40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

親子留学生の生活@メルボルン

最近忙しすぎてブログに書きたいことがたまっているのに書けない。どんどん新しいことが起きるので、忘れないうちにこの2週間の出来事を羅列してみる。

 

大学の招待でMelboune Zooに

私が所属する大学はとにかくイベントが多いが、2週間前の週末は家族持ちの大学院生をMelbourne Zooに招待してくれるイベントがあった。大学からバスが出ていたが、私たちは自由に動きたかったので現地集合のオプションを選んで自家用車で。

 

この日の午前中は、次男が友達のバースデーパーティに招待されていて(最近、子供たちが隔週でバースデーパーティに行くのでバタバタ)、バースデーパーティからピックアップ、途中でランチ、午後からZooという忙しいスケジュール。ランチはMelbourneで最もおしゃれな?FizroyにあるHinokiという日本食材店のテイクアウトの寿司。文句なしのおいしさ。

ここは日本ですか?

Fizroy全体はオルタナティブな感じで、下北にありそうな店もちらほら

Zooでは、大学がホールを貸し切って、ここでもサンドイッチなどをいただく。家族連れといってもほぼ子連れ。しかも半数はインドネシア人留学生。一緒のテーブルになった金髪ショートカットのママが腕にぐるっと一周トトロのタトゥーをしていたので、日本好きかな?と思っていたら、日本語で話しかけられた。日本語を勉強していたアメリカ人。子供が0歳と1歳という組み合わせ。ベビーのお世話で忙しそうで自己紹介をしそびれた(子連れあるある)。そうしたらなんと翌日に大学のメールにその人から連絡があった。わざわざ大学のHPの社会学部のページにアクセスし私を探しあてて、メールをしてくれたようだ。こうやって新しいつながりができてくるのはうれしい。

動物園のホールを貸し切って交流

寿司を食べた後にサンドイッチ

Zooでの私的ハイライトは泳いでいるカモノハシを存分に見られたこと。意外とアクティブでびっくり。Melbourneの他の2つのZooは既に行っていたので、Melbourne Zooは行かなくても良いかと思っていたけど、大学のご招待で無料で参加できて感謝。なんといっても入園料が高くて、大人一人42ドル!家族で行って食事もしたら100ドルを超えるから、大学様様、ありがたや。

気が付いたら動物の写真をほとんどとっていなかった

子供たちはお土産までもらった。次男お気に入りの鳥を自宅のバックヤードで撮影

 

大学のSustainability Festival

先週は上記Zooに招待してくれたのと同じ大学院アソシエーションのイベントで、Sustainability Festivalがあった。

フェスティバルの様子

洋服の物々交換

要らなくなった洋服を持ちより交換するイベント。私は日本から持ってきたけど全然着ない服(ワンピースやブラウスなどの仕事着)を5~6着持って行った。代わりにとってもかわいいサーフブランドのニットとサッカーチームのユニフォームをゲットした。メルボルンはずっと寒いので、ニットが大活躍。お金出しても買いたいくらい気に入ったニットが無料で手に入って大満足。

 

面白かったのは、同じ部屋のPhD仲間も洋服を持って行って物々交換してきた。何をもらってきたのか見せてもらったら、彼女がもらってきた洋服の1枚は私が放出した服だった。東京にいるときはかなり気に入ってきていた服だけど、こちらでは着る機会がなかったので寄付したが、彼女はTeachingもしているので少しフォーマルな服装を探していたみたい。

洋服の物々交換楽しい!真ん中に写っている黒いブラウスが私が提供して友人がゲットしたもの

食べられるコーヒーカップ

イベントに定番の無料コーヒースタンド。この時はSt.Aliが出していたが、カップリユースできるプラスチックのカップか、食べられるカップかの2択だった。面白いから食べられるカップを選択。無料だからとアーモンドミルクのラテにしてみた。

コーヒーを飲んだ後はカップを食べる

食べられるカップは甘くないビスケットの味。気になって調べてみたら、メルボルンベンチャー企業が2020年に立ち上げたビジネスのよう。他にシティのカフェでも提供されているようだが、カップだけで1つ3ドルくらいするので、まあまあ高い選択肢。先日WA州が使い捨てのコーヒープラカップ(コールド用)を全面廃止し、次はホットコーヒーのカップも廃止の動きになっているようなので、こういう代替品が普及してくるのだろうと。それにしても、カップを食べてしまおうという発想がオーストラリアっぽくて面白い。

https://good-edi.com/

 

エコグッズ色々

エコな商品をいくつか無料でもらえた。私が選んだのはBeeswaxのラップ(ポリエチレン製の使い捨てラップの代替品)、ナプキンが要らない生理用ショーツ、お弁当箱。特にBeeswaxのラップは前から欲しいと思っていたので、無料でもらえてありがたい。

色がカラフルで見ているだけで楽しい

他にもVegan用のバーガーが無料でふるまわれたり、オーガニックの野菜がもらえたりと、何かとお得なフェスティバルだった。

 

公園でサッカー

先週末の日曜日は何も予定がなかったが、家で昼食を食べていたら、近所に住む長男の友達(オージー)がドアをノック。家で遊んでいたら、今度は長男の別の友達(日本人ママ)からメール。サッカーをしに行かないか、というお誘い。遊びに来ていたオージーの子も連れて、隣駅の近くにあるサッカー場まで自転車で行った。

 

そのサッカー場自治体が管理している人工芝のサッカー場。とてもきれいなのに無料で使えるというところにびっくり。行ってみると長男の友達の陸上仲間の子たちがサッカーをしていて(ややこしい)、長男の友達のオージーパパも知り合いのパパがいて意気投合。急遽、男子10人でサッカーマッチをすることに。長男は学校ではその友達に次ぐ運動神経の良さ。一緒に行った近所のオージー友達は学年が一つ下だが、同じくスポーツ好き。

 

眼鏡をかけてMinecraftのTシャツを着た小柄なアジア人の長男。一見スポーツが出来なさそうに見える長男を相手はノーマークだったが(舐められていたと思う)、途中からマークされるようになって、認められているのが分かった。身体の大きなオージーの男の子に交じって必死にサッカーをしている長男を見ているのが面白く、長男のサッカーも刺激を受けてだんだんうまくなっている。スポーツっていいなあ、と単純に思った。オーストラリアはスポーツ大国だが、こうやって自治体が無料でスポーツができる場所を各所に整えてくれていて環境に恵まれていることが大きい。

無料でスポーツが楽しめる贅沢

平日も週末もイベント目白押しで毎日があっという間。この週末には長男の12歳のバースデーパーティも控えているし、卒業に向けた色々な行事の準備、自分の研究の発表やら論文の執筆やら、親子留学生の日々はこうやって楽しく忙しく過ぎていく。