40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

帰国時期の調整とアワードの獲得

4月後半は子供たちのスクールホリデー中で多忙を極め、イースターやらアンザックデーやらの祝日も多くて疲弊。子供がいると休みは休みでなくなる。仕事しているときもよく同僚と「無駄な3連休は勘弁してほしい、平日より逆に疲れるわ」と愚痴っていた。こんなんでよく274日間のロックダウンを乗り切れたな。そんなこんなでブログの更新が滞ってしまった理由付け。

 

久々の記事は最近の動きについて。昨日と本日、2つのニュースがあった。まずは昨日の出来事。

 

帰国時期の調整

休職中の会社の人事の担当者からメールがあって、休職時期の延長が認められた。もともと会社の休職制度ではMax 3年間という約束だった。2020年1月中旬から休職しているので、復職は2023年1月中旬の予定。しかし、博士論文の提出を12月中に行うのは実質難しい。コロナが無ければできた可能性もゼロではないが、274日のロックダウン中、子供たちの学習サポートに費やした時間はフルタイムで働いたときの3か月分くらいに相当する。事情を説明したら、休職が3月末日まで延長可になった。

 

大学の制度上、2020年4月の時点で博士課程に在籍している学生は、自動的に博士課程の期間が3か月延長され、3年6か月がスタンダードになった。私は2020年2月1日の開始なので、これに従うと2023年7月末がスタンダードな博士論文提出納期となる。今回、それを4~5か月前倒しするというプラン。結局、私の場合は3年2か月程度の博士課程となる予定(博論提出までの期間であり、その後の修正等はまた別途)。博士課程に在籍する多くの学生が授業料免除だけでなく、大学から奨学金という名の生活費を得ているので、期間の延長は重要なポイント。今回、人事から休職期間の延長が認められた背景には、大学側の延長判断が効いたようだ。

 

私は指導教官とも相談の上、今年の12月上旬にFinal review(論文提出前の口頭審査のようなもの)を行う予定。決まりではFinal reviewから3か月後に論文を提出することになっているので、2023年2月下旬~3月上旬に提出予定をしている。そうすると1月に帰国して復職するというプランは合わない。2週間ほど前、会社の人事に期間延長について打診。イレギュラーな対応になるので、理由等詳しく聞かれたが、無事受理されたようでホッとしている。柔軟に対応してもらえてありがたい。しばらくこの会社に恩返しをしないといけない。

 

自分も管理職をしていた身からすると、人員の配置や異動に関わる情報はなるべく早く上司に伝えるべき。そうしないと人のやりくりをする側の仕事が増える。予期せぬ休職や退職があると、玉つき人事で本来のキャリアプランに沿わない異動をしなくてはならない人が増えてしまう。マネジメント側からすると、休職や退職は最低でも6か月くらい前には知っておきたい情報(退職となるとなかなかそうもいかないケースが多いが)。1年前に連絡するのも早いかと思ったが、来年の予算を立てるとなると6月頃から動き始めるので、部署の人件費の算出も含めて早めに連絡するに越したことはないから、休職前の所属部署であり(おそらく)復職先にもなる元上司にも一報を入れておいた。

 

人事から正式に休職期間の延長が認められたことで、帰国が一気に現実的になった。何ならもう飛行機のチケットを予約しても良いくらいだ。帰国して数日は夫の実家に世話になるとして、帰国翌日から家探しをし(どこに住むのかも全く決まっていない)、賃貸契約をして、住民登録をして、子供の学校を決めて、中学1年生になる長男の制服を買って…。入学式には何としても間に合わせたい。子供の学校の教科書配布とか入学前の健康診断とかどういう風だったかな?やることが多すぎてやばそう。しかも3月下旬に帰国し、倉庫に保管している家具等を賃貸物件に運ぶにしても引っ越し屋の手配が難しそうだし。今借りている家の契約も手続きをしないといけないし、何よりすべてゼロからそろえた家財や家具、車を処分するのも大変。子供たちの退学手続きもしなくてはならない。わかってはいたものの、現実的に考えると気が遠くなる…。これらの手続きを博論の仕上げと同時にやるとはかなりの試練だ。

 

アワードの獲得

今朝、学科の担当教官から連絡があり、アワードの獲得が決まった。これにより、7月~8月に予定している日本とアメリカの学会はしごツアー(兼単身一時帰国)の費用が満額カバーされることになった。ありがたい。金額にして約50万円。5,000ドルの枠に対して、5,528ドルを申請したら全額OKになった。申請書に細かく見積を出したが、何が高いってアメリカのホテル代…。学会が手配しているホテルの学生料金で申し込んだものの、一番安いところで1泊2万円程度。勘違いで1泊少なく予約してしまったので、その分は通常料金で1泊4万円程度になる。これと比べて東京に滞在するときのホテル代は1泊8,000円。日本のホテルは安い。

 

アメリカの学会は参加費も高くて学生料金で2万円超、宿泊はトータル約16万円!日本の学会は2日間であるのに対して、アメリカの学会はそもそも6日間にわたって開催され、そのうち自分の発表がいつになるのかはまだわからない。学会の前後で観光を予定しているわけではなく、1週間ずっと学会がある。日本では学会がない日は調査に参加してもらった企業への説明等をできればと考えている。

 

ざっくりとした費用内訳は以下の通り。

  • 日本の学会参加(4日間):6万円(学会参加費、3泊分のホテルと食費等)
  • アメリカの学会参加(7日間):24万円(学会参加費、6泊分のホテルと食費等)
  • 飛行機代:20万円(メルボルンー東京ーシアトルー東京ーメルボルン

 

ちなみに今所属している大学では、博士課程学生の学会やデータ収集などの出張に対して、大学から25万円程度までは費用が出る(立替払い方式)。これは今回アワードを受けたおかげで手付かずで残っているので、もし博論提出前にもう一つ学会(オーストラリア国内)に参加するとしたらこの費用を使わせてもらえる。あと、25万円の交通費とは別に、すべての博士学生に対して奨学金獲得有無を問わず40万円程度の研究費用の支給があるので、なんだかんだ博士課程で必要な経費はカバーできたように思う(こちらで買ったノートパソコンの費用もこのお金で吸収できた)。ありがたいこと。

 

コロナのせいで最初の2年間は打撃を受けた私の博士課程留学もようやく3年目になって明るいニュースが増えてきた。最終調整をしている書籍も数か月後には出版となる。博士論文を仕上げることは当然として、投稿論文もあと一つは書きたいし、学会発表もオーストラリア国内で1度はしてみたい。プライベートでは旅行もしたいし、まだまだやりたいことがたくさんある。