40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

夏休みの過ごし方

子供たちが通っているオーストラリアの小学校は12月中旬から1月下旬までが夏休み。私が通っている大学の正式な休みは12月23日~1月6日(もともと1月3日までだったのになぜか延長されている)。この間は大学の図書館も休みになるしオフィスにも入れない。もともと年末年始は日本に帰省する予定だったけど、当然この時期なのでキャンセル。一度オーストラリアを出国したら学生ビザホルダーは入国できないから*1

 

今のところ、オーストラリアではコロナはかなり落ち着いている状況。シドニーで少しクラスターがあったけど、新規感染者数も一けた台で推移していて、北半球の感染状況とは比べ物にならないレベル。メルボルンがあるビクトリア州では50日以上、市中感染がないので、かなり安心して生活できている(ただし予防の観点からマスクをしている人は多い)。

 

初めてのオーストラリアでの年末年始。書きたいことは色々あるが、とりあえずここ数日のことをまとめて記録しておく。夏休みに入ってからの生活スタイルは、午前中の2~3時間を研究に充てて午後は子供たちと近場で遊ぶ、というゆったりした形。土日と旅行に行くときは研究をしない。このスタイルで一応夏休みらしくリラックスできている。とはいえ、2週間程度全く研究のことをしないと忘れそうで怖いので、筋トレ程度に毎日少しずつやっている(本当の筋トレはしていないけど)。

 

ある日は、長男が「ひま~ひま~」と言うので、初めて近所の図書館に行ってみた。会員カードを作って、長男は英語の漫画(日本の漫画を英語にしたもの)やDVDをいくつか借りた。私はパソコンを持って行って、長男があれこれ選んでいるうちに、少しだけ作業。会員になるとWifiもつかえて結構よい作業環境かも?

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地元の図書館で少しだけ作業した

2日連続長男と図書館通いして、私も少しだけ置いてあった日本語の小説を借りてみた。何も知らずに借りたら、かの有名な半沢直樹の原作だったようで、ストーリーが面白くてすぐに読んでしまった。私は昔からあまりテレビを視る習慣がないので、半沢直樹についても巷で話題になっていたことは知っていたが、視たことがなかった。

 

次も読みたいということで、さっそく2作目をKindleで購入。日本語の小説を読むのは久しぶり。いつも年末年始に実家に帰った時、小説好きの母親の書棚から文庫本を手あたり次第取って実家にいる数日間で読み漁っていたので、自分の中で少し年末年始感が出てきたかな。小説を読む時間があるのは自分の中で(精神的にも)余裕がある証拠。

 

クリスマスから4日間は図書館がお休みなので、地元のプールに行ってみた。このプールに行くのは2回目。前回はコロナ前。ホームページをチェックしたら、午後1時半から2時半まで清掃と消毒をするため閉鎖になることと人数制限があること以外は、通常の運営に戻っているようだ。午前中に行ってみたら結構にぎわっていた。ゾーンごとに人数が制限されているけど、少し待てば入れるので特に不都合はない。皆、クリスマス後、暇になってきている感じ。プールは良い気分転換になる。プールはロックダウンの段階的緩和の中でも最後まで閉じていた施設。やっと開いて嬉しい。 

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市民プール?にはスライダーもあって結構遊べる(写真はコロナ前に行ったときにとったものだけど混雑具合は今回も同じくらいだった)

一昨日はお隣のイラン人ファミリーとディナーをした。お互い1品ずつ作るような話で、うちに来てもらった。寿司が好きと言っていたので、手巻き寿司にしてみたら大好評だった。具材はサーモン刺身、カニカマ、卵、キュウリ、ツナマヨといった簡単な感じだけど十分。意外とカニカマが人気だった。手巻き寿司を前菜的に楽しんだ後はお隣さんのイラン料理。蓋を開いてみたら4品も作ってくれてきた!びっくり。イランの食事を食べるのは初めて。とても長いライスにシチュー風のものをかけて食べるようだ。でもイランの北の方では雨がよく降るので、その地域では日本のコメのように短いライスも食べるとのこと。

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お隣さんが腕を振るって作ってくれたイラン料理を楽しむ(奥に写っているのは食べかけの手巻き寿司の具材)

以前も書いたけど、イランでは日本への関心がとても強いようで、日本のことをたくさん知っていた。また面白いのは、イランはアメリカと仲が悪いので、例えば沖縄での米軍の悪い行いなんかはイランでよく報道されるらしい(アメリカが日本をいじめている構図?)。政治や宗教のことも話すことができるのは学びが多くて面白い。お互いの英語レベルが同じくらいなので、会話にストレスもない(ネイティブ相手だと長時間話すと疲れる)。コロナによるロックダウン中は、自宅に同居人以外の人が来ることは禁じられていたし(離れて住む家族であってもダメという厳しいルール)、公園などの屋外でも2名以上集まることが禁止されていたので(いずれも発覚した際は罰金が科せられる)、せっかく隣に住んでいてもほとんど交流ができなかった。こうやってホームパーティができるということ自体が嬉しい。

 

別の日は新しい公園の開拓。近場でもまだまだ遊べるところがある。

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こちらの公園の遊具はどこもそれぞれ違って魅力的(こういうところに税金使ってくれるオーストラリアの自治体は良いね)

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結構本格的な?クライミングの遊具ももちろん無料で遊べる

こんな感じで2020年の年末を緩く過ごしている。もうすぐ年が変わるなんて不思議な感覚。今年もあと3日だから、そろそろ2020年の振り返りをしようかな。

*1:鎖国が始まった4月以降?もう何か月も海外(多くの場合、自分の出身国)に足止めされ、オーストラリアに入国できない留学生(特に大学生、大学院生)が多数いて問題になっている