40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

博士課程2年目の審査終了!

昨日は博士課程2年目の審査の日だった。時間は午後3時から4時の1時間。大学の授業は対面が完全復活しているけど、まだ審査はZoomのまま。私としてはZoomにあまりにも慣れすぎて、Zoomの方がやりやすい。昨年の様子はこちら。昨年は大学の図書館の部屋から参加したけど、今年は自宅から。

 

fourty.hatenablog.com

 

その場で合格をもらった。パスするとは思っていたが、実際に結果を聞くとホッとする。博士課程2年目も、1年目と同様にコロナによる影響で研究時間が大幅に削られ、心理的にも辛い1年であったが、その中で研究以外のこととのバランスを取りながら、自分なりにできることはやったと思っている。それが大学の正式な審査で認められたことは、素直に嬉しい。

 

過去の記事にも書いているが、2年目の審査の概要は以下。

  • 事前提出物①:20,000~30,000 words程度のレポート(その中に博士論文に含む章のドラフトを1つか2つ入れる)
  • 事前提出物②:コースワーク(といっても気軽なセミナーみたいなもの)の進捗 ※博士課程中に120時間のコースワークが義務付けられている。LinkedIn Learningのコースを無料で受けられたり、Writingの指導があったり、Mindfulnessのコースがあったりして、私にとってはタダで色々学べる嬉しいシステム。
  • 出席者:学部からマイルストンのチェア、学部内の審査員(General panel)、指導教官が選んだ専門家(Expert panel)、指導教官、他参加したい人誰でもOK

当日の流れ

  1. 学生からによるプレゼンテーション(20分)
  2. パネルとの質疑応答(10~15分)※一般聴衆はこの後退席
  3. チェアとパネルが、学生からヒアリング(5~10分)※指導教官は退席
  4. チェアとパネルが審査(5~10分)※学生、指導教官は退席
  5. チェア、パネル、学生、指導教官が戻って結果とフィードバックの連絡

 

今回も前回に引き続き、Expert panelはイギリスの大学の先生だった。現在、カナダに出張らしく、カナダのホテルの部屋から参加してくれてありがたい。ちなみに現地時間は夜の8時~9時の時間帯。Genral panelは昨年と違う人。フランス風の名前でめちゃおしゃれでマダムな教授だった。

 

私は今回、プレゼンテーションの練習にいつもより時間をかけた。指導教官と1週間前に練習した際にアニメーションを使った方が良いとアドバイスされたため、個人的にあまり好きではないパワポのアニメーション機能を使ってスライドを改訂。読み原稿とアニメーションのタイミングを合わせる練習を何度もした。

 

実は1か月ほど前からオンライン英会話(Cambly)を始めているが、その先生とも2回練習。その先生からは自分の声を録音したり鏡の前で練習するなどした方がよい、と言われたので、今回Zoomだから、Zoomで一人会議してその様子を録画して声のトーンや見た目、ページ送りがアニメーションの動作に不自然な点がないかどうかをチェック。当日の朝、再度、Camblyの先生に通しで見てもらって、10点中10点満点のお墨付きをもらった。ちなみにCamblyの先生はアメリ東海岸に住んでいるアフリカ系アメリカ人の女性で、大学でパブリックスピーキングを専攻していた経歴や企業で人材育成をしていた経験もあって、とてもためになる。普段はこの先生とビジネスイングリッシュを練習しているが、プレゼンの指導も良かった。Camblyの話はまた別の記事に書いてみたいと思う。

 

当日、一般聴衆は同じPhD部屋にいるPhD仲間の3名の他、全然知らない人が2名参加してくれていた。うち1人は、ご丁寧にも先週メールで、「君の研究内容に興味があるから出席しても良いですか?ただでさえ緊張する審査だから、知らない人が来ることが嫌なら全然断ってもらっていいですよ」みたいな連絡をもらっていた。もちろん誰が来ても良いシステムだし(最終審査の時は学生の配偶者や両親が聴衆として参加しているのも見たことがある)、自分の研究に興味を持ってくれる人がいることは嬉しいので、ウェルカムと回答。他1人は飛び込みでの参加。飛び込み参加も何ら問題はない、というかそれが普通。

 

プレゼンは練習しすぎて自分で嫌になるくらいだった。早く3時になってくれないかと思ったほど。実際に始まったら練習通り落ち着いてプレゼンすることができた。やっぱり練習をしていると自信になって、緊張感も良い方にはたらく。仕事をしているときは時間が無さ過ぎて、日本語のプレゼンは当然のことながら、英語のプレゼンの時も前日や当日に資料を作って突貫で報告することがざらにあった。時間の流れが全然違う。学生生活をしている今だからこそ、プレゼンのスキルアップを念頭に時間をかけて準備をした。

 

心配していた質疑もある程度想定していたような質問が来たので、英語の文法はめちゃくちゃでも回答の内容としてはちゃんと答えられたように思う。その上、Expert panelからは有益なアドバイスももらえて良かった。前回はこの先生から辛口コメントだったけど、今回は全面的に良かったみたいで安心した。

 

ミーティングの最後、一般聴衆抜きの全員が再度集まって、結果を伝えられた。パスしたということに加えて、パネルとチェアの間で話し合って、さらなる改善のためのアドバイスも3点もらった。これらは後日発行される正式なレポートにも反映されるようだが、ためになることばかりで本当にありがたい。

 

夕方になって指導教官からメール。

And congrats on the really polished presentation and response to パネルA and パネルB's questions - well done.

The really polished presentationというところで、練習の成果を褒めてもらえたようで再度嬉しくなった。QAも良く出来ていたみたいでほっとした。その下に、Expert panelの先生からのメールもついていた。とりあえず、2年目の進捗としては他国の他大学の先生から客観的に見てOKレベルにあるということが改めて分かった。親切なことに参考になる論文のリストまで送ってくれた。

Well done also to 私の名前, I think her thesis is coming along nicely. Here are a few papers I don't think she cited in her report to us so maybe they'll add to her literature:

 

2年目の審査を終えて、新たに分かった課題もたくさんある。それに気づけたことが収穫でもあるが。今はデータを取りまとめて意味を見つける作業をしているが、12月の最終審査に向けて理論を高いレベルに昇華させていく必要がある。ここで気を緩めることなく、モチベーションを保ちながら3年目を過ごしていきたい。

 

(おまけ)

昨日は次男の7歳の誕生日でもあった。平日なのでケーキを買ってきて家族でこじんまりとお祝い。次男を出産した時のことを思い出しながら。

 

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Breadtopのモンブランケーキ!ケーキはBreadtop以外で買うことがなくなった

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オーストラリアで買う日本のおもちゃは高い…。でもこちらのおもちゃ屋さんに行くと、結構日本のおもちゃが頑張っていて応援したくなる(タカラトミーバンダイのもの)。長男がたくさん持っていたベイブレードに次男もハマり始めた