンで、サッカーの日本対ブラジルの試合が行われるということを知り、モールの中にあるチケットぴあみたいなところにチケットを買いに行った。確か20ドルくらいで普通に買えた(オーストラリア人には全然興味がない組み合わせだから)。私は同じ学生寮に住む韓国人、アメリカ人、オーストラリア人の友達を誘って、4人でスタジアムに観戦に行った。当時もオリンピック自体には興味がなかったが、サッカー観戦は好きだったので(Jリーグの地元チームのファンクラブに入っていたくらい)、日本代表を生で観られて嬉しかった。その日だけ、ブリスベンの街に日本人があふれて、なかなか面白い光景だった。日本から日帰りで観戦しに来たサラリーマン(行きも帰りも機中泊)がニュースに取り上げられていたのを覚えている。私が観た試合に村上春樹も来ていたことを本を読んで知った。

 

 

 

 

明日からまた日常生活が始まると思うとありがたい。今週は木曜日に2件、オンラインでインタビューを行う予定なので、子供に邪魔されない環境が確保できることが分かってほっとした。またいつロックダウンが戻ってくるかわからないから、今のうちに研究もできるだけ進めておかないといけない、と気を新たにしている。