40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

投稿論文の提出、正式にDrに

前回の記事からまたかなり時間が空いてしまった。日々忙しくてなかなかブログを書く時間を作ることができない。最近、週末はほぼワークしている。ワークの内容は投稿論文を書いたり、コラムを書いたり、今後のキャリアのための種まきをしたり、と月~金のフルタイムの仕事とは異なること。

 

とりあえず、記録として。11月29日、正式にドクターになった。大学からConferral emailが来た。それと同時に、CoEが切れるというお知らせ、Research affiliateになるというお知らせ、など立て続けに。もう学生ではない。大学の各種システムが1か月後から使えなくなる、というお知らせメールが来て、慌ててResearch affiliateのステイタスを確認したら、事務的にうまく進んでいなかったことが判明。これは半分私が悪くて、以前大学と結んでいたカジュアルの雇用契約がまだ残っていたみたい。それを即座に停止してもらい、無事Research affiliateに。

 

Drという称号、そしてResearch affiliateになって初めて提出した論文。12月18日がスペシャルイシューの締め切りのはずだったのに、ジャーナルのHPを見たらしれっと1月に延期されてた。これはあるあるなのかな?とにかく、まあまあ権威のある経営学のジャーナルで、正指導教官も論文が掲載されたことが無いもの。IFは8。

 

副指導教官は共著者としてメールのループに入れていたのに一向に返事がないので、今回は私と正指導教官の2名での執筆となった。正指導教官は自信を持っている。私の博論のコアな部分をベースにしたものでもあるので、良いジャーナルを狙っていきたい。

The paper is looking good and should make it through the first round of reviews at least (I've heard ジャーナル名 can be challenging but a special issue may be less onerous). I've made a few comments/changes as attached.

 

Onerousという単語、初めて聞いた。

提出画面

そしてこの論文をベースにAoMへ再度挑む。2024年8月のシカゴでの学会に。AoMの締め切りは1月9日。正月明け!余裕があるぞ。

 

日本のウェブメディア向けのコラムもほぼ修正が終わったので、今手元にある仕事はほぼなくなった。今年は副業としてコラムの執筆や講演を始めたので、マイナンバーの手続きや色々それぞれの会社に出す事務的書類が残っているが、それを片付ければほぼ年内の副業は終わり。本業の方も最近忙しくて…疲れている。

 

でも冬休みは、メルボルンで仲良くしていた家族が一時帰国して、2家族で一緒にスキーに行く予定!今から楽しみ。そして両実家にも帰省(と言っても夫の実家は関東だが)。私は楽しむ時間を意識的に作らないと、気が付けば論文ばかり書いてしまう週末になってしまう。どこにもお出かけ出来ない日が続いていたけど、論文執筆の合間の休憩時間に日本の秋の美しさ(近所の紅葉)にたくさん癒されていた。春の桜よりも秋の紅葉の方が好きになった。日本の秋ってこんなに美しかったんだと4年ぶりの日本の秋の景色を満喫した。

近所の木々が美しすぎてどこにも行かなくても良いと思ってしまう

子供の通学路で毎日紅葉狩りできる贅沢

4本目の投稿論文が手を離れた今、2020年、博士課程1年目に集めたけど、使っていないデータセットがあるので、それを何とか料理して、論文をもう1本かけないかなあ、とぼんやり考えている。こうなってくると、堂々と趣味は論文執筆です、と言えそうだ。