40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。

副指導教官とのミーティング、メルボルンの変な天気

久しぶりに研究のことを記録。月曜日に4週間ぶりに副指導教官とのミーティング。隔週でミーティングを設定しているが、前回は副指導教官の体調不良によりキャンセル。やっぱり4週間研究のことを話す相手がいないとちょっと不安になる。3週間前くらいにResearch designのドラフトチャプターを提出して、そのフィードバック待ちをしている間に、Stage 1のData collectionを黙々と進めている。

 

4週間ぶりのZoomミーティングは、1時間の予定が1時間半に延びた。1対1のミーティングの8割は副指導教官のマシンガントークだった。とにかく大変そうな副指導教官。下記が副指導教官の現在置かれている状況。

 

  1. 花粉症が悪化してアレルギー症状に苦しむ(前回のミーティングキャンセルはこれが理由)
  2. 夫が3週間前から12月半ばまで中国に長期出張!!ワンオペ育児!!
  3. 正指導教官が3か月半の長期休暇に入っているので、私に対する指導も含めて正指導教官の仕事の一部を追加で受け持つ(休暇中の正指導教官が持っている仕事は学科の教員複数名で分担しているようだが、副指導教官はその中でも一番重たいと思われるコースワーク修士プログラムの管理者を分担した模様)

 

ミーティングの冒頭で「前回ミーティングキャンセルしてごめんね」と言われたので、「その後体調はどうですか?」と聞いたら、アレルギーの話があった。私も花粉症だが、副指導教官もかなり重症のよう。メルボルンは外出時のマスクが義務化されているが、眼鏡とマスクを同時着用して、眼鏡が曇るという生活にうんざりし、久しぶりにコンタクトレンズを付けたら、自分の目の下のクマがやばいことになっていたのよ!という女子トーク的な発言もあった。副指導教官と私は同世代で小学校に通う子供が2人いる、という共通点があるので、雑談のネタは豊富にある。

 

その後続いて、「夫が3週間前から中国に出張に行ってしまったので忙しくて…」みたいに言うので、一瞬??メルボルンはロックダウン中で、国境どころか州境も閉じられているのに中国に出張ってどういうこと?自分の知らない話題について、ネイティブである副指導教官がマシンガントークするので、半分くらいしか理解できなかったが、どうやら旦那さんは恐竜?に関連する重要なビジネスをしていて、国から特別に出国の許可が下りたとのこと(もちろん帰国の際の入国許可も同時に)。「え、今中国に出張できるんですか?」と思わず聞いてしまった。結局あまり理解できなかったが、とにかく「中国、恐竜、ビジネス」というキーワードは確実に聞き取れた。面白そうなので今度対面で会った時に詳しく聞いてみたい。

 

それにしても、小学生の子供2人の世話や家事を一人でしながら、大学の授業もして、学生の指導もして、自分の研究もしてって、どんだけ大変なんだろう。そりゃ体調も崩す。私の指導は後回しで良いですよ、と思った(実際、優先順位の下の方になっていることは実感するが…)。「せめて、小学校が再開して良かったですよね」と言ったら、「全く。小学校が始まっていなかったら、私はどうなっていたのか分からない」という返事。大学の授業についても聞いてみたら、セメスター2が先週で終わりだったようで「少しマシになりますね」と言ってみた(つまり大学の今年の授業はこれで終わり…。1年間ずっとオンライン授業だったことになる)。

 

ということで、私の指導に割く時間はほとんどないようで、3週間前に送ったドラフトもほとんど見ていなかった。申し訳ないと思ってくれてはいるようで、直前30分くらいで最初の3ページくらいは目を通してくれたようだが、その後はZoomで画面を見ながら一通りざっと見てコメントをもらった。後で書き込んだファイルを送るから、ということで、この時にすでに1時間弱が過ぎていた。私の方で進捗報告として、2週間前に開催された学部のシンポジウムにおける発表のこと(いくつか質問があったのでその内容も含めて)、今行っている作業の概要を説明した後、今月進めたいと思っているEthics applicationについて分からないことがあったので質問。

 

国によってこのプロセスがないところもあるようだが(イギリスかアメリカか忘れたが、Ethicsの審査をしなくても良い社会調査もあるという話を聞いたことがある)、オーストラリアの場合は、すべての研究に関して倫理委員会を通す必要がある。動物実験や遺伝子などを扱う調査、先住民族、子供、移民、障害や病気を持つ人、犯罪者、LGBTなどの特徴を持つ人たちに対する調査はハイリスクということで特に審査が厳しいが、私のように単に企業のマネージャーにアンケートやインタビューするだけでも、相当な準備が必要。これは学生に限らず、教授などが行う場合も同じプロセスを経る必要があるらしい(副指導教官も自分のプロジェクトで先週提出したばかりと言っていた)。

 

私の所属する大学は、Ethics applicationがオンラインでシステム化されているのでやりやすいらしいが、最初の設定で手間取っていたので(博士課程であっても学生がアカウントを設定することはできず、仕様上、設定は指導教官にお願いしなければならなかった模様)、ミーティング中に副指導教官がゼロから設定しなおしてくれて、1ページずつ概要を説明してくれた。申請画面は10ページ以上あるので、これをざっと進めるだけで30分くらいかかった。でもおかげ様でなんとなく全体像はつかむことができた。当初、どんな調査かを説明すればよいだけだと思っていたが、ほぼ最終形の調査票や同意書、インタビュー質問項目も提出しなければならないということが分かったので、申請自体は正指導教官が戻ってきた12月以降に行うことになった。私は今月中に質問票の設計をする、という目標が明確になった(もともと来年1月~2月に予定していた)。でもEthics applicationが必要になるのは、ステージ2(サーベイ調査)とステージ3(インタビュー調査)なので、ステージ1(文献調査)のデータ収集・分析と並行して進められることも分かって安心。

 

取り合えず、こんな感じでミーティング自体は有意義だった。でも自分としては4週間空くと長いと感じるので、2週間ごとがちょうど良い。

 

今週火曜日はMelbourne Cupという伝統的な競馬のイベントでVic州は祝日。気温が30度まで上がってまるで夏だった。暑すぎたので電気屋で扇風機を購入。近くのパブがCovid normalに合わせて、道路を封鎖してビアガーデン的なテラス席を設置していた。ビールがおいしい季節。半そで半ズボンを引っ張り出した。かと思えば、翌日(昨日)は15度くらいで雨。肌寒いのでニットを着た。1日の中でも気温が変わりすぎて着替えを何回もすることがある。メルボルンは変な天気で有名らしい。そんな中、コロナの新規感染者は6日連続でゼロ!気になる検査数は約17,000件/日。とりあえず安心。まずは州内の移動を解禁してほしい。旅行に行きたい。

 

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日曜日には再び近場のビーチに。子供たちは水着で砂遊び。もうすぐ夏。

 

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天気が良かったので、遠くにメルボルンのシティのビルがきれいに見えた。