40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

日本語の論文アクセプト、2023年のフリーフード始動

フルタイム学生に戻ってから3日目。まだうまく進めていない。なぜだか集中力が持続しない。これまで1か月以上、細切れ時間作業をしていたからだろうか。それとも今取り組んでいるチャプターが難しくて、脳がショートしているのだろうか。

 

とりあえず良いニュースが一つ。昨年の7月末に日本の学会で発表し、その後投稿論文としてまとめたものが無事アクセプトされた。日本語で書くと「論文として掲載可」という判断をもらった。時系列に書くと以下。

 

学会発表:7月

論文投稿:9月

査読結果受領:12月

修正と再提出:1月

採択連絡:2月

 

3人の査読者の先生が再び確認して、2人はOK、もう1人はテクニカルなポイントを2つ(1つは英語の表現、もう1つは引用文献の記載方法)指摘。3人目の先生、プロの校正者じゃないかと思うくらい細かく見てくれて頭が上がらない…。研究者ってすごいわ。何はともあれ和文の学術論文の発行実績が一つできたのは良かった。いずれWebsiteで開示されるはずなので、研究参加企業(日本企業)にお知らせすることもできる。

 

博論について。自分のFindingsとDiscussionチャプターに赤を入れている状況だけど、これがなかなかうまく進んでいない。通しで読み直してみると色々矛盾するところがあることに気が付いたし、日本企業のチャプターを書いた後に、オーストラリア企業のチャプターを書いたので、オーストラリア企業のチャプターの方が分析が洗練されている(要は書き方が2つのチャプターで異なってしまっている)。博論の順番上、オーストラリアを日本の前に持ってくることにしたので、比較の文章がおかしくなっているところもある。自分で書いた英語なのに、読んでいて頭がクラクラする。

 

日本企業のチャプターを大幅に直すことにして、今日はもう一度インタビューの文字起こしまで見返していたけど、こうやっているときりがない作業にも思えてくる。あとはちょっと飽きてきたところもあったり。研究にどっぷりつかれるのは残り1か月なので、もっと集中して取り組んでいきたいところ。

 

先週金曜、今週月曜、火曜と3日連続でオフィスに通っているが、まだほとんど誰にも合わない。大学に行っても無言で作業。それも精神衛生上良くないのかもしれない。煮詰まってくるので、昨日はキャンパスの端っこまで15分くらい?歩いて、学生寮の食堂までランチを食べに行った。

食堂は日替わりで3種類のミールを提供。作り立てでおいしいのに8.9ドルと良心的な値段

集中力が切れたタイミングで食堂に行ったらまだオープンしていなくて、外で赤字入れ

今日は食堂まで歩く元気がなかったのでいつもの場所で済ませようと思ったら、懐かしいテント。フリーBBQやってた。まだ学期が始まっていないので予想外の出来事。シンガポール風焼きそばを買っていたけど、フリーBBQに引き寄せられてしまった。焼きそばは明日のランチに取っておく。フリーフードもらっているとき、あぁ私は学生なんだと感じる(見た目はスタッフだが)。

昨年から大学のフリーBBQは全てVeganに。このベジシュニッツェルが美味しい(スーパーでも最近売っているけどちょい高い)

昨日と今日、大学の事務局と大学院の事務局をそれぞれ訪れて、4月からWriting-up awayという仕組みを使うことについて確認した。論文は2月末には提出できなさそうなので、日本に帰国してからも細々と仕上げに取り組む予定。4月1日からフルタイムで日本の会社に復職するから、大学からの奨学金はストップしてもらわないといけない。たまたまWriting-up awayというオプションを発見し、これがぴったりの制度だった。

 

3年目の審査に合格した上で、博論締め切りまでに時間がある人は、自国に帰っても良いという制度。奨学金はストップするが、学生としての立場は維持される。確認したかったのは、日本でフルタイムで働きながら継続することはOKなのかどうか。とりあえず口頭でOKはもらえた。おそらくこういう学生のための制度なんじゃないかと想像。私の正式な博論提出締め切りは、2023年8月(3年6か月)。最長、2024年2月(4年)まで延ばせるが、そんなに延ばすつもりはもちろんない。