アカデミックスタッフとHDR学生共通の大学のオフィシャルな休みは昨日までだったけど、年末年始にゆっくりできたので休みを3日繰り上げて、私は4日(月)から始動。と言っても、大学はまだ開いていないので、ロックダウン中と同じく自宅で作業開始。夏休みモードから仕事モードに切り替えるために、メルボルンに来て初めて子供たちを学童保育に預けることにした。
以前の記事にも書いたけど、こちらの学童保育はとにかく高い!保育料と経費を合わせて、1日あたり80ドル~100ドル(6,000円~8,000円)。うちは子供が2人いるので2倍費用が掛かる(つまり1日預けるだけで1万5千円程度が飛んでいく)。でもオーストラリア国民と永住権を持つ外国人には補助制度が適用されて、実質半額程度で行かせられる。学生ビザで来ている私たちは当然補助の対象外。
まだあと1か月もある小学校の夏休み中、子供がずっと家にいるようでは仕事に支障をきたす。自分と夫が働く時間を作ることと子供たちが新学期までに英語を忘れないようにするという2つの目的をもとに、週に3日程度、学童保育を利用することにした。登録や予約は全部Webサイトでできるので簡単。オーストラリアは日本よりもIT化が進んでいて便利。
休み期間中の学童は、朝7時から夜6時まで。フルで預けると11時間。何時間預けても料金は同じ。初日の4日(月)は朝8時過ぎに行ってみた。小学校と異なりバイリンガルではないのでずっと英語漬けだし、知っている友達は誰も行っていないので、行きたくないと言うかな、と心配していたけど、心配無用だった。もともと17時半に迎えに行く約束をしていたのを少し前倒しして17時に迎えに行ったら、新しい友達と遊んでいた長男から「17時半に来るって言ってたのに、なんでもう来たの!まだ帰らないからね!」と怒られた。確かに17時半と約束したので一旦引き下がって、また30分後にお迎え。そんなに楽しかったのか、と安心した。費用は相当かかるが、引き換えに大人も子供もハッピーになれるから、学童保育はありがたい存在。
学童保育は通っている小学校の施設で行われているところに参加した。もっと家から近い場所にもあったけど、慣れた場所の方が良いと思った。日によっていろいろなアクティビティが企画されており、10時と3時におやつも提供されるので、飽きずに楽しめるみたい。「毎日行きたい~」と言われたけど、お金がかかるので今のところ週3日にしている。先生たちは、子供大好きな明るいオーストラリア人たち、という感じで、私も朝挨拶を交わすだけでポジティブな気分になる。2日目の朝には子供たちの顔を見た後、それぞれの名前を呼んで挨拶してくれたので、もう名前を覚えてくれてるなんてプロだなあ!と感心。
今日は学童保育3日目。私は大学がやっと開いたので行ってみた。12月に初めて会った文学青年トムがすでに席に来ていて、寡黙に作業していた。自分のデスクの上を見ると包装紙にくるまれたギフトが置いてあったのでびっくり。誰からのものか見当がつかなかったが、とりあえず自分の名前が書かれていたので私宛であることは間違いないようだ。包装紙を開けたら、おしゃれなチョコレートが出てきた。その下にカードがあって、開いてみたら、前の席に座っていて歴史を専攻している人からのプレゼントだった。
早速お礼のメールをした。チョコレートはYarra valleyというメルボルン郊外(ワイナリーが有名)のチョコレート屋さんのもので、家族で行ってみると良いところだよ、というコメントと、カードのイラストは自分が書いたもので、昔イラストレーターとして仕事をしていたという話も。イラストレーターをしていて、今は歴史学の博士課程にいて、大学でも教えていて、なんか面白そうな人。大学には毎日来ていないので、次いつ会えるかわからないけど、会ったら直接お礼を言いたい。
嬉しいサプライズで一気に気分が明るくなった。そういえば年末にもこちらで知り合った人からチョコレートのギフトとグリーティングカードをもらってびっくりした。オーストラリアでは、年末年始にちょっとした贈り物を交換する文化があるようだ。日本のお歳暮よりもパーソナルな感じがする。家族や恋人といった親しい人だけでなく、自分があげたいと思った身近な人に贈るのかな?私はその文化を知らなくて贈りそびれてしまった。。近所にはスーパーしかないので、どこかに出かけて良さそうなお店を見つけたときにお返しを買いたい。