昨日、12月にゴールドコーストで開催されるANZの学会にペーパーがアクセプトされたとの連絡があった。これはオーストラリア企業の分析結果。シアトルで開催されたAoMと比べるとローカル色(オーストラリア&ニュージーランド)が強く、アクセプトのハードルも低いと指導教官から聞いていたが、実際にアクセプトの連絡をもらえてほっとした。オーストラリア企業の結果なので、オーストラリアのことに詳しい人達の前で発表して、ローカルコンテクストも踏まえたフィードバックをもらいたいというのが私の意図。
学会に提出した際の記事はこちら。
アクセプトはアクセプトだが条件付き(subject to revision)。これは普通なのか、私のペーパーの出来が特に悪いのか、初めてなので不明。実際にレビュワーからのコメントは来週になってからしか確認できない。9月中旬にレビュワーのコメントを踏まえて更新したペーパーを再提出する必要あり。
この連絡をもらったのが昨日の昼頃。そのすぐあとにJetstarで飛行機のチケットを確認。メルボルンからゴールドコーストまでは直行で2時間強。毎時間飛行機が飛んでいて、運賃は安い便で60ドル(安くてびっくり)。まだまだ余裕があるから、夜に家に帰ってから予約しようと思った。夕食後に再びJetstarのホームページを開いたら、安い便が全て売り切れ。えっ、これってANZ学会にメルボルンから参加する人が予約した?!数時間でチケットがなくなるってびっくり。確かにメルボルンには大学が多いし、私の所属する大学からもおそらく何人か(主にビジネススクールから)参加者がいることは予想できる。
これ以上のんびりしていると高いチケットしか残らないだろうと、急いで予約。とはいえ、予定が変わる可能性もあるのでフレキシブルなプランで予約したので少し高くなり、往復で300ドル弱(これでも高くはないとは思うが)。学会参加費や交通費、宿泊費は大学が全PhD学生に与えてくれる旅費(2800ドルまで)で全額カバーできるので、今回の費用については心配する必要はないが、なるべく安く行けたらその方が良い。
しかもこのANZ学会の参加費用がなぜかべらぼうに高い。たったの2日間なのにアーリーバードの学生料金で400豪ドル+学会員になるために95豪ドル。合計で500豪ドル。学会員にならないと参加費用は1,290豪ドル。高すぎないか?ちなみにAoMは6日間にわたっての開催で学生料金は250USドル(約350豪ドル)。AoMは参加者が多いから、逆に安いのだろうか?ANZ学会は日本の学会の参加費用5,000円の10倍。。自腹だったらANZ学会への参加は躊躇するなあ。AoMの参加費がとても良心的に見えてきた。
ゴールドコーストは観光地で宿泊場所がたくさんあるのでホテルはまだ押さえていないが、ホテル代も入れると余裕で10万円を超える。おそらくこれが私にとって博士課程に在籍している間の最後の学会発表になると思うので、金はかかるが実り多い機会にできればと思っている。学会の2日目に博士課程の最後の審査であるFinal reviewのパネルがあるので、それはゴールドコーストのホテルから出席する。この週は盛沢山になりそうだ。
最近、来年の学会発表の仕込みをどうしようかと思案中。復職してからでも卒業するまでは大学の所属を名乗れるはずなので、できればまだ外に出していない研究成果を学会発表したいが、そのために年末年始に博論とは別に1万ワードのペーパー(AoM用)を書く時間があるかどうか(おそらくない)。来年のAoMはボストン。8月上旬。8月上旬なら会社勤めしていてもお盆休みの前倒しみたいな感じで、年休を取得して学会に行けるんじゃないか、という気もしている。悩ましい。
日本の学会は比較的簡単に参加できるので、復職後も博士課程中に収集したけど処理しきれていないデータを小出しに発表したり、実務を通じて発見した内容を発表することも可能と思われる(論文にはできないかもしれないが)。
私はもうあと半年で博論を提出しようとしている(開始から3年1か月)。周りを見ると4年かけて提出している人が多いので、本当にできるかなと不安はある。私も4年かけて博士課程を終えたかったなあ、と思うこともあるが、これ以上休職期間を伸ばすことはできないので仕方がない。やれるところまでやるしかない。実は今週、休職中の会社の元上司とオンラインで面談をして、復職先についての意見交換をした。いよいよ私のPhDジャーニーも終盤に差し掛かってきたと寂しく思いつつ、3年ぶりに実務の最前線に戻るのも楽しみではある。博士課程を通じて学んだ経験によって、おそらく今までとは違った見方ができると思う。