40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

全豪オープン2021を観戦

昨日、全豪オープン女子シングルス3回戦、大坂なおみ選手の試合を観戦した。チケットは前日の夜に購入。前日にならないとどのコートで何時からどの選手がプレーをするかが発表されないので、観たい選手を観に行くには前日夜にチケットを予約するしかない(もちろんチケットが余っていれば当日でも予約できる)。一昨日の夕方に全豪オープンのホームページを見たら、まだ対戦内容が更新されていなかった。夕食後に再度見てみたらアップされていた。大坂選手の3回戦はJohn Cain Arenaという少し小さめの会場で、昼の13時半以降からということ。夜だったら観に行けないので、ちょうどよかった。

 

チケットの値段は3段階設定されていて、1番高いのは200ドル(学生160ドル)、2番目に高いのは120ドルくらいだったかな(忘れた)、一番安いのは49ドル(学生39ドル)。当初、真ん中のチケットを買おうと思ったが、夫と2枚分を予約しようと思ったら売り切れていたので、一番安いチケットにした。私は学割で39ドル!3,000円くらいで観に行けるとは。

 

会場は家から30分弱電車に乗るだけ。シティに入る一歩手前の駅。とてもアクセスが良い。昨日は曇り時々晴れの予報で、気温も20度前後とちょうどよい。最高の観戦日和な気がする。私が買ったチケットでは、合計4つの試合を観ることができる。大坂選手の試合の前に女子シングルスが1試合、後には男子シングルスが2試合。しかも男子シングルスには、オーストラリア人のキリオス選手が出場するので、オージーが観に行きたい人気のチケットなんだろうと思った。

 

会場があるRichmond駅には12時ごろ到着し、近くのカフェでランチした後、試合会場に向かう。全然人がいなくて、めちゃくちゃ空いている。これがグランドスラムの大会なのか、と不思議になるくらい、人がいない。本当ならもっとお祭りな雰囲気なんだろうけど。

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いたるところに案内が出ているので絶対に迷うことはない

携帯でQRコードを表示させて無事に入場。練習用コートの横を通って会場に向かう。

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選手の練習風景。車いすテニスの選手もいた

会場の前には、特設のバーが設けられていて、ビールやらワインを飲めるようになっている。のんびりとした雰囲気。

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ロレックスがスポンサーをしているようだ

会場に入って、記念撮影。シティが見渡せる場所があった。いつの間にか快晴。

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右に見える白い屋根の建物が決勝戦も行われるメイン会場 Rod Laver Arena

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売店の周りを歩いていたボールのマスコット。会場が空いているせいか、せっかくの着ぐるみなのに注目されていなかった

会場には1時15分頃に入ったが、まだ1つ前の試合の2セット目をやっていた。どうやら接戦のよう。せっかくなのでこの試合も観ていくことに。全然知らない選手たちの試合だったけど、力が互角で観ているうちに面白くなってきた。イタリアと台湾の選手の試合。イタリアの選手の方が力強いけど、台湾の選手は技があって精神的に安定しているように見えた。中盤まではイタリアの選手が勝つかと思ったけど、最後は台湾の選手の粘り勝ち。2時間44分という長時間の試合となった。このため大坂選手の試合は大分時間が押して、3時頃からとなった。

 

待ちに待った大坂選手の試合!でも会場はガラガラ。もともと間引きしてチケットは販売しているけど、それにしても空いている。ぱっと見では4分の1も席が埋まっていないのではないか。

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入場したばかりの大坂選手。ヘッドフォンをして音楽を聴いているのかな?ど派手なウェアが似合っている

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会場の全体風景。空席が目立つ

上着を着たまま、少し対戦相手と練習のラリー。こうやって身体を慣らすんだな、ということを知った。ジャケットを脱いで、いよいよ試合開始。会場はシーンと静まり返っている。みんな大坂選手のプレーに注目しているのがわかる。

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大坂選手のサーブ。ものすごい切れ味で素人が見ても迫力があった

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メーターでは時速190キロ越えを表示。もう目では追えない速さ

大坂選手のプレーに魅了された。相手はランキング27位の選手だから、簡単に勝てるだろうと思っていたけど、そうでもない。最初は、これは互角なんじゃないか、と思うシーンもあるくらいで少し心配になったけど、大坂選手はとても落ち着いて見えた。会場に来ている観客も大坂ファンが多いようで、時折「Naomi!」という掛け声がかかったりしていた。

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トスを失敗してやり直すとき、毎回「Sorry」と言っていたのが印象に残った

コンパクトデジカメの持ち込みは許されているので、久しぶりにたくさん写真を撮った。あまり多く載せると良くない気がするので、これくらいにしておく。

 

終わってみると1時間20分弱の試合だった。前の試合よりも半分の時間。結局、大坂選手が強かったということなんだ。でも十分に楽しませてもらった。大坂選手はとても魅力的な選手。テニスのことをよく知らない私でもプレーに惹きつけられた。そしてオーストラリア人からも大人気。勝利後のインタビューでは、オーストラリア人が喜ぶようなことを言って、ファンサービスもちゃんとしてくれる。これぞ一流のスターアスリート。試合中は力強くてかっこいいのに、インタビューの時はかわいいというギャップにやられる人が多いと思う。

 

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インタビューは和やかな雰囲気

素敵な大坂選手。来年もできれば観に行きたいな。この後の男子シングルスの試合も観ていきたかったが、子供のお迎えがあるので断念した。でもちょうど学童保育(After School Care)を申し込んでいたので時間には余裕があった。5時前に会場を後にした。子供が学童に行く日じゃなかったら、大坂選手の試合が始まる前に帰らないといけないことになっていた。たまたま学童を申し込んでいてよかった(兄弟2人で55ドルの費用が掛かっているけど…)。

 

実は、メルボルンは昨日コロナの新規感染者が5名出てしまったということで(すべて海外帰国者の隔離ホテルからの感染)、大坂選手の試合の直前に、3回目のロックダウンに入ることが発表された。ロックダウンはこの日の夜中から開始され、今のところ5日間の予定。この記事を書いている今はまさにロックダウン中。全豪オープンは今日から5日間は無観客試合になる。そして感染の状況によっては、その後の決勝戦等も無観客になってしまう。州知事の説明では、テニス選手は仕事としてテニスをしているのでOK、観客はエンターテイメント目的の外出になるのでNGということらしい。ギリギリ観戦できた自分は何て幸運なんだろうと思った。ロックダウンによる生活の変化は別の記事に書く。

 

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帰りにも会場のバーエリアを通ったが、とても数時間後からロックダウンに入る場所とは思えない、のんびりとした雰囲気が漂っていた