北海道旅行の3日目。
いい田の朝ごはんは、手作りのお惣菜と新鮮な海鮮で、今まで食べた朝ごはんの中で一番おいしかった。特にウニを炊き込んだ「ウニご飯」は格別。朝からお刺身もたくさんいただいて、ここまで来てよかったと思えた。
この日は特に予定を立てていなかったので、朝ゆっくりした後、積丹半島の別の景勝地に行くことにした。少しだけ車を走らせて、島武意海岸に。駐車場から小さなトンネルをくぐっていくと海の景色が見られる。昔は海岸まで下りられたようだが、今は閉鎖されていた。急斜面の遊歩道のメンテナンスが追いついていないせいなのかも知れない(手すりや階段が崩れ落ちている場所があった)。


景色を楽しんだ後の目的地は、古平町の役場。次男がマンホールカードを集めていて、道中にちょうどあったので立ち寄ることに。町役場がとてもきれいでびっくり。図書館も併設されていて、誰もいなくて、こんなところに住めたら良いのにと思った。トイレも丸の内のビルかと思うくらいきれいだった。
古平町複合施設 かなえーる│de'-TAISEI DESIGN│大成建設株式会社 設計本部
ランチを余市のどこかで取る予定にしていて、立ち寄ったのは余市ワイナリー。ニッカウィスキーの醸造所は混んでいそうだったので、空いているワイナリーにした。雰囲気は良かったのだが、味は特にパッとしなかった。旅をしているとこういうこともある。

その後、暇なので仁木町の公園に。めちゃくちゃ空いていて不安になるレベル。観光客も地元の人も全然いない。北海道って、人がいるところといないところの差が激しい。

仁木町の公園で、町内でスタンプラリーをやっていることを知り、こんなに人が少ないのだから、プレゼント当たるんじゃないか、とやってみることに。公園で1つ、観光案内所で1つ、お菓子屋さんに立ち寄って1つスタンプを押して応募。なんと、1か月後に当選したブルーベリージュースが東京の自宅に届いた!仁木町はとにかくフルーツが有名。値段を調べたら、1本4,100円もするジュースでびっくりした。
この日は、赤井川村の民宿に泊まることにしていたので、夕方に赤井川温泉に。村民しか来ていないようなローカルな温泉。400円という破格の値段。シャンプーを忘れて、購入しようと思ったら、受付のお姉さんが「他の人が忘れたのを使って」と使いかけのシャンプー・コンディショナーセットを貸してくれた。温泉はびっくりするくらい良かった。400円でこんな温泉に入れるなんて、ここの村に住んでいる人たちは幸せだろうな。
赤井川村は、村そのものがカルデラの中にある珍しい場所。中に入ってみると、360度ぐるっと山に囲まれている。なんだか落ち着く。そして、ここにも全然人がいない。みんなどこに行ってしまったのか。赤井川村では個人の方がやっている民宿に泊まった。ホームステイみたいな感じだったが、子供たちはあまり好きではなかったみたい笑。そういうところが都会っ子だなあと思う。

翌朝、宿を出るときに宿の前に大量のミニトマトとパプリカが積んであった。話によれば、赤井川村の農家の人たちが作ったものだけど、出荷できずに廃棄になるものを引き取って、民宿の人がジュースにするのだそう。パプリカは東京で福祉施設をやっている知人に送ると言っていた。日本は食料自給率が低い国なのに、こんなにたくさん農作物を廃棄する慣習になっているなんて、めちゃくちゃな話。一方、いざとなれば田舎には食べるものがあるんだなあとも。東京に戻ってから家庭菜園に目覚めた夫は興味津々だった。好きなだけ持って行って良いと言われたので、ミニトマトとパプリカをそれぞれビニール袋1袋分いただいてきた。

赤井川村での経験はとても印象深いものとなった。観光地ではない場所に立ち寄る面白さもあったし、北海道ですることが無くてぶらぶらと家族で過ごす時間は、東京に戻ってみると、観光地よりも心に残っていたりする。
4日目の朝。赤井川村を離れたら、そのまま札幌まで。あっという間に到着してしまった。古平町や仁木町、赤井川村の田舎の風景が深く心に残っているのに、札幌まで1時間少しなんて変な感じがした。まったくの別世界だった。
札幌に戻ってもまだ午前中。特に行くこともやることも決めていなかったから、北大のキャンパスを散策することに。夫と長男は興味がないようで、別行動。次男と私の2人で1時間程すごした。大きな木がたくさんあり、外部の人も遊びに来ているキャンパス。博物館の中にあるカフェで休憩したり、写真を撮ったりしてゆっくりと過ごした。


北大の農学部には従姉が通っていた。こんな立派なキャンパスで6年間も学んでいたなんて羨ましい。でも立派すぎて、なんとなく自分には不釣り合いのようにも思えた。どっしりとした古い大学の建物は大好きなのだが。
北大散策が終わってもまだお昼。やることがないから、とりあえず別行動していた夫と長男と、赤レンガテラスで待ち合わせ。真夏なのに快適な気温で、人も少なくて最高。ちょうど中国の祭をやっていたので、いくつかの出店で適当に食べ物を調達して、祭に設置してあるベンチで食べた。こういうお祭り、東京だと混みすぎていて楽しめないけど、札幌はちょうど良い人の数で心地よかった。青島ビールを買ったらくじ引きができて、帽子が当たった。次男が気に入って今でもかぶっている。北海道旅行のお土産に、青島ビールの帽子が加わった。

そこからさらに歩いて大通公園まで。白い恋人のお店で限定のお土産を買ってから、ずんずん歩いてすすきのまで。

流石に疲れたので、そこから地下鉄に乗ってホテルまで戻る。最後は札幌駅のすぐ裏にある京急系列のホテル。1部屋に4つベッドがあるだけでなく、全自動の洗濯乾燥機や電子レンジつきのミニキッチンもあって、とても便利で快適な滞在だった。たまっていた洗濯物を洗って乾燥させた。2時間程だらだら休憩してから、札幌駅前の地下街で夕食。普通の居酒屋だったけど、北海道の食材を使ったメニューがたくさんあったので、そういう物を選んでいただいた。
宿に戻り、お風呂に入って就寝。次の日の朝、8時頃にホテルを出て電車で空港に。あっという間の4泊5日旅行だった。夏の北海道は最高だけど、次は違う季節に来てみたい。