フィリップ島への旅行記の後編は2日目のこと。前編と中編は1日目の記録。 fourty.hatenablog.com
前日はペンギンパレードを見て遅い時間に戻ってきたので、朝はゆっくり過ごそうと思っていたが、結局子供たちはいつものように7時頃に起床。天気は曇りで午後から雨の予報だった。泊まっているコテージには朝食が付いていないので、スーパーでパンなどを買ってきて部屋で食べるという手もあったが、1泊だけだったのでせっかくだから街のカフェで朝食をとることにした。調べてみたら、朝6時15分からやっているカフェもある。評判も良さそうなので行くことにした。
海沿いを歩いて街まで向かう。犬の散歩をしている人やおしゃべりしながら散歩している人とすれ違う。朝だから気持ちがよくて、すれ違うごとに「Good morning!」と挨拶を交わす。それだけですがすがしい気分。途中に公園を通り過ぎるが、もれなく遊具に引っ掛かる。朝食が済んでからにしてほしい。
海沿いのカフェに到着したら、ちょうどよい混み具合。ガイドブックによれば、フィリップ島の人口は普段は1万人、夏になると4万人になるらしい。メルボルンのお金持ちたち?が別荘を持っているのだろう。どうりでカフェやレストランもおしゃれなんだな。日本で例えると軽井沢みたいな感じかもしれない。カフェに行くと地元の人なのか別荘族なのかわからないけど、色々な人達が挨拶しあってワイワイしていた。でも閉鎖的な感じではないし、子連れも多くて入りやすかった。
朝食はそんなにたくさん食べないから、食事は4人で2皿を注文してシェア。子供たちはリンゴジュース、私と夫はコーヒー。私は珍しくカプチーノにしてみたら、泡がきめ細かくて美味しかった。
こういうカフェが近くにあったら毎週末行くのになあ。うちの周りはおしゃれとは程遠い郊外の街だから、飲食店があまりぱっとしない(アジア関連の食事は軒並み美味しいのだけど)。フィリップ島に行って、メルボルンの外食文化を楽しんでいる。
朝食に満足したら、また歩いて宿に戻る途中に公園で遊ぶ。寒いのに子供たちはプールに入りたいというので、宿に戻ってチェックアウトの10時直前までプール遊び。ガタガタ震えているので温かいシャワーを浴びさせてチェックアウト。1泊なのに満喫できて何より。雨が降っていたらどこにもよらずに帰ろうと思っていたけど、とりあえず午前中は大丈夫そうだったので、昨日のペンギンパレードのもう少し先にある景勝地 The Nobbiesという場所に行くことにした。
ここにも有料のしっかりとした展示施設はあるけど、値段の割に大したことないというような評価が多かったので施設内には入らず、外を歩いて見学することにした(外を歩くだけなら無料)。景色がとても良かったが、カモメが大量で臭くてうるさい場所も一部あり。
運がよければ岩の上にオットセイが見えるらしいが、時間帯のせいなのか全然見えなかった。でもここでも小型ペンギンの巣がたくさんあって、巣の中で休んでいるペンギンをボードウォークから見ることができた。
子供たちが飽きてきたというので帰路につくことに。フィリップ島を出発して橋を渡ってすぐのところにある小さな町で昼食をとることにした。港町という雰囲気に流されてFish and Chips。やけに人気の店だったけど、味は普通。結構色々な場所でFish and Chipsを食べているけど、どの店も可も不可もない感じに思ってしまう。オイスターやサーモンも売っていたけど、近所の魚屋で買う方が安いからわざわざ買わなかった。
港の前の広場で海を見ていたらペリカンがいたので写真撮影。以前ケアンズに行ったとき、ペリカンが山ほどいたのを見たけど、メルボルンのあたりにいるとは知らなかった。なんとなく暖かいところにいるイメージがあったので。ペリカンが魚を採っている様子を眺めるのは面白い。口がとても大きく開くから。
魚がいないかな、と思って海を眺めていたら、視界に突然大きなエイが入ってきてびっくり。水深10センチもない浅い場所。エイは針に毒を持っているので怖い。長さは1m以上あった。悠々と泳ぎながら、カニ?を追いかけていた。
今回見られた主な野生生物は、ワラビー、ウサギ、グース、ハリモグラ、ペンギン、ペリカン、エイの7種類。
※コアラはおそらく半野生?森の中で暮らしてはいたけど、人間が管理している風だった。カモメはそこら中にいるのでカウントしない。
ついでに、人間に飼われている生き物もヤギ、ニワトリ、ウマ、ウシ(すべて行きに立ち寄った牧場にて)を見ることができた。
フィリップ島にはペンギンを見に行ったけど、振り返ってみると色々な生き物に会うことができて面白かった。近いし、食事は美味しいし、景色は良いし、動物も見られるから、また来ようと思った。