40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

クリスマス 2022の記録

久しぶりに博士課程以外の記事。色々書きたいことはたまっているけど、まずクリスマスのことから。昨年もこの時期はロックダウンが撤廃されていたけど、まだコロナの影響で様々なイベントが完全復活していなかった。今年は本来のオーストラリアのクリスマスを体験できたと思う。昨年のクリスマスの記事はこちら。

 

fourty.hatenablog.com

 

fourty.hatenablog.com

 

小学校でクリスマスコンサート

2020年、2021年と中止されていて3年ぶりにクリスマスコンサートが開催された。学年ごとにクリスマスの歌や踊りを披露する学芸会のようなイベント。日本と違うのは、平日の夜6時半から開始、終了は8時前。結構遅い。12月の初めでまだ寒い時期。雨続きのメルボルンだったが、この日は何とか午後雨が降らず野外で開催できたが、とにかく寒かった。

 

子供たちはいったん家に帰ってからクリスマスカラーの服を着て再登校。ピクニック形式で学校にシートを持ち込んで、持参した夕食を食べながら鑑賞。もう少し暖かかったらなあと思ったが、それ以外は満足。Prep(年長)から6年生まで学年ごとの歌と、和太鼓クラブ、ウクレレクラブ、コーラスクラブのショーがあった。バイリンガル小学校なだけあって、クリスマスソングも日本語と英語のバイリンガルバージョン。プラス日本語の歌を各学年1つずつ披露。

野外でのクリスマスコンサート

3年生の日本語の歌のとき、「ヘイヘイヘイヘーイヘイ!」と学園天国が流れてきて、子供たちが踊りまくるのを見て、この歌のチョイスは(笑)と印象に残った。子供たちはノリノリだったが、一緒に座っていた日本語もできて日本に住んだことがあるオージーのお父さんに「この歌知ってる?」と聞いてみたら「知らない」と。ほとんどのオージーの親には「??」な感じだっただろう。

 

公園で友達とクリスマスパーティ

同じ週の週末に近所の公園で5家族でクリスマスパーティ。持ちよりだったので、昼から手作りチキンナゲットを作った。参加者が20人超だったので、鶏ひき肉1㎏買ってきて、プライパン4回分揚げ物。日本人にもオージーにも好評だったので良かった。

ナゲットを揚げまくった午後

クリスピークリームのクリスマスドーナツ買ってきてくれた友人も

締めはスイカ割り。小さい子から順番に。オーストラリアのクリスマスは、日本の夏祭りのような雰囲気が結構好き。

クリスマスにスイカ割り

 

学部のYear End Morning Tea

何かと結束しない私の学科と学部。学科のパーティは長男の卒業式と日程が被ったので欠席(オーガナイザーがグダグダで全然人が集まらなかったらしく、わざわざ行かなくて良かったわ)。学部の方は会議室で簡単な集まり。スタッフとHDR合わせて何百人もいるはずなのに、参加者は20名程度。どんだけみんな関心ないんだか。

 

社会学部だと実験などがあるわけではないので、スタッフも9割方、いまだにWork from home。私も指導教官と直接顔を合わせたのは、今年3~4回くらい?学生もほとんど来ていない(特にローカル)。なんだかなあ。自由なのはいいけど、ちょっと寂しい留学生活。

Morning Teaなので軽食、マカロンがおいしかった

この学部のMorning Teaに参加して良かったのは、私が2019年に大学に申請したり奨学金の手続きをするときに非常にお世話になった事務のスタッフにほぼ3年ぶりに会えたこと。彼女は20代後半の若いアジア系の女性(今回、話を聞いたら5歳の時にシンガポールからオーストラリアに移住したとのこと)。こちらに来たばかりの2020年1月に、日本からの手土産を持って直接お礼を言いに行った。そのせいか、私のことを覚えていてくれたみたいで、このMorning Teaで向こうから話しかけてくれた(しかも名前を覚えていてくれた)。「PhDも半ばですね」と言われたので「もうFinal reviewも終わったんですよ」と言ったらびっくりされた。コロナのせいで時間の感覚がおかしくなっている。彼女に最後またお礼を言えたことがこのパーティに参加した唯一の収穫だった。

 

自宅でクリスマス

21日~24日のクリスマスイブまで、近場に2泊3日で旅行。25日のクリスマスは自宅でゆっくり過ごした。昨年同様、オーブンに突っ込むだけで良いローストビーフでも買ってこようと、24日、旅行から帰ってから近所のColesに行ったら、売っていなかった。昨年は山ほどクリスマス用の食材が売っていたのに、今年はそんなに売っていない。なぜ?

 

朝から暇すぎるので、この日のためにColesで15ドルで買ったジンジャーブレッドハウスを子供たちと作った。その間に夫が最近覚えたシェパーズパイを作ってくれた。私はレンジで3分でできる簡単鶏ハムだけ作った。何も特別なことはしない。静かなクリスマス。

1時間くらいかけて完成したColesのジンジャーブレッドハウス

クリスマスの食事

クリスマスには研究しないと決めているので、午後はひたすら読書。滅多に読まない英語の小説を読んでいた。キャンベラ在住のオーストラリアの作家(奥さんはANUの日本人の教授らしい)。ジャンルはCrime fictionになるのかな。メルボルンシドニーなど実際の地名は出てくるけど、小説の舞台となるのは架空の町。とはいえ、景色や町の感じは、オーストラリアを旅行しているときに通る小さな町のイメージとぴったりなので、オーストラリアを知っている人はリアルな感じで読むことができる。

 

この小説の挿絵を描いているのが、スロベニア出身のPhD仲間(歴史学専攻、イラスストレーターは副業)で、昨年、彼から3部作をもらった。昨年最初の1冊を読んで、今年2作目を読んでいる。たまには英語の小説も読まないとね。英語の勉強のために。論文には出てこない単語がたくさんでてくる。あと英語の会話も何気に勉強になる。例えば、質問するときに必ずしも疑問形じゃなくても良いんだ、とか。

例)

"He was married?" asks Martin. 

”But she was there?"

"So she didn't hear anything?"

私自身、最近こういう風に話すときがあって、疑問形じゃない形で聞いちゃった…と後で少し反省するけど、ネイティブでもこういう風に話すんだと知って安心した。

500頁超の大作なので年内には読めないかなあ…

今年もあと1週間も残っていないけど、今日から毎日2~3時間ずつ研究活動して、この英語の小説も読んで、帰国に向けた準備もしたいと欲張りに考えている。ブログも長男の卒業式のこと、2泊3日の旅行のことをアップしたい。