メルボルンがあるVictoria州では23日連続でコロナ新規感染者がゼロ。検査人数も相変わらず1万人以上/日で推移。今週(先週?)のニュースは、お隣の南オーストラリア州での感染クラスター。南オーストラリア州は、Victoria州が数か月ロックダウンしていた間も感染者がほとんど出ず、ほぼ規制がない生活を送っていたが、先週、海外からの帰国者の隔離ホテルで働く従業員からコミュニティへの感染が広がり(Vic州の第2波と同じパターン)、新規感染者が20数名出た。すぐさま、州政府は学校やレストラン等を一律クローズする厳しいロックダウンを6日間敷くことを発表したが、その後、感染が収まったので、結局ロックダウンは3~4日程度で済んだようだ。この動きからも、オーストラリアは基本的にコロナを封じ込めるアプローチであることがわかる。
Victoria州の規制も明日からまた一段階緩和され、レストランやカフェでの人数制限が増えたり、ジムやプールなどもより多くの人が一度に行けるようになる。2週間前の規制緩和により州内の移動の自由は手に入れたけど、週末に子供を連れて動物園や遊園地、プールなどに行こうとすると、まだ営業再開していなかったり、予約できる人数が少なすぎて枠がすぐに埋まってしまうということがあった。明日からの緩和により、営業再開するところがさらに増えるのは嬉しい。施設側も人数制限が厳しいと、ビジネスをオープンしても赤字になってしまうケースもあるので、一定人数を受け入れられるようになってから再開することは理解できる。
行きたい施設が開いていないし、天気が不安定な今週末は、外食や買い物などをして近場で過ごすことにした。土曜日は長男の日本語補習校があるので(こちらはまだオンライン授業)、遠出はもともとできない。夕食を近所に新しくできたショッピングセンターの中にある中華料理屋でとることに。久しぶりに小籠包やエビ餃子、チャーハンなど、日本人におなじみの中華料理を食べられて大満足。唯一の難点は、フードコートの一角にあるレストランなのでアルコールが出ないこと。このため家でビールを1本飲んでからほろ酔いで食べに行く作戦を取り入れてみたが、これがまあまあ功を奏した。
夕食後、同じショッピングセンター内にあるKmartでちょっとした買い物をして、レジに並んでいたら、見たことがある絵を発見。私が大好きな「さむがりやのサンタ」のアドベント。チョコレートが一粒ずつ入っているみたい。
「さむがりやのサンタ」は子供の頃から大好きな絵本で、親が買って自分が子供の頃に読んだ本は今でも実家にあるけど、子供たちの分は自分で買ってオーストラリアにも持ってきている。読み聞かせをしていたら、長男が4歳くらいの時にはまって、当時まだ文字は読めなかったけど、本の中のサンタのセリフを全部覚えていた。そういえば次男にはあまり読んであげていなかったかも…(二人目あるある…)。絵本の作者はイギリス人だけど、あまりにも日本で浸透している絵本なので、海外で遭遇するとなんだか嬉しい驚きだった。大人になって読むと、いちいちいろんなことに文句たれて一筋縄ではいかないのがイギリスっぽいなと思うけど、仕事はきちんとこなすし人間味があって面白いサンタさん。
日曜日の今日も遠出はしないで、次男のスポーツ用サンダルを買いに、土曜日とは別のショッピングセンターに。両方家から2キロくらいと近所なので、ほんとにちょっとしたお出かけだけど、今までそれさえできなかった。無事にKeenのサンダルを入手した(定価100ドルが70ドルになっていたけどそれでも高い…)。ビーチやキャンプなどアクティブに動くとき、ケガを防ぐためにもちゃんとしたサンダルが必要になる。日本だともう少し安く色々なメーカーのものがあるが、オーストラリアの場合、安いものは品質が悪かったりするので、靴はちゃんとしたものを買うようにしている。Keenのサンダルは私も長男も持っているが、日本で買った方が少し安いみたいだ。私は10年前にハワイでダイヤモンドヘッドに登るために急遽現地のお店で100USドル以上出して買ったが、まだ今でも現役で使えているのでトータルで考えれば安い。子供はすぐに足が大きくなるので、高いサンダルも1~2年でさようなら。。
買い物の後は、ショッピングセンターの中にあるカフェでランチ。こういうちょっとした外食がしたかったー!無計画にふらふらして外食して、ってことが半年以上できなかったので、なんか嬉しい。
こんな感じで少しずつ日常が戻ってきたのはありがたい。12月初から再びメルボルンの空港でも海外帰国者の受け入れを始めるので、感染リスクは高くなる。不安はあるけど仕方がない。感染者ゼロのうちに日常の自由をかみしめておこう。