40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

クリスマスキャロルにお出かけ

土曜日、長男の友達のお母さんに誘われて、メルボルン在住4家族でクリスマスキャロルのイベントに出かけた。最初、クリスマスキャロルに行きませんか?とお誘いされたときは、何のことかわからなかったけど、どうやらオーストラリアでメジャーなクリスマスの催し物らしい。野外の公園にステージを立てて、そこでブラスバンドや歌手がクリスマスソング(クリスマスキャロル)を演奏。それを観客はピクニックをしながら聴いて、歌ったり踊ったり。出店が出て日本の夏祭りのような雰囲気。

 

昨年はコロナのせいでVictoria州はほぼすべてのクリスマスキャロルイベントが中止となったよう(だから今年初耳だった)。今年も多くのイベントが中止だが、数か所で開催が決まっていて、家から車で40分くらいの少し遠い場所まで出かけて行った。誘ってくれた長男の友達のお父さんが生まれ育った場所で、しかも演奏するブラスバンドの代表を10年以上務めていたとのこと。

 

イベント自体は夕方6時から9時の3時間。お誘いしてくれた家族と一緒に場所取りのために5時前に到着。早すぎたみたいでガラガラだった。

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オーストラリア標準では小さめ~中くらいのサイズの公園で開催

前の方だと音が大きすぎるので、真ん中あたりに陣取った。まだこの頃は気温が25度くらいあって日差しも強く暑かった。ゴールドコイン($1か$2)のドネーションでカレンダーやらLEDのキャンドルライトやらをもらったり、無料で子供が参加できるジンジャーブレッドマンのデコレーションなどをして時間をつぶしていた。

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既に焼いてあるクッキーの上にデコレーションをしていく

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次男の力作

フードトラックも来ていたけど、食料は持参。うちは最近発見したニチレイオーストラリアが作っている冷凍から揚げ、枝豆、トマト、コストコのデニッシュ詰め合わせを持参。それぞれの家族が食べ物を持ち寄るスタイル。

 

直射日光に照らされる中、ビールを飲みながらのんびりしているうちに、他の2家族も到着。うち以外は永住者でお母さんが日本人、お父さんがオーストラリア人、シンガポール人などの家族。子供たちは皆バイリンガルだった。4家族でわいわい、子供たちは子供たちだけで遊ぶので楽。周りも7割が子連れの家族、3割がおじいちゃんおばあちゃんの組み合わせだった。

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日も暮れてきてクライマックスに近づいた時間帯(9時ごろまで明るい)

 

メルボルンではまあまあ有名な?ラジオのMCが司会。クリスマスキャロル(歌)のメドレーを演奏する中で、みんな踊ったり歌ったり、お話したり、遊んだりというゆるい、オーストラリアらしいイベント。最後にはサンタも登場して盛り上がった。

 

途中でラジオ中継の取材が来た。長男の友達3人は英語ネイティブなので我先にとインタビューに答えていたけど、長男は気配を消してマイクを向けられないようにしていた。「じゃあ、ママたちにも話を聞いてみましょう!」とマイクがこちらに向けられたので、焦った。ママの一人はメルボルン生まれ育ちのネイティブ英語話者なので、その人がぺらぺらぺらーと回答。その後、私が当てられそうになって、思わず逃げてしまった。「なんでそんなに逃げるの?僕のわきの下が臭いのかな?」とインタビュアーの方はジョークを言っていたけど、音楽が鳴り響いて日本語の会話も聞き取りづらい中、英語でのインタビュー、しかも中継ということでビビってしまった。

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堂々とインタビューに答える長男の友人たち

私が逃げ回るので、もう一人の友達のお母さんが対応してくれた。あとで振り返って、子供の前であの姿は良くなかったな、と反省。普段、英語を間違えてもいいから話そう、と言っているのに、自分が怖気づいている姿を見せてしまった。どんな場面でも堂々とするのって難しい。。

 

そんな思いでもできたイベント。クリスマスキャロルは大抵自治体が主催しているらしいので、来年は自分のすむ自治体のイベントに参加してみたい(今年はキャンセルされた)。自分が住んでいる自治体のクリスマスキャロルはかなり大規模で、最後には花火も揚がるらしい。真夏のオーストラリアのクリスマスキャロルはまさに夏祭り。わいわい大人数で行くのが正解。誘ってくれた友達に感謝。

 

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キャンドルライトを振り回しながら甚平を着て盆踊り状態の次男