40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

友人家族の来訪、全豪オープン2023観戦など

先週、アデレードに住む友人家族がメルボルンに来訪し、5日間一緒に過ごした。我が家は3ベッドルームの戸建てだが、そのうちの1部屋を空にして、そこで友人家族4人が泊った。いつもは4人で暮らしている家に8人で過ごすので、大丈夫かな、と思ったが、わちゃわちゃ楽しい1週間だった。

 

友人と出会ったのは20年前、私がアデレード修士留学していた時。日本人があまりいない環境の中、意気投合した。友人は私より4つ年上でお姉さんのように私の世話を焼いてくれた。当時、友人と付き合っていたオーストラリア人の彼にもとても良くしてもらって、その2人がのちに結婚した際、アデレードと東京の両方で結婚式をした。私は図々しくも両方に参加。東京での結婚式の2次会で、私は夫と出会った。夫は私の友人のそのまた友人の旦那さんの友人という遠い存在だったが、当時DJをしていてパーティの音楽担当として呼ばれていた。

 

私も友人も第一子を同じ年、3か月違いで出産したことから、長男が0歳の時から毎年、友人が日本に一時帰国した時は必ず会って、子供同士を遊ばせることもできた。毎年一度会う親戚の子供みたいな感じ。子供が生まれてからも変わらず遊べる貴重な存在。

 

今回、私たち家族がメルボルンに3年住むことをとても楽しみにしてくれていた。コロナのせいで思ったより会えなかった、と思いつつ、振り返ってみると3年間で4回会えたので悪くないか。4回と言ってもいつも3泊以上でみっちりと時間を過ごしている。今回はアデレードから車で会いに来てくれた。

 

メルボルンで何しようか?と考えていたけど、結局天気を見ながらの行動に。着いた日は近所の公園でフリスビーゴルフ。

近所で一番よく行く公園

翌日は35度を超える暑さだったので、午前中は友人夫婦と私で巨大ショッピングモールに(友人はアデレードに上陸していないMUJIで買い物)。その間、子供たちは自宅庭で水風船遊び。午後は市民プールに。水の中にいないと過ごせない暑さだった。市民プールでは次男の学校のBest friendにも遭遇し、なんだか分からないけど賑やかに過ごせた。

市民プールで次男友人とも遭遇

3日目は前日よりも気温が20度下がり(メルボルンあるある)、朝から雨で肌寒い一日。私たち夫婦おすすめのSouth Melbourne Marketに出かけて、寿司やらオイスターやらをつまんだ。長男2人には10ドルずつ手渡してマーケット内自由行動。もう中学生になるから、大人と一緒じゃない行動をしたがる。友達っていいね。

マーケットの帰りには近くのジェラート屋に(寒いのに…)

4日目は全豪オープン観戦。私たちは一昨年、昨年に続き3年目の全豪オープン。すっかりテニス観戦の魅力にはまったが、友人は10代の頃からの筋金入りのテニスファン。子連れだったこともありアリーナチケットは取らずにグランドパスで。(昨年ラケットをボキボキに折っていた)西岡選手のダブルス、男子世界ランキング3位で昨年長男と観戦したギリシャのチチパス選手が弟と出ていたダブルスの2試合をフルで観戦。チチパス兄弟のダブルス戦はアリーナではないけど、ギリシャ系が多いメルボルンだけに大賑わい。試合も盛り上がった。友人は、試合だけではなくジョコビッチやマレーなど一流選手の練習も間近で見られて満足していた。

西岡・マクラクランのダブルス1回戦、勝利

全豪オープンは2021年のロックダウン合間の時が一番空いていて、私は大坂なおみ選手の試合を観られたから一番満足度が高かったけど、今振り返ると会場はガラガラだった。昨年はかなり人が戻って、子供のアクティビティゾーンも復活していたことから、家族でトータル3回観戦したが、今年はそれよりもさらに人が増えていて、日本からの応援団みたいな人達もいた(全員マスクしていたので、おそらく日本からの観光客だと想像)。

 

fourty.hatenablog.com

 

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朝11時前から6時過ぎまで楽しんで、その日は家の近くのパブで外食。アデレードにずっと住んでいる友人は、私の家の近所のアジア化(主に中国とインド)、市民プールの多国籍状態(東南アジア~中央アジア、アフリカが多い)に驚いていた。私が係員の人と単語同士でやり取りする姿にもびっくりされた(ちゃんとした文章でも話せるのに、お互い英語が第二言語だと単語のやり取りになりがち)。あとはメルボルンのいたるところにある落書きにも(そういえばアデレードは落ち着いていてきれいな街並み)。メルボルンアデレードと比べるとごちゃごちゃしていて、カタコト英語でも暮らせて、非英語圏から来た新しい移民にとっては過ごしやすい場所なんだなあと改めて感じた。

 

5日目、あっという間の楽しい時間が終わり、別れを告げた。でも次は7月に日本で会えるから寂しくない。その時、私たちはどこに住んでいるのかまだ決まっていないけど、また家に招待したいと思う。

 

そして友人が去って2日後の今日、今度は夫が単身で日本に一時帰国。主目的は3月末から暮らす家の賃貸契約を結びに行くこと。この1か月くらい、2人でずっとオンラインで賃貸物件を検索しまくっていた。気に入った家はどんどん申し込みが入ってしまって、少し焦っているが、仕方がない。最悪、社宅に住まわせてもらうことは出来るが、うちはうるさい家族なので、近所の人になるべく気を使わなくてよい戸建てを希望している。

 

戸建て賃貸で比較すると、物価が高いと言われるメルボルンの方が東京よりずっと安い。東京郊外だと月20万円出しても通路程度の庭しかない家、2階建てで隣との距離はぎちぎちだが、メルボルンの郊外で20万円出すとかなり広い庭でフルーツのなる木が何本も生えている広い平屋の家が借りられる(今住んでいる家のこと)。まあ、便利さで言えば圧倒的に東京の郊外に軍配が上がる。しかし、今の家だって駅から徒歩10分以内、シティまで電車1本で30~40分くらいだから、やっぱり東京と比べると住環境は断然メルボルンの方が良い。

 

この先2週間、ワンオペしながら1週間お休みしていた研究も進めていく。