40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

論文の査読依頼、Google scholarの整理

長い冬休みも今日で終わり。数えてみたら12月27日から13日間も休みだった。会社がこんなに長い間休みになるのは珍しいこと。論文をちょこちょこやって、読書もしたが、本業をがっつり休む経験は久しぶり。たまっていたペーパーワークを一気に片づけてスッキリ。

 

そうしている間に、先月論文を提出したジャーナルのエディターからメールあり。ドキッとした。内容は私が書いた論文についてではなく、査読依頼だった。今回、私はSpecial issueに提出しているが、同じSpecial issueに投稿した別の人の論文の査読依頼だった。まあまあ有名なジャーナルなのに、こんなに無名な私でいいの?でも確かにこの分野の研究の蓄積はあまりなく、実証研究となると数えるほどしかない。私のなけなしの国際ジャーナル2本の実績が引っ掛かったのかもしれない。もしくは、Special issueに提出した人同士で査読するスタイル?

 

これまで査読依頼を受けたのは、2022年のANZ学会。当時はPublishされた論文が1つもなく、また博士号も取得していなかったことから、指導教官に相談して断り、代わりに指導教官に査読を依頼した。今回、受けてみることに。もう学位も持っているし、査読付き論文も国際誌に2本(+国内誌に1本)出ている。今が査読デビューの良い機会なのかもしれないと思った。納期は42日後の2月中旬。まだ少し時間があるから、パラパラっと読んでみよう。ちょっとワクワクしている。

 

ちなみに、このブログのタイトルは博士課程留学だが、博士号を取得し、留学を終えた今も、ひとまずタイトルは変えないことにする。ブログのコンテンツの大半が博士課程留学であることに変わりはないことが理由。今回、カテゴリーにあらたに「ポスドク研究」というのをつけてみた。今後、研究関連の記事はこのカテゴリーに分類することにする。大学のResearch affiliate(日本語だと研究員?)として正式登録されているから、ポスドクを名乗っても問題ないよね?本業は会社員だけど。

 

時間があったので、Google scholarの実績の整理を行った。これまでは、国際誌に掲載された2本の論文(2つとも2023年の実績)、博士論文(知らない間に自動的に追加されていた)、2022年のAoMのProceeding(これも自動的に追加されていた)、ブックチャプター(2022年の実績)の計5本が成果としてリスト化されていた。これに新たに以下の5本を追加。いずれもGoogle scholarで自分の名前を検索したら出てきた。

 

  • 日本の大学の学部生(農学部)のときに行った学会発表の抄録×2本
  • 上記をもとに教授が書いた論文(私の卒論の内容が含まれていたので共著者として名前が記載されている)
  • 国連機関でインターンシップをしていたときの調査内容が一部使われている論文(たくさんいる共著者の一人として名前が載っていた)
  • 2023年に日本の学会誌に発表した日本語の論文

 

全然引用されていないけど、全部で10個の実績がリスト化された。完全に自己満足の世界。結婚して苗字が変わっているし、日本語と英語も混ざっていて、変なリストではあるが。今の研究の実績がたまってきたら、農学部時代のものは消しても良いかもしれないが、しばらくこのままにしておこう。今思えば、修士の時の研究内容の方が、学士のときのものよりずっと面白いし、今の研究内容にも多少関連するのに、なぜ、投稿論文を書かなかったのだろうと不思議。当時、修士論文でHigh Distinctionをもらったのが信じられないくらい嬉しかったなあ。そのまま、誰にも読まれない研究となったのがもったいない。

 

明日からまた会社員生活が始まる。前回のブログに書いたように、なるべく前を向いて過ごす。

冬休み中にメルボルンから遊びに来た友達に連れて行ってもらった釣り堀

釣った魚は唐揚げと塩焼きでおいしくいただいた