もうすぐ出張。先日からバタバタと過ごしている。そんな中、研究以外に学内でバイトも始めた。先週から今日までの出来事。
アメリカ学会のプレゼン最終化と録画のアップロード
先週の火曜日にオンライン英会話Camblyの先生(毎週2~3回、レギュラーでお願いをしているビジネスイングリッシュが得意なアメリカ人の先生)にプレゼンを見てもらってOKをもらい、質疑応答の練習までした。私の専門分野について詳しくないはずなのに、結構鋭い質問をしてくれてよい練習になった。かなりレベルが高いレッスン内容となったのに、45分間で1,000円程度ととてもコスパが良い。その内容で、翌日水曜日に指導教官の前で(といっても相変わらずZoomだが)練習。微細な修正のみ。あとはOK。完成してしまった。
学会は2020年と2021年は完全オンライン、今年は初めてのハイブリッド開催。ちなみに私の出るセッションはIn personのみ。今回、学会発表する人は事務局から事前にプレゼンのビデオをアップすることを強く推奨されていた。もともと納期が先々週と早かったので、間に合わないためスルーするつもりだったが、そんなに早くプレゼンが完成している人がいないからか、アップロードの納期が先週末まで延びた。ということで、私はプレゼン動画をアップロードすることが可能になった。
指導教官に録画のアップロードを相談してみたら、「どちらでも良いのでは?」という答え。私はひょっとして自分のペーパーに興味を持ってくれる人がいて、その人がシアトルに来られないとしたら、録画を見てもらいたいなあ、と思った。だからその日の午後、大学の会議室で一人Zoomをして録画。3テイクくらい撮ったかな。Zoom機能を使った録画が一番楽。勝手にMP4で記録されるので、それを学会のサイトにアップロードしただけ。最悪自分がコロナか何かになって、直前にシアトルに行けなくなっても、現地でこの動画を流してもらえば良いので、バックアップの意味にもなる。
日本の学会のプレゼン資料作成
母国語で作るプレゼン資料は英語と比べて100倍楽。何なら、日本に帰る飛行機の上で作っても良いくらいの気分だったけど、思いのほかアメリカの学会の資料が早く最終化できたので、日本の学会のプレゼンも作成。もともと昨年、学会の研究部会で発表した資料のベースがあったので、それをアップデート。読み原稿は作っていないが、母国語なのでプレゼンに困ることはない。いいなあ、英語が母国語の人は勝手に周りが自分の言葉を話してくれて。世界相手に仕事しようと思った時、言語の壁がないとそれだけで大きなメリット。イギリスが世界を侵略した歴史の影響はとても大きい。
名刺の完成
出張にもっていきたくて作った名刺。学部の事務が仕事がスローなのは分かっているので、動きが良い大学の印刷サービスに先週の火曜日、進捗をメールで問い合わせてみた。問い合わせの30分後くらいに電話がかかってきた。早い。タイミングが良いことに、ちょうど名刺が出来上がったが、学内の定期便に乗せると手元に届くのは翌週(今週)になるかも、とのこと。直接取りに行っても良いですか?と聞いたらOKという返事。学部の事務を通すと仕事が遅くて嫌なので、翌日、大学の近くの工業団地の中にある印刷会社に取りに行った。
印刷会社のやり取りは女性だったけど、朝イチで行ったので対応してくれたのは職人さんらしい男の人。雰囲気が良さそうな職場だった。オーストラリアでは、仕事ができる人(早い人、責任感がある人)、できない人(遅い人、いい加減な人)がはっきりと分かれるので、なるべく後者とは関わらず、前者をいかに見つけてその人と付き合うかが重要。今回、印刷会社の人は問い合わせの時からレスポンスが早くて好感度大だったが、この読みは大当たり。ありがたい。ちなみに、事務をすっ飛ばして自分で印刷会社に取りに行ったことは、ちゃんと事務の人にメールで報告しておいた。
投稿論文の進捗
今週の月曜日、投稿したジャーナルのサイトを確認したらステイタスが変わっていた。「Reviewers assigned」から「Under review」に。次のステップはレビューコメントの受領、もしくは(考えたくないけど)リジェクトの連絡だろう。提出してからこのステイタスになるまで約1か月。
ANZ学会からの査読依頼
先日、発表用のペーパー(12ページ)を提出した12月に開催されるANZの学会。締め切りは10日ほど前なので、まだ結果は出ていない。そんな中、昨日、その学会の部会(私がペーパーを提出した部会)のCo-chairの人から査読者になってくれないかと依頼が来た。当然、そのCo-chairの人は私がPhD学生だとわかっているはず。私はこれまで一度も査読付き学術論文の出版実績がなく、この分野での学会発表もまだしていない(今月末と来月初にするが)。こんな自分が他人のペーパーの査読なんてできるのだろうか?
よっぽど査読者がいないんじゃ?と心配になる。査読というのは英語だとPeer review、ペーパーを提出した私は紛れもなくPeerの一人であるわけで、依頼が来てもおかしくはないのだけど…。自分のペーパーのレビューをお願いするだけではなく、自分もレビュアーとして貢献すべきということは頭でわかっていても、実際にちゃんとレビューができるのかどうか不安。とりあえず指導教官にアドバイスを仰いでみる。
⇒追記
このブログを上げた少し後に指導教官から返信あり。とてもありがたいアドバイスだった。ぐちぐち悩まずにすぐに聞いて良かったー。レスポンスの速さもありがたい!
I suggest you respond by saying that you do not have any experience in reviewing academic papers (conference or journal papers) as you are a PhD student. And you are not confident of providing appropriate scholarly feedback on academic papers at this stage of your candidature.
I am happy for you to recommend me, as your supervisor, to review 1-2 papers instead of you. I've reviewed for ANZ学会 many times in the past.
昨日の朝、大学の近くの検査所にて検査。24時間以内に結果が来るとのことで、約22時間後にメールで受領。オーストラリアの検査会社なのに自動的に日本政府の書式に書かれていて、ハンコらしき印まで押してある(笑)。肝心の結果は陰性でほっとした。周りはコロナだらけ。今週末の次男の友達のバースデーパーティも本人と母親がコロナになってしまい延期…。早くこのコロナがなくなってほしい。コロナだけでなく、インフルも流行っている。早寝早起き、3食きちんと食べて無理をしない。消毒やマスクも大事だけど、自分の免疫力を落とさないことも大事。
長くなったのでバイトの話は次の記事に。