40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

投稿論文の出版、指導教官とミーティング

忙しすぎてブログを書く時間が取れないけど、色々忘れないうちに記録だけ。

前回の記事からの進捗を箇条書きで記す。

 

fourty.hatenablog.com

 

1.投稿論文の出版

前回の記事ではアクセプトされたところまで書いていたけど、Emerald社、仕事が早すぎ(ミスも多いが)。Proofがすぐきて、5営業日内に返せと言われ、3営業日で催促が来て、週末に急いでレビュー。いくつかの修正を依頼し、その後気が付いたらPublishされていた。指摘した事項がすべて修正されていなかったけど、フォントタイプなどの微細な事なのでまあいっか。4月末に提出してから、約半年でPublish。早い!実際にJournalに掲載されるのは来年1月のようだが、とりあえず先行的にEmeraldのホームページに掲載された。

今回は早かった

2. 博論のリバイス、指導教官とのミーティン

指導教官と3月以来のミーティング。2番目の審査員がややこしいこと言ってきたせいで(おかげで)先生とミーティングする機会を得られたのは良かった。審査員の指摘はかなり偏った意見が混じっていることが分かってきたので、半分くらいは言うこと聞かない。でも丁寧に対応する必要があるので、全否定モードでコメントしてきたところについては、指導教官のアドバイスをもらいながらJustificationを組み立てる。

 

学者ってめんどくさい人いるな。詳しくは時間ができたら記事に書くつもりだが、例えばGrounded theoryに関する流派の違いがあって、両方間違いということはない。それなのに、片方の見方だけで、私のアプローチを全否定してくるような。こういう審査員ってあり?レポートの最後には、Well done!と言われているけど(笑)。何か言わないと気が済まないんだろうね。これだけ読むと直さなくて良い気もするが。レポートにはめちゃくちゃ否定も書いてあるから困ったもんだ。

To conclude, I would once again like to highlight that this was an excellent thesis on an important topic. The thesis was a pleasure to read not only because of the content but also because of the clarity with which the arguments are presented throughout. Well done! 

 

3.オーストラリアの団体のレポートに研究者として寄稿

ドイツ人のPhD同僚から突然連絡があり、とあるオーストラリアの団体向けに超短納期で短い寄稿の依頼あり。無償だと思うが、トピックスが私の博論と今の仕事のど真ん中だったので、引き受けることに。そのせいで先々週の週末のうち1日つぶしてしまった。英語だから日本語で書くのと比べて何倍も時間がかかる。研究に関することで依頼があれば、今は断らないことにしているが、だんだんその領域が増えてきて、仕事との両立が難しい今日この頃。

 

寄稿自体は書いていて楽しかった。私、研究のことについて執筆するの好きなんだな、と改めて発見。書いた原稿は先方にもfabulousと喜んでもらえたので良かった。

 

4.新たな投稿論文の執筆

もう忙しすぎてやめようかと思ったが、指導教官とのミーティングで勢い余って「新たな論文の執筆に着手している、11月中旬にドラフト送ります」と言ってしまった私。自分を追い込みすぎている。でもこの話は年初からしていたし、できるところまで頑張らないと。はあ…10月末までに書き上げるつもりが、まだIntroしか書けていない。これから毎日5時~7時の朝時間と、週末全部使って何とか2週間で仕上げる予定。

 

月~金にフルタイムで働いて、その隙間時間に2週間で投稿論文書く生活、やってる人この世界にいるのかな?とにかく時間が無くて、仕事している場合じゃないんだけど、仕事は仕事で年末に向けて忙しくなってきた。もう仕事辞めてずっと研究だけしていたいのにな、と思う瞬間もあるが、現実的にそうもいかない。とりあえず、新たな投稿論文の執筆が終わるまで全速力。副業の日本のメディア向けのコラムは12月で良いと言われたので、時間の猶予ができた。

 

プライベートはプライベートで、子供の誕生日や運動会、義理の両親や自分の両親が家に来てもてなしたりで、色々とある。とにかく2023年はあっという間に過ぎそうだ。