40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

アデレードに旅行<Day3:ナラコート>

ペースを上げて旅行記を仕上げないといけない。

 

4月6日(火)Day 3:Naracoorte、アデレード

朝7時前に寒さで目が覚めた。内陸部の寒さは異常。幸いキャビンにエアコンが付いているので朝から暖房をつけた。外の気温は4度とか5度だったように思う。天気は快晴。朝食をキャビンでとったら子供たちは前日に友達になったドイツ人の兄弟と外で遊び始めた。その間に大人は片付け。朝露で濡れたジャンピングピローで次男が転び、着替えたばかりの服を汚したのでまた着替え。まだまだ未熟者だな。この日は9時半からNaracoorte洞窟のツアーを1つ予約していたので、間に合うように9時前に宿泊所を出発。車で20~30分くらいで到着。この辺りは世界遺産に指定されている。

 

もうイースターの4連休は終わっているので、思ったより混んでいなかったが、私たちみたいなホリデー中の家族連れが何組かいた(まだ南オーストラリア 州はスクールホリデーに入っていないので、ほとんどがビクトリア州の人たちと思われる)。いくつか見学できる洞窟がある中で、一番有名らしいAlexandra Caveに行くことにした。

www.naracoortecaves.sa.gov.au

 

ガイド付きでないと入れない洞窟。インフォメーションセンターには、この辺りで発掘された化石の展示があって意外と楽しめた。大昔(恐竜がいたころ)*1の巨大な有袋類の化石なども見つかっているようだ。洞窟のツアーに参加したのは私たちも含めて家族連れ3組。我々以外はオーストラリア人と思われ、もちろんガイドは英語。ガイドの方曰く、このイースター休暇の土曜日が、今までの観光客数の記録を上回ったとのこと。ナラコートは世界遺産とはいえ、オーストラリアの他の観光地と比べるとそんなに有名な場所ではないし、アクセスが良くないので、あまり海外からの観光客は来ない。逆に海外旅行できない今、国内からの観光客が増えたようだった。

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200万年くらいまえに生きていた有袋類の化石(頭蓋骨)。顔はコアラみたいだけど、高さは2mもある巨大な動物らしい

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タスマニアンデビルの化石も見つかっている。説明によると、以前オーストラリア大陸タスマニアが陸続きになっていたころは、本土にもタスマニアンデビルがいたらしい

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インフォメーションセンターの横には化石をテーマにした公園もあって、子供たちは楽しく遊べる

洞窟自体はまあまあ良かった。日本でもいくつかの鍾乳洞に行ったことがあるので、大きな感動はなかったけど、子供たちは鍾乳洞を見学するのが初めてだったので良かったのではないか。洞窟の中では今でも発掘作業が進められていて、色々な時代の化石が見つかっているとのこと。サンゴの化石があったり(その場所が海だったことを証明)、先ほどのような有袋類の化石が出たり。非常に乾燥している土地だから、保存状態も良いのだろうと推測。

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洞窟の中は暗くてiPhoneではきれいな写真が撮れなかったから、めったに使わないSonyのデジカメで撮ったらきれいに撮れた

洞窟を見た後、カフェでお茶して、友人の子供たちにお土産を買ったら、いよいよアデレードに向けて出発。ここからの道は比較的大きな道ばかりで順調に進んだ。途中、小さな町のベーカリーでビーフパイをランチに。もうパイはお腹いっぱい。しばらく食べたくない気持ち。

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オーストラリアの田舎にはベーカリーしかなくて、ベーカリーにはパイしかない

アデレードには予定よりも早く、3時半ごろに到着。友人の家に着いてゆっくりした。3か月ぶりに会うから、前回ほどではないが、おしゃべりに花が咲いた。夕食は七輪で焼き鳥。私は串に鶏肉とネギを刺すのを手伝った。焼くのは友人の旦那さんがやってくれた。1年半ぶりくらいに食べる焼き鳥は最高。七輪はColesで買ったらしい。おそらくBunningsにも売っているだろう。私たちも買おうかな。友人の家の部屋を1つ借りて、家族4人で川の字+1になって寝た。これから3日間、アデレード近郊で遊ぶ予定。その記事はまとめて次に。

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自家製の炭火焼きの焼き鳥は最高だった

 

*1:ご指摘を受けて訂正しました