40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

博士課程の開始直前

渡豪してから毎日、ブログを2~3記事書けるくらいの濃い日々を送っている。今日は朝自宅で博士課程の開始前のinduction programをオンラインで完了させた後、郵便局に日本から送った荷物を取りに行き、昼食後は電車でCityまで出かけて小学校から紹介された日本語が通じるクリニックで長男と次男の予防接種を受けてきた。帰ってきたら夕食を作る時間。このようにしてあっという間に一日が過ぎる。

 

ブログは博士課程がことがメインテーマなので、他にも色々と記録したいことがあるが、今日は博士課程開始前のinduction programについて書いてみる。

 

始まりは先週、Supervisorの先生に送った安着メールから。オーストラリアの大学すべてに当てはまるのかどうかはわからないが、私が通う大学の社会学部ではPhDコースは自分が好きな時に始められる。私は仕事の区切りや子供の小学校の開始時期を考慮して、2月初から開始することにした。つまり来週月曜日から始まる。先生とメールする中で、開始前に一度ランチかお茶しましょう、と言われていて、明日の10時から先生のオフィスで副指導教官とともにミーティングをすることになっている。

 

そのやり取りの中で、指導教官が社会学部の大学院の事務局の人に、私へのInductionをアレンジするようにメールしてくれた。早速、事務局の人から詳しい内容の連絡があり、今朝1時間半ほどかけてメールの内容の理解と種々の手続きをした。具体的には以下。

 

1.PhDコースのプログラム責任者と関係者の連絡先

PhDコースについて、プログラム責任者、マイルストン管理者、事務局担当者がアサインされている。コース全般については指導教官よりもこの人たちに聞いてくれ、ということのようだ。

 

2.研究課程の開始にあたるInduction

コースが開始されて実際にFace to faceのInductionが行われる前に、オンラインでのInduction programを修了させておくように、とのこと。大学のサイトにPWを入れてアクセス、責任者の挨拶から始まり、コースの内容、研究の進め方、受講できるレクチャー、図書館の使い方などの説明の後に、個人情報や特許に関する決まり、安全衛生についての連絡などがあった。これを済ませるのに30分以上かかった。

 

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動画で説明が進む(39カ月でPhDが終わるようになっている)

3.Fundingについて

私が行く大学の博士課程では、奨学金とは別に、在籍する学生全員に研究に関するFundingがもらえる。具体的にはコースを通して$6,815らしい(内訳:旅費が$2,815、その他経費が$4,000)。これらは個人で立替払いを行い、後日請求する仕組みとのこと。日本の大学院のことは良くわからないが、奨学金のように選抜式ではなく、在籍する学生全員に一律給付されるのは珍しいような気もする。

 

4.オフィススペースについて

自分専用のオフィススペースが必要な場合は申請する仕組みのよう。希望するキャンパス、必要とする頻度、在籍年数などの情報とともにオンラインで申請する。私の場合は、この申請を出す前に指導教官の先生が事務局の人にオフィススペースをあてがうように依頼をしてくれ、事務局の人が探してくれているので、来週コースが始まった時に聞いてみようと思う。(社会学部の研究ってラボがないから皆バラバラに座るのだろうか‥?自分が学部生だった時は農学部で研究室があり、学部生からPhDまで先生の部屋の近くのエリアに固まって座っていた。今回事務局の人は3つのフロアの候補を挙げてくれていたが、指導教官とは全然別の場所ということなんだろうか?いまいちピンとこない。)

 

5.参考リンク

膨大なHandbook系のリンク。これはまだ読んでいない。必要な時に目を通すリンク集ということでありがたく保存しておく。

 

明日の先生とのミーティングはおしゃべり程度と考えて何も準備していないが、いよいよ来週からコースが始まると思うと気が引き締まる。その前に、木曜日から長男の小学校、金曜日から次男の小学校(学校は同じだが新入生のため1日ずらしてある模様)が始まる。ホリデーもこれで終了。オーストラリアに来た目的が始動する。

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