40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

長い週末

オーストラリアでは金曜日や月曜日が祝日になって3連休以上が発生すると、Long weekendというらしい。文字通り「長い週末」というわけだけど、今週末がそのLong weekend。こちらに来て祝日や休みのシステムがまだよくわかっていないが、どうやらオーストラリアでは祝日にNational public holidayとState public holidayがあるようだ。これも文字通り、National public holidayは国全体が祝日、State public holidayは州ごとに決められた祝日。3月9日(月)は、Victoria州ではLabour Dayでお休み、他の3つの州もそれぞれの理由で祝日だけど、シドニーがあるNSW州やゴールドコーストがあるQLD州は休みではないようだ。Vic州では今週末はLong weekendになる。

 

そして、突然3月6日(金)も小学校が休みだった。木曜日の夕方に子供が学校から戻ってきて、「明日学校休みなんだって。Tommorrow, no schoolって先生が言っていた」と。えー、祝日は月曜日で金曜日は休みではないはずなのにな、と思いながら、そういえば学校からの連絡アプリでなんかよくわからないのが来ていたこと思い出す。見てみると、金曜日はCurriculum  day, no studentsというスケジューラーが入っている。これか、と思ってCurriculum dayってなんだ、とネットで調べてみると、先生たちが授業のカリキュラムを組んだり、授業の準備をしたり、テストの点数をつけたり、といった事務作業をする日で子供の授業は休みになる日のよう。いつにするかは学校ごとに決められるらしい(実際、別の小学校に行っている隣のイラン人の子はお休みではなかった)。日本だと、学校の先生は昼休憩もなくいつも深夜まで残業している、ということが知られているけど、こちらでは先生も普通の労働者として扱われて(当たり前だけど)、作業日は子供を学校に来させないことができるようだ。ちなみに平日も先生が子供に責任を持つ時間は何時から何時までです、としつこいくらいに連絡が来る(つまりそれ以外の時間に学校で何かあっても保護者の責任、という意味。我が家の子供が行っている学校では平日8:45から15:45までが学校の責任範囲となっている)。

 

というわけで、突然金曜日が休み、ただでさえLong weekendなのに、うちにとっては4連休のLonger weekendになってしまった。日本にいるときも仕事をしているより子供といる方が疲れると思うことがあり、やたらとある3連休があまり好きではなかったけど、突然4連休を投げ込まれた感じで予定が狂ってしまった。子供の弁当の準備をしなくて良い分、一つ家事が減ったのがせめてもの救い。押し切って大学に行くこともできたけど、結局金曜日は大学に行かず、プリントアウトしていた論文をちょびちょびと家で読みながら、休日モードになってしまった。ただ、パソコンのアダプターを大学に置いてきたままで、夜になって充電がなくなってしまったため、土曜日に学校に行くことにした。

 

土曜日の朝、夫に子供を任せて、いつもと同じ時間に大学に行き、2時間だけ作業させてもらった。9時くらいにオフィスにつくと誰もおらず、1時間くらいかなり集中して作業できた。10時くらいに隣の席の人が来て、集中が切れてしまったので11時少し前に退散。隣の席の人は私の2週間後くらいにPhDコースをスタートさせた人で、共通点が多い。PhDを始めたタイミングが同じ月、社会学部、アジア人(バングラディシュ人)、女性、子持ち(2歳半の男子)。旦那さんも同じ大学の経済学部でPhD学生をしており、子供を大学付属の保育園に預けながらつい最近、研究をスタートさせた。大学に保育園が付属しているのは良いけど、料金は巷の保育園同様、日本と比べるとものすごく高い。1日130ドルくらい(日本円で1万円程度)。このため、子供は平日3日のみ保育園に預け、残りの日は夫と分担しながら子供を見ているらしく、土曜日は彼女の作業日とのこと。やっぱり、子供が小学校に入る年齢で来るのと、保育園の年齢で来るのとで、経済的に雲泥の差が出る。(親がPhD学生だと、帯同する子供の公立小学校の学費はタダになる。)

 詳しくは過去記事に。 

fourty.hatenablog.com

 

そして、土曜日の昼前に家に戻り、早めの昼食をとっていると、お隣さんがノックしてくる。「今からMoomba Festivalsに行くけど、もしよければ行きませんか」と誘われた。Moomba Festivalsはバイリンガールの動画でも紹介されていて、行きたいと思っていたイベントだったけど、今週末だとは知らなかった。後から追いかけることにして、先に行ってもらうことに。

 


オーストラリアのお祭り🇦🇺スケールが凄すぎて動画じゃ伝わらない!The Moomba Festival!〔#780〕

 

Cityのすぐ南の公園で開催されていた。4日間のお祭りなのに、遊具に仮設感がなく、確かにすごい祭りだった。公園で無事イラン人ファミリーと合流して、一緒に乗り物に乗ったり、アイスクリーム食べたり、公園で遊んだりして、半日を楽しく過ごした。

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本格的な遊具を4日間のために組み立てるオーストラリア人の本気の使い方が面白い

そして日曜日はビーチに行くことに。お隣さんから教えてもらった車で30分くらいで行けるおすすめのビーチ。昼ごはんは作りたくないし、外食すると高くつくので、途中のスーパーで総菜パンやフルーツを買って持っていく。月曜日が次男の誕生日なので、プレゼントも途中のショッピングセンターで購入した。

 

天気は良いけど風は強めでビーチで過ごすにはパーフェクトな天候ではなかったが、結局4時間くらいいたのでまあ居心地は良かった。ビーチにシートを敷いて、海を見ながらお菓子を食べたり、パンを食べたり。子供たちは砂山を作ったり、カモメを追いかけたりしていた。そしていつものように、ビーチの前には立派な遊具がある公園も付いているので、そこでも一通り遊んだ。オーストラリアらしい休日。

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相変わらずのんびりとしたオーストラリアのビーチ

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寝転んで上を見たら雲が近くに見えた

そしてState public holidayの月曜日。Supervisorとのミーティングが入っているので、念のため金曜日に、ミーティングやりますか?とメールで聞いてみたら、この大学はNational public holidayは休みだけど、State poublic holidayは休みではないのよ、と教えてもらう。ややこしすぎてついていけない。。州立の小学校は当然State public holidayも休みなわけなので、子供と自分の休みが食い違うことになってしまう。また夫にお願いして、ミーティングがある午前中だけ大学に行くことにする。前回のミーティングから、進んだようで進んでいないような私の研究。。今日は研究の全体のデザインとLiterature Reviewの構成のUpdate版を見せてFeedbackをもらうことにしたいと思う。Writingはスタートさせたけど、まだまだ見せられるレベルではない。

 

そして、午後は次男の誕生日会。オーストラリアでは子供の誕生日会は盛大に行うようだけど、私たちは来たばかりなので、例年通り家族だけで行うことにした。プレゼントは買ったので、あとはケーキを買いに行くだけ。ケーキ屋は近所に3つあり、インド系、中国系、欧米系?の選択肢。お隣のイラン人ファミリーおすすめはインド系のケーキ屋さんだけど、ショーウィンドーに飾られたケーキのデコレーションの色がすごいので、おそらく我々にとって無難であろう中国系のお店で買うことになると思う。