40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

362日目で初めて暇になった

気付けば2023年もあと3日。今日、思ったこと。今年初めて「暇」だと感じた時間があった。361日までずっと忙しく、暇だと思う瞬間はほとんどなかった。我ながら、よく走り抜けた1年間だった。今日、なぜ暇だと思ったのか。

 

  1. 昨日から実家に帰省、家事から完全解放
  2. 博士論文が終わった
  3. 投稿論文の提出も終わった
  4. 仕事も終わった
  5. 副業のコラムも執筆と公開が終わった
  6. 副業に関する各種ペーパーワークが終わった

 

暇だから、近所の100均でバトミントンのラケットとシャトルを買って、子供と遊んだ。元テニス部なので、ラケットスポーツは得意な方。スカッシュやバドミントンもかじったことがある。中1長男と真剣勝負し、冬なのに汗をかいた。気が付いたらガットが切れていた。

 

今年はGWも夏休みも実家に帰省したが、家事を免れた間、論文に取り組んでいたので、結構忙しかった。実際には家族と出かけたりもしたが、常に頭の中には、休み中に論文をここまでやらなければ、仕事が始まったらまた時間がなくなる、という焦りがあり、暇という感情は一切持てなかった。今は正月休みらしくぼーっと無意味な時間を過ごす贅沢がある。あれ、ひょっとして私今暇かも?と。でも暇というのも飽きてしまうもので、年明け東京で作業しようと思っていた、来年のAoMのカンファレンスに提出するペーパー(先日ジャーナルに投稿したものとほぼ同じ)の体裁整えに着手してしまった。しっかりパソコンを持参している。

 

2023年を簡単に振り返っておきたい。

  • 1月~3月:フルタイム学生、3月末にメルボルン生活完全撤収
  • 4月~11月:東京での生活立ち上げ、フルタイム会社員として働きながら、博論の修正と投稿論文の執筆、博論をベースとした講演やコラムの執筆、博士号取得
  • 11月~12月:仕事しながら次なるキャリアに向けた種まき開始

 

研究成果としては、国際ジャーナルに2本掲載(4月と11月)、2本投稿(うち1本は11月に掲載されたもの、もう1本は今月提出したばかり)。学会発表はゼロ。仕事していたらなかなか学会発表は難しい。その代わり、実務者向けに講演やコラムの執筆を実施した。繰り返しになるが、12か月中9か月は会社員をしていた中で、研究(のアウトプット)を頑張ったと思う。

 

来年はネタ切れ。会社員として研究とはあまり関係のない分野で日々働きながら、新たな研究をするのは至難の業。というか、普通に働いて子育てして、生活してるだけでも忙しい。どうするかな…。また何か思いついたら書いてみようと思う。とりあえず決まっているのは、コラム残り5本、2月のカンファレンス登壇、2月の投資家ミーティング。うまく行けば8月のAoMでの学会発表。次、フルタイムで研究できるのはいつになるだろう。ぼんやりと、50歳くらいでまた研究にどっぷり戻ってみたいと思っている。そして次は教壇にも立ちたい。アカデミアへの憧れはありつつ、私の分野では実務社会から得られる示唆もダイナミックで面白く、私は実務と研究を行ったり来たりするのが性に合っていると最近思う。

 

今年は旅行好きの自分としては、めずらしくあまり旅行しなかった年でもある。実家への帰省(愛知県内一泊旅行含む)を除けば、軽井沢に2回行っただけ。あ、あと韓国一人旅。この年末に気が向いたら記事を書いてみようと思う。

 

先週は北軽井沢でメルボルンから来た友達ファミリーとスキー

懐かしいチョコレートもらった