40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

Chicagoへの一人旅 前編

学会発表のことは前回書いたので、この記事では旅の側面をメインに。Chicagoに行ったのは2024年8月中旬。日本がめちゃくちゃ暑い時だったけど、Chicagoの気候は快適そのもの。昼間は半袖が気持ちよく、朝夕はカーディガンを羽織るような気候。滞在中、雨は一度も降らず、ずっと天気が良かった。

 

今回はJALのプレエコを予約。羽田を午前11時ころに出る便。ちょうど良いと思いきや、9時に羽田着ってなると、朝の通勤ラッシュにぶち当たることに気が付いてげんなり。会社に行く日と同じ朝7時に家を出て、いつもと同じ電車に。スーツケースを持ちながらラッシュ時に乗り換えをするのは厳しいので、新宿で降りてバスタからリムジンバスに乗った。この作戦は大成功。スムーズに空港まで行けた。

 

空港に着いたら外国人観光客向けの店で、オーストラリアからくる元指導教官のためにお土産を買った。買い物はそれだけ。プレエコの権利を最大限に使うために、サクララウンジに。朝10時前なのにJALのラウンジと言えばカレーでしょ、ラウンジと言えばワインでしょ、と変な組み合わせ。まあいいや。1人でラウンジで過ごす時間は最高。前日まで仕事をしていて、この日から私の夏休みが始まったという開放感!

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まだ学会の発表資料のノートができていなかったので、少しだけ作業。そうするうちに、ラウンジ内にプリンターがあることに気が付いた。PPT資料にノートをつけて、プリンターで印刷できた。ラッキー。もちろん無料。プリンターはレーザーではなく、インクジェット。そこは文句言えない。

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あっという間に搭乗時間。エコノミーよりも多少広い座席。良かったのは、椅子を後ろに倒しても前後の人のスペースに影響がない構造になっていること。椅子のフレームは固定なので。あとスリッパがもらえるのも長時間フライトにはありがたい。私はいつも機内食は食べないので、今回も3回出てきた機内食は全部断り、「うどんですかい」という小さなカップうどんだけ食べた。JALがどんなに機内食を頑張ってくれても、カップうどんや、以前食べた「Air吉野家」を超えることはない。プレートにごちゃごちゃ乗せてこなくていいから、うどんやおにぎりなど、シンプルなものだけくれたらいいのに、といつも思う。

 

Chicagoの空港は、前の会社の時に乗り継ぎで何度も行ったことがあるので少し懐かしい。おきまりの入国審査の長蛇の列も懐かしいし、巨大な空港内のターミナルをシャトル電車で移動するのも慣れている。今回、ダウンタウンまでの移動手段は電車をチョイス。汚くて臭いだろうと思ったら意外とそうでもなく、拍子抜け。

 

一回乗るチケットと一日乗車券がどちらも5ドルという謎の料金体系。物価高と言われるアメリカにおいて、電車は日本より安い。でもブログを書いているちょうど今日、シカゴの電車で銃撃があって4人殺害されたというニュースが目に入り、今更ながら怖くなった。私が乗っていた時にはファミリーもいたりして危ない感じは特にしなかったけど、アジア人が珍しいのか何なのか、白人のティーンエイジャーにめっちゃジロジロ見られたり、途中でホームレスの人がお金を貰いにきたりした。

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ちなみに駅は臭いし汚い。あと全くバリアフリーではない。世界一、ニの経済を誇る超大国アメリカなのに、こういうところには途上国以下の出来栄え。アメリカの残念ポイント。スーツケース持ちながら乗り換えは大変だった。もちろん日本の鉄道とは比べ物にならないが、メルボルンの電車や駅の方がきれいだし便利。

シカゴの鉄道路線図、空港からダウンタウンまで45分くらい

時刻表には電車が来る大体の間隔しか書いていないのが斬新

ホテルには昼頃に着いたが、チェックイン時間前なのに部屋の準備ができていたのですぐに入れた。ありがたい。ホテルはダウンタウンのマリオット。場所はとてもよく、周りも安全な感じがした。疲れたのでシャワーを浴びて、日本から持参したかっぱえびせんを一袋たいらげた。24時間で、カレー少しと小さなカップうどんしか食べていなかったから。疲れているけどここで本気で寝てしまうと時差ボケになると思い、ベッドで休憩しながら、何とか起きていた。

 

夕方、ふらふらになりながらホテルのレストランに。元指導教官とディナー。5月にメルボルンで会ったばかりだけど、やっぱり知っている人に会えると嬉しい。いつもアメリカに着いたらステーキを食べるのだけど、この日はなんかそんな気分ではなく、チキンを頼んだ。マリオットのレストランなのにワインがあまりおいしくなくて残念。チキンはまあまあ美味しかったが量が多すぎたので、ケースをもらって持ち帰った。

 

指導教官とは最近の出来事を交換。指導教官側からは主にNSWに建築中の家やそれにかかるお金のやりくり、設計、許可を得ることの大変さなどなど。写真も見せてもらったけど、とても良い場所だった。今メルボルンで住んでいる家のローンは返済しているけど、モーゲージに入っているから家を担保にお金を借りられるらしく、結構かつかつでやっているっぽい。おそらく全体で1億円以上、ひょっとしたら2億円くらいかかっていそうな感じ。高い!!オーストラリアに来たら、うちに泊まりに来て、ゲストルームあるから、と言ってもらえた。

 

そんな会話を英語でしながらだんだん頭がもうろうとしてきた。翌日、一緒に観光しようと誘われた。私、学会発表に来ているけど、実はこれ、転職後の貴重な有給を使った夏休みだからね。堂々と遊んでよい。指導教官もお金はGrantから出ているけど(ディナーもおごってもらった)、もう大学はリタイヤしたのでたくさん遊ぶと言っていた笑。まだ色々なところからは声がかかるけど、これを最後の学会にするつもりだってさ。

 

私がアメリカに来るときにはいつも時差ボケに悩まされる、と言ったら、メラトニンを飲むと良いと言われた。メラトニンアメリカではサプリだけど、オーストラリアでは処方箋が必要らしく、指導教官はアメリカやカナダに来るたびに大量に買って帰るらしい。

 

翌日、だるい体に鞭打って、ホテルの近くのスーパーとドラッグストアに。スーパーはTrader Joe‘sというところで安くて美味しいものが売っている。オーストラリアと比べて高いものと安いものがある。バナナは日本より安い。

普通のバナナは1本40円くらいで安い

ドラッグストアCVSではメラトニンを物色。種類がありすぎて迷ったが、とりあえずKids用のグミタイプの1㎎のものを選んだ。身体が大きな白人向けに作られている薬は強すぎることがあるので。大人用は1㎎、3㎎、5㎎、10㎎、20㎎と様々な容量で売られていた。

私の身体はアメリカではキッズサイズだからキッズ用のメラトニンをチョイス

記事長くなったのでここでいったん終わり。