40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

2024メルボルン旅行記:Day 4~Day 5

続いて4日目と5日目の記録。

 

Day 4

この日は卒業式。今回の旅行の目的は卒業式に家族と一緒に出ること。天気は曇りだったが雨が降っていないだけでハッピー。卒業式の様子は以前の記事に。

 

fourty.hatenablog.com

 

この日の予定、卒業式が終わったらそれで終わりではない。次男を通っていた小学校に連れて行く約束があった。次男は放課後に校庭で友達と遊び、その後、日曜日に遊んだ友達とは別のベストフレンドの家におよばれ。長男は長男で、今度は2か月だけ通っていたハイスクールで友達と待ち合わせしているらしく、卒業式が終わって15時頃、そのまま車で長男をハイスクールにドロップオフ。

 

小学校には予告なしで突然行ったので、放課後に教室から出てきた子供たち、先生たちを驚かせた。また顔見知りのママ友たちも「あれ?」という感じで反応。今回、予定の調整が複雑になるので、渡豪することは次男のベストフレンドの2人のお母さんにしか知らせておらず、その他の友達にとってはビッグサプライズだったみたい。何人かの友達がそのまま校庭に残って、1年前と同じ遊びをした。子供たちが少しずつ大きくなっている以外は変わらない。私はそこでさよならし、次男は友達の家まで一緒に行って、さらに遊んでディナーもいただいて満喫。完全英語環境の中でも英語をちゃんと喋れていたようで安心。本人は英語ができなくなっていたと言っていたけど、はたから見たらコミュニケーションは十分取れている。何が羨ましいって、発音が日本語英語じゃないこと。

 

長男は、ハイスクールで初めてできたローカルの友達に、日本からのお土産のDr. Gripを渡せて安心していた。日本語環境が確保されていた小学校(日英バイリンガルスクール)から、完全なるローカルハイスクール(どちらかといえばギリシャ系)に、帰国の2か月前、ドキドキしながら入学。小学校の友達とクラスもバラバラになって、新しくできた友達。その子は絵がとても上手で、長男が持っていたDr. Gripのシャープペンシルの書きやすさに感動していたらしい。今回、彼だけの特別のお土産として渡せたようで良かった。

 

夜、次男を友達の家に迎えに行き、滞在中、もう一度遊びに行く約束をした。みんな本当に良くしてくれて、ここで私たちは良い関係を沢山築けていたんだなあと改めて感じた。

 

Day 5

水曜日。日がだんだん短くなっているメルボルンでは朝の7時頃にやっと明るくなる。

水曜日の朝、エアビーから見えた朝焼け

午前中は長男の希望でKmartに再訪した後は、ゆっくりと地元のアジア人街(と私が勝手に呼んでいるだけ)を散策。Bread Topの位置が道の反対側に変わっていて、2軒隣にBonBonsというパン屋さんもできていて、さすがアジア人が多い場所。中華系よろず屋で長男は日本の友達向けにMade in Chinaのお土産を調達。コロナ禍を経て、お土産もいくつかUpdateされており、オーストラリアやカンガルーをモチーフにしたかわいいキーホルダーなども売っていた。

 

このアジア人街には中華系のよろず屋が4店舗程あり、どれも似ていて区別がつかない。入店すると100%中国語で話しかけられ、それに対して「We are not Chinese.」と言うと「Where are you from?」と必ず聞かれる。日本というと「こんにちは」「ありがとう」など知っている日本語を話してくれるフレンドリーなおじちゃんが店主(おばちゃんよりおじちゃんの方がフレンドリー率高い)。そして必ずニセモノのポケモンカードがレジの前で堂々と売られている笑。

 

中華系のよろずやで、日本の種が売っていたのを発見(住んでいた時に見つけていたらなあ)

夫は数少ない日本人パパ友とランチの予定があったので、私は子供たちの希望でBread Topのパン、自分は久しぶりにべトナミーズで焼きそばをテイクアウト。

 

夫と入れ替わりで私は午後Cityに。知人に会う予定があったが、天気も良かったので少し早めに行って散策。帰国前、2022年12月に開催された小学校のクリスマスパーティーのチャリティRaffleで当選したメルボルンの有名カフェ、Patriciaの50ドル分のバウチャーを手に持って笑。12月にバウチャーもらっても3月に帰国するまでCityのカフェに行く時間などなく、そのままになってしまっていたのを今回思い出して持ってきた。カフェの名刺に「$50」と手書きで書かれている。どうも心もとない。なにこれ?と言われるか、それとも普通に使えるか?

www.patriciacoffee.com.au

 

この手書きの素人っぽい紙切れバウチャーが1年半の時を経て使えるのか?

Patriciaは初めて行くカフェ。日本人のバリスタがいた。ちょうど手が空いた店員さん(オージー男性)に、小学校のChristmas raffleでこのチケットもらったけど、使えますか?と聞いたら、普通に「Yes」という答え。何に使えるか聞いたところ、何でもいいらしい。ヤッター。1人でコーヒー何杯も飲めないので、豆を買うことにした。50ドル全部使います、と言ったら「Yeah, go crazy!」というノリの良い答え。豆を2種類選んだら既に40ドル。それにFlat whiteを足して、残り3ドルくらいを捨てようと思ったら、バリスタのお兄さんが、何か甘いもの追加しなよ、というので小さなケーキを買ってみた。

Patriciaでの戦利品。豆はMarket Lane Coffeeのものも売られていた

トータルで54ドルくらい?少しオーバーしたので、追加分を払おうとしたら「You don’t need to pay. All good!」と言う。オーストラリアでは、いい加減さが悪い方に作用してストレスになることも多いけど、その代わりに日本ではなかなかない緩さが魅力的。こういうところが私の好きなオーストラリアだなあと。数ドルおまけしてもらってとってもハッピーな気持ちに。Patriciaは席がほとんどないので、みんな店の外の路地裏でコーヒーを飲むスタイル。15時前なのに、どう見ても仕事中の人々がたくさんいる。打ち合わせという名目で外出し、コーヒーを飲んでいるオージーたち。それが当たり前の世界も好き。

背景に映るのは(サボっている?)メルボルンのサラリーマン/ウーマンたち

知人と落ち合って、またカフェに。こちらも有名カフェだけど私は初めて行くBrother Baba Budan. 椅子が天井からたくさんぶら下がっているのが特徴。もちろんコーヒーもおいしかった(カップがやたらと小さかったのが気になったが)。

sevenseeds.com.au


Brother Baba Budanでは、タイミングよく奥の席が空いていた。ここでも日本人バリスタを発見。メルボルンの有名カフェのいくつかで日本人のバリスタが活躍している。

店内の装飾にインパクトがあるBrother Baba Budan

Cafeでゆっくり話した後はCityを少しだけ散策。ずっと気になっていたCity のSalvosに行ってみたけど、規模も小さくて、おいてあるものも郊外のSalvosの方が良いなあと思ったり。帰りはあえて徒歩でRoyal Arcade, Block Arcade, Centre Place, Degraves Streetというメルボルンらしいアーケードと路地を通り抜けて、Flinders Street Stationまで。地図を見なくてもどこに何があるかわかる。数時間だけだけど、Cityを楽しむことができた。やっぱりメルボルンいいなあ。仕事終わりのメルボニアンと一緒に駅まで歩きながら、私もここで働けたらなあ、と思ってしまった。

床のデザインが特徴的なRoyal Arcade. チョコレート屋さんkoko blackの本店もここにある

全てが美しいBlock Arcade

路地裏がヨーロッパっぽいDegraves Street

仕事帰りの人たちと一緒にFlinders Street Stationから私も帰路に