40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

クリスマス 2021の記録

去年の夏休み、クリスマス周辺、何をしていたか全然思い出せないので、記録のために今年のクリスマスのことを簡単に記事に(前回、クリスマスキャロルのことを記事にしたので、それ以外のことを)。

 

fourty.hatenablog.com

 

オーストラリアのクリスマスは夏なので、海辺でサンタの帽子をかぶってパーティみたいな絵が浮かぶが、メルボルンの夏は意外と寒くて、朝からガスストーブをつけたり、特に午前中はセーターを着たり、ダウンを羽織って外出することもある。半そでの出番があまりなくて、一年中ダウンジャケットが手放せないメルボルン。今年のクリスマス周辺は天気が良く、気温も15度から20度くらいと過ごしやすい気候だった。海に入るほど暑くはない。

 

昨年も今年も、コロナさえなければ年末年始は日本に一時帰国をしているつもりだったが、帰国できない状況なので、メルボルンで家族4人ひっそりと過ごす夏休みになっている。せっかくオーストラリアにいるから、オーストラリア風のクリスマスの祝い方をしてみようと、近所のスーパーマーケット(Coles)に24日に買い出しに行って食材を物色。ちなみに、オーストラリアのクリスマスデー(25日)は日本の元旦みたいな感じで、すべての商業施設が閉まって、街は静まる。その前日であるクリスマスイブは買い出しをする人たちが多くて、スーパーも混んでいた。

 

オーストラリアのクリスマスの食事はハムやローストポーク、ローストターキー、ローストビーフなどの肉系、エビやロブスターなどのシーフードを食べるらしい。

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スーパーのチラシを見るとこんな食卓のイメージ(Colesカタログから)

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クリスマス用の巨大なハムがゴロゴロ売られていた

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普段はスーパーで見かけない七面鳥も丸ごと売られている

親戚一同集まってわいわいする日なので、大きな肉の塊を含め、シェアする食べ物がメインのよう。とはいえ、うちは(平均的なオージーと比べて)少食な日本人4人の家庭なので、肉の塊をいくつも買っても消費しきれない。控えめに1.2キロほどのローストビーフを購入。もう味はついているので、オーブンで2時間ほど焼くだけ。

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1.2キロの塊が、スーパーのラックでは小さく見えた

オーストラリアの家は、基本的にオーブンがキッチンに備え付けられているので、普段もオーブンに入れるだけ料理がスーパーにたくさん売られているし、クッキーやケーキなども自宅で焼くのはかなり一般的。我が家もメルボルンに来てから、これまであまり使ったことがないオーブンをよく使うようになった。ちなみに今の家はガスオーブンなので、なんとなく電気よりもおいしくできるような気がする。

 

24日のイブは買い出ししたり、庭のアプリコットの実を収穫したりしてのんびりと過ごした。夜中にサンタさんが来て、25日の朝はプレゼント開封。その後、10時前からこの牛肉の塊をオーブンに入れて調理開始。オーブンに入れている間に、野菜なども準備。前日に鶏むね肉をレンジに4分かけるだけの簡単鶏ハムも作っておいたので、合わせて出した。

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多少オーストラリア風のクリスマスランチ。家族4人だけど取り分けスタイルで

ビーフはローストビーフと言うよりも、なんか長時間煮込んだ牛肉と言った感じで、ほろほろとほぐれる柔らかい感じに仕上がった。次男が固い牛肉が嫌いなので、鶏肉も準備したが、結果的に牛肉も食べられたので良かった。2~3切れ食べるだけでお腹がいっぱいになってしまう。1.2キロの牛肉の半分以上がまだ残っている。

 

クリスマスは暇。やることがないから裏庭で本を読んでいたら、赤いゴミ箱の蓋の上にカマキリの赤ちゃん発見!どこから来たのか?そして偶然のクリスマスカラー。観察後、長男がそっと紙の上に乗せて草むらに移動してあげていた。

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クリスマスに遊びに来たカマキリの赤ちゃん

長い夏休みのハイライトのうちの一つが終わった。今回、旅行は3回予定している。うち1回はすでに終了(今度別記事に)。研究の方も年末年始にかけて細々と続けている。明後日に指導教官にカンファレンス用の論文(といっても1万ワードのFull paper)を提出予定。もうすでにファーストドラフトはほぼ出来上がっていて、後はレファレンスの体裁を整えるくらいだが、クリスマス前後に送るのも嫌がられると思って、明日まで待って送付する予定。

 

子供の学童保育が年内は23日で終了してしまったので、年末年始は10日以上子供が家にいる状況。できる範囲で夫と分担しながらお互いの作業時間を確保する。ロックダウン中のような生活だけど、大学スタッフのオフィシャルな休み期間中であり、PhD学生にとってもオフィシャルな休み期間になる(ちなみに、このオフィシャルな休み期間以外に休みたい場合、年間で20日まで有給休暇制度があり、スタッフだけでなく奨学金を受給しているPhD学生にも適用される)。ということで、あまりガリガリやらないで一日数時間程度を確保しながら、トレーニング程度に研究に向かい合っている。