40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

2021冬の一泊旅行<前編:Geelong>

リアルタイムではロックダウン真っ只中のメルボルン。このロックダウンが起きる前は、しばらく市中感染ゼロで推移していたVictoria州。子供の小学校の冬休み中、つい2週間前に行った一泊旅行についての記録。今回の休みはアデレードに住む友人家族がメルボルンに遊びに来る予定だったこともあり、自分たちの旅行の予定は立てていなかった。しかし1か月ほど前にメルボルンで4回目のロックダウンがあったりして、州をまたぐ旅行は中止になるリスクが高そうだということで、その予定は延期に。代わりに近場に一泊二日で旅行することにした(もしキャンセルになっても痛手が少ないから)。

 

宿を予約しようとした時点で、めぼしい宿には予約が入っていた。今回、冬で寒いVic州の旅行なので、あまり遊べることもない。子供たちのために室内プールがある施設を探していた。いくつか見つかったが、どこも大体予約が2泊以上からとなっていた。ようやく1泊から予約できる場所を見つけたので、自動的にその宿の近くが旅行先になった。宿はQueenscliffという場所にあり、メルボルンから車で2時間くらい。

 

地図で見てみると、Vic州の第二の都市であるGeelongの近く。だから旅行の計画としては、初日はGeelongで遊ぶことにした。

ジーロング (Geelong) はオーストラリア大陸南東部、コライオ湾に面する港湾都市である。ビクトリア州第二の規模の都市で人口は約27万人。最大都市で州都のメルボルンからは約75キロメートル南西方にある。地元の発音は「ジロング」に近い。

古くは羊毛その他農産物、の輸出で栄えた。戦後はフォードの自動車工場とロイヤル・ダッチ・シェルの石油精製工場がジーロングの経済を牽引したが、近年、2社は撤退しており、市当局は新たな雇用創出を迫られている。

ジーロング - Wikipedia

 

天気予報が二日ともよくなかったので、朝はゆっくり目に10時前に出発。ランチ用にサンドイッチを4つ作っていった。シティを通り過ぎて高速道路を走る。この日は金曜日だったので、仕事の車も多いせいか、結構混んでいる。シティ周りの道路を走ると大体混んでいるので、メルボルンって大都市なんだなあ、と思い出す。昼前にGeelongに到着。ビーチの前の駐車場に車を停めて、寒すぎるから車の中でサンドイッチを食べた。その後ビーチを散策。予報は雨だったのに、青空が見えてラッキー。

 

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ライフセイバーのトーテムポールがシュールに出迎えてくれた

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ビーチ前には子供用のPlaygroundもある。後ろに見えるのはDeakin大学のキャンパス

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この突堤の先にレストランがある

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至る所にトーテムポール。ビーチの前の音楽隊

Geelongでは特に何をするつもりもなかったけど、ガイドブックなどに載っている観覧車に乗ることにした。近づいてみると大分レトロ(古い)。

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Geelong名物?の観覧車

オーストラリアで観覧車に乗るのは今回が2回目。1回目はSt Kildaにあるルナパークの観覧車(私は乗らずに見ていただけだけど)。この2回の経験から言えるのは、オーストラリアの観覧車は日本の観覧車とシステムが異なるということ。まず回るスピードが日本の観覧車の3倍くらい早い。グルグル回っている。じゃあ人はどうやって乗るのかというと、一旦観覧車を止めてから乗る。日本の観覧車のようにゆっくりと回りながら、人を順番に乗せていくのではない。人を乗せるたびに観覧車を止めるので、頂上にいて突然止められることもある(下で人が乗るとき)。また、観覧車は一周だけでなく、何周も回る。何周回るのかは教えてもらえない。なんとなく時間で決めているんだと思う。

 

実際にWebsiteには7分から10分、と書いてある(大分適当)。

https://www.centralgeelong.com.au/profile/giant-sky-wheel

 

おまけにこのGeelongの観覧車は人が乗る籠にガラスが入っていない。まさに籠状態。外の景色がよく見えるが、風がびゅうびゅう吹く中では結構怖かった。観覧車なのにジェットコースターみたいなスリルがある。高所恐怖症の人には絶対おすすめしない。私ももう一度乗りたいかと言うと乗りたくない。やっぱり怖かったから。

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ガラス1枚無いだけでスリルが10倍増しになる観覧車

5~6周して、やっと怖さに慣れてきたころに終わりになった。子供たちは大喜び。大人も意外と楽しめた。観覧車から降りたら、港に泊めたボートの上でパエリアなどを売っている店があったので、カラマリ(イカフライ)とチップスを購入。

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なぜか係留したボートの上で商売をしている

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予想以上に美味しかったイカフライ

この頃から雲が増えて天気が悪くなってきたので、Geelongを出て宿に向かうことに。早めにチェックインしてプールでたくさん遊びたい子供たち。GeelongからQueenscliffまでは車で30分くらい。今回泊まったのはBig 4 Beacon Resortというところ。通常のBig 4よりも施設が充実していた。

BIG4 Beacon Resort

 

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3ベッドルームキャビンに宿泊。珍しく食洗器までついていた

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色々な広さのキャビンが並んでいる

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こちらは自分でテントを立てたりキャンピングカーで乗り付ける人たちの場所

オーストラリアのファミリー用のキャンプサイトに行くのは5~6回目だけど、今回の場所はなんかラグジュアリーだった。キャンピングカーやテントのコーナーが全部金持ち風。車両やグッズの一つ一つが高額そうだった。乗りつけている車もレクサスやBMWSUVだったりする。メルボルンの金持ちな子連れファミリーはこうやってホリデーを過ごすのかな、と想像。贅沢だなあ。

 

チェックイン後、着替えて子供たちをプールに連れていく。

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水着の上からジャンパーを羽織って、チェス盤を眺める

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室内プールの様子

私たちも含めて、多くの親が水着に着替えないでプールの横で見守るスタイルだった。もちろん泳げない、立てないくらいの小さい子供の親は水に入っていたけど、冬だからいくら室内とはいえプールに入りたい気分ではない。パソコンもちこんでずっと仕事しているお母さんもいた。スクホリ大変ですよね、お疲れ様です、と声かけたい気分。

 

結局プールで2時間以上遊んだ。日が暮れてしまったので、ジャンピングピローやほかの遊びをする時間が無くなってしまったが、大満足だったようなので何より。私は子供たちがプールに入っている間に夕食の計画。調べていると魚介類がおいしい地域ということが分かったので、自炊はやめて外食することに。長くなったので、夕食と2日目は次の記事に。