2021年冬休みの一泊旅行の続き。
1日目の夕食の話から。泊まっていた宿はQueenscliffという場所にあったが、そこから真北に車で30分ほど走らせると、Mussels(ムール貝)が有名なカフェがあるとのこと。地名は何度聞いても何故か覚えられないPortarlington(ポートアリントン)。カフェの名前はLittle Mussels Cafe. ムール貝を養殖している業者直営のカフェのようだ。Googleのレビューでも評価が高い。
正直、そんなにムール貝は好きというわけではないが、なんだか名物らしいので行ってみようという感じ。ホームページを見ると、牡蠣などのシーフードもあるらしいし(私は牡蠣は食べられないが)。
日没後の真っ暗闇の中を不安になりながら30分車を走らせる。しかも雨も降りだして寒い。人気のカフェでスクホリ中だから席がないかもしれないと思い、早めに5時半くらいに着いた。室内の席は全て予約済みとのこと。外のテラス席がテントになっていて、そこなら空いてるよ、と言われた。子連れだとむしろ外くらいがちょうどよい(うるさいし、行儀悪いし、こぼすし…)。たくさん火がたかれていたのでそんなに寒くなさそう。
ここぞとばかりにシーフードメニューばかりを頼んだ。子供たちは普通にキッズメニューのパスタ頼んでいたけど。シーフードは新鮮でおいしかった。メルボルンの街中で食べるよりも安いと思う。
私は正直そんなに貝ばかり食べたいわけでもないが、夫は貝が好きみたいでめちゃくちゃ気に入っていた。一人でドライブして行きたいくらいらしい。でもお店の人はフレンドリーだし、雨の中テントの中で火を焚いて、シーフード食べるというシチュエーションもなかなかないので、良い思い出になった。また真っ暗な道を30分走らせて宿まで帰って、シャワーを浴びて就寝。
翌日、朝食は家から持ってきた食パンをトースト。牛乳は長期で常温保存できるパックのものを持参。朝食用に野菜やゆで卵も持ってきたけど、誰も食べなかった。こういう宿に来るのも随分慣れたものだ。この日も天気があまり良くない予報。というかとにかく寒かった。
Googleマップを見ていたら、帰り道に動物園があるみたいだったので、そこに行くことに。Werribee Open Range Zooと言って、動物園とサファリパークの間みたいなところのようだ。
Queenscliffから1時間くらい車でメルボルンに戻る道の途中。この日は特別寒くて、気温が5、6度しかないので空いているかな、と思ったけど、甘かった。スクホリ中だから、メルボルンから日帰りで来ているファミリーがたくさん。Zooには10時半くらいに着いたけど、まあまあ車が埋まっていた。
とりあえず名物のサファリバスに乗ることに。寒い中結構な人が並んでいたけど、バスが大きいので15分くらい並んで来た便に乗ることができた。
とにかく敷地が広く、どこに動物がいるの?と不安になるが、だんだんと見えてきた。
サファリバスは、もういいわ、というくらい長い時間(30分くらい)ゆっくりと広大な敷地を周って動物を見せてくれた。もっと寒くない時に来たかったけど、これはこれで良い思い出。アフリカから来た動物たちはこの寒さをどう感じているのか、と気になった。
園内のいたるところにアフリカの装飾がされていて、まるでテーマパークのようだった。おしゃれな動物園。でも寒すぎたので、全部見て回る気分ではなく、サファリバスの後は2、3の動物を見ただけ。カンガルーやコアラなどは別のところでも見られるし。
一泊二日の旅行はこれで終わり。帰りは無難にWerribeeの街のハングリージャックスで昼食をとって夕方よりも前に帰った。とにかく寒い週末だった。一泊の旅行だと日常の延長線上。やっぱり1週間くらいかけて旅行したい。
そういえばキリンと言えば、東京のマイナーな?動物園、羽村市動物園では触れるくらいの距離でキリンを見ることができる。上野動物園も多摩動物園も見所が多くて楽しめるが、個人的には田舎臭い(失礼)羽村市動物園は味があって好き。熱川のバナナワニ園も渋かったなあ。自分だけだと動物園は行かないけど、子供を喜ばせようと思って行くと、意外と大人も楽しめる。Melbourne Zooにはまだ行っていない。メルボルンの中だけでも、まだまだ行きたい場所がたくさんある。