40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

夏休みの出来事、投稿論文修正

会社の夏季休暇を1日前倒しして8月10日から実家に。次男の乗り物酔いがひどいので、今回は新幹線で帰省。以下、起こったことを時系列に。

 

1日目

昼頃に実家についてごろごろ。5月の連休に来たばかり。10日の夜は、会社の元同僚と名古屋駅で会うことにしていたので、夕方に外出。元同僚は15年前に会社に入ったころに一緒に仕事をしていた人で年齢は私よりも2つ下。実家が近いこともあり意気投合。会社が大々的にスポンサーしていたので大きな声で言えなかったが、2020年に東京にはいたくない(ただでさえ人であふれている東京の街にオリンピックでさらに人が来るなんて絶対に嫌)という点でも気が合った。彼女は2019年に転職して関西に。私は2020年初にメルボルンに。2020年に東京にいない、という目的は2人とも達成。

 

名古屋駅近くの柳橋市場名古屋コーチンの焼き鳥を食べた。写真は撮り忘れ。歩いていて感じたのは、名古屋駅も随分開発されたなあと。私が名古屋に住んでいたのは19歳の時までなので、飲み歩くようなことはなく、夜の名古屋を知らない。東京のようにどこもかしこも人、ということはないのでストレスがない。

www.marunaka-center.co.jp

 

2日目

翌日はダラダラ。投稿論文の修正をやるつもりでパソコンを持ってきていたけど、心身ともに休みたがっている。東京にいると時間を有効に使わなくては、と変なプレッシャーを自分にかけているが、実家に来ると色々なことがどうでもよくなる。近所のアピタの床屋に長男を連れて行ったり、本屋で物色したり。しまむらで子供の下着と靴下を新調。名古屋の住宅地は東京よりも数倍便利。土地代が安いからなのか、商業施設がいたるところにあるので、買い物なども東京よりもしやすい。かろうじて、夜にオンライン英会話だけやってこの日は終了。

 

3日目

意を決して外出。天気予報は39度。次男の希望により名古屋港水族館に。私、夫、長男、次男、父の5人で。9時半から外にいられないほどの暑さ。半分意地で、照り付ける太陽のもとでイルカショーの見学。名古屋港水族館はものすごい混みようだったが、普通の週末のお台場よりもマシ。東京に住んでいると人混みに慣れるところがある。久しぶりの水族館は楽しめた。シャチやイルカなどの展示がやはり一番見ごたえがある。

イルカのジャンプ

昼は水族館の外で、久しぶりに「スガキヤ」ラーメン。前日に近所のアピタで見てから、スガキヤのラーメンが食べたくて仕方がなかった。量が少な目、味がくどくない、安い、と普通のラーメン屋よりも好き。小学生の頃、夏休みに近所の市民プールに友達と泳ぎに行った後、ユニーの中に入っているスガキヤでラーメン食べたなあ…。懐かしい。

スガキヤまるごとミニセット 590円也

もう帰りたい気持ちだったが、70代の超元気な父親が「南極観測船ふじ」も観に行こうというので、午後も名古屋港エリアに滞在。水族館と比べてガラガラにすいていたので、落ち着いて展示を見ることができた。「ふじ」は小学校の遠足で行ったなあ。そのときはまだ水族館はなかった気がする。がらーんとしたところに、ポートビルと「ふじ」だけがあった記憶。

ポートビルと南極観測船「ふじ」

南極観測船「ふじ」の展示は思いのほか面白かった。この船で南極に18回も行ったんだと思うとやはりすごいと思ったし、船内がほぼそのまま保存されていて面白かった。

船内の食堂で「カレーくださーい!」と言う長男

オーストラリアとのつながりもいくつか見つけられた。燃料や食料の補充で何度かオーストラリアの港に立ち寄っていた模様。メルボルンを見つけて嬉しくなる私たち。

メルボルンに立ち寄った証

パースでは野菜や肉を買っていたみたい。当時は日本よりも色々なものが安いオーストラリア

その後、まだ父親が観たがっているので足が棒のようだったがポートビルに行くことに。この頃は疲れすぎて写真を撮る元気もなかった。展望台から名古屋の街を一望。3階にある別の博物館で子供たちは操舵シミュレーションなどをして楽しんでいた。結局朝9時前に家を出て、帰宅したのは17時。一日遊んで充実していた。こんなに汗をかいたのはいつぶりだろうというくらい汗だくになったが。39度ある日に外出するってすごい…。70代半ばの父親と中1の長男(陸上部)だけが最後まで元気。普段インドアな私、夫、次男は体力がないことが露呈した。

 

4日目

翌日は親せきの家に20人くらい?集合。日本にいない3年の間に従妹に子供が3人増えていた。大人は変わらず。わいわいと食事して楽しかった。みんなに「英語しゃべってー」と言われても絶対しゃべらない長男と次男(笑)。恥ずかしいのかな?

 

5日目

運よく台風が来る前日の新幹線を予約していた。この日は朝、近所の家電量販店に行ってiPhoneを購入。長男に私が使っているのを払い下げる予定で。iPhoneなら何でもいいわ、と思って行ったら、なんと昨年発売されたiPhone SEが3万6千円とのこと。定価の約半額。もちろん新品。ソフトバンクからの購入になるという説明だったが、SIMフリーであることに変わりはない。こだわりがない私は3万6千円でもちろん購入。10万円くらいするかと思っていたけどラッキー。アップルストアだと6万円台後半、参考まで今まで使っていたiPhone 8を購入したJB Hifiの価格をチェックしてみたけど、719ドルだった。

 

新幹線に乗る前に実家近くのうどん屋味噌煮込みうどんを食べて、無事に帰宅。この時点で夏季休暇は残り2日あった。ここで1つ、トラブルが。iPhoneを交換したことで、大学のサイトにアクセスできなくなってしまった。Verificationのアプリを移行しなくてはならなかったのにそれを忘れてそのままデータを消してしまった。急いで大学のITサービスにメールで問い合わせ。

 

6日目

東京に戻ってきた翌日(昨日)。ITサービスから電話が。日本の電話番号にかけてきてくれた。ありがたい。久しぶりの英語電話にドキドキ。Zoomにつないで学生証見せて、言われた通りにしたらVerificationのシステムは無事に復活。オーストラリアの仕事は遅いから期待していなかったけど、すぐに対応してもらえてありがたい。その後、やっと投稿論文の修正を完成させ、指導教官にメールで送付。夏休みの宿題を終わらせることができた。

 

投稿論文はメルボルンを去る前に着手し、東京で仕上げて提出したもの。

fourty.hatenablog.com

 

4月にパブリッシュされた私の1本目の論文が掲載されたジャーナルのIFが10程度なのに対して、今回のジャーナルは5~6。3人のレビュアーから色々と指摘や注文は入っていたが、コメントは概ね好意的で、3人ともこの論文はパブリッシュすべき価値がある、と言ってくれているのでおそらく大丈夫だろう。あとは共著者である指導教官がどこまでちゃんと見てくれるか。

 

7日目

今日が夏休みの最後。博論も投稿論文も手を離れたから、久しぶりにタスクがない。オーストラリアから持ち帰った英語の小説を読み進めようかなあ。名古屋で少しずつ読んでいて、ストーリーは中に入ってきた。あとは東京はそんなに暑くないから、少しくらいは外出しても良いかも。

この著者の本を読むのは4冊目