メルボルンに春が来たと同時に、花粉症が始まった。
私は日本ではひどい花粉症で、2月ごろから薬を飲み始めて、目薬と点鼻薬も服用していた。メルボルンにいる今は、そこまでひどい症状は出ていない。2週間前くらいから、目と鼻にかゆみの症状が出始めた。
花粉症は大人になって症状が出るものだと思っていたけど、長男の花粉症は3歳くらいから始まった(日本で)。幼児特有なのか、最初はほっぺが真っ赤になる症状。年齢が上がるにつれて、鼻が詰まって夜眠れないなどの症状が強くなったので、5歳の時に病院でアレルギーの血液検査をしてもらって、スギとヒノキの数値が非常に高いことを確認した(他にもハウスダストやダニの数値も高かった)。こんなに小さいうちから花粉症になるなんて可哀そうだな、と思った。私が若干アレルギー体質なことと、当時住んでいた場所が都心で空気が悪いことも影響していたかもしれない。今回メルボルンに来て、今のところ長男には花粉症の症状が出ていない。でも次男が花粉症を発症した。鼻がかゆいだけでなく、身体のあちこちがかゆくてつらそうなので、薬を買いに行くことにした。ちなみにオーストラリアで花粉症はHay feverと呼ばれている。
いつも行くスーパーColesでも薬は売っているけど、どんな種類があるのかを見てみたいので、近くのドラッグストアに行ってみた。色々あったから迷ったけど、自分用と次男用にそれぞれ薬を購入した。
私は上の写真の左の方にある「Telfast」という薬を購入。薬局でそれぞれの薬を前にスマホで調べたら、Telfastは日本ではおなじみのアレグラらしい。私はここ数年は、ザイザルという薬を飲んでいたけど、その前の何年間かアレグラを飲んでいたので、飲んだことある薬なら安心かな、と思ってTelfastを選んだ。成分容量は60mg, 120mg, 180mgという3段階。ここは迷わず一番少ない60mgを選んだ(日本のアレグラも60mgらしい)。これまでもオーストラリアで色々な薬を飲んだり、予防接種を受けたりしたけど、強すぎて副作用/副反応が出たりすることが多いことと、今のところ日本にいるときほどひどい症状が出ているわけではないので、弱めの薬で良いと判断。60mgだと12時間、120mgや180mgは24時間効くと書いてある。
続いて次男の分は、右のほうにあるクラリチン。クラリチンは子供用の薬もあって、2歳から飲めるようだ。シロップタイプのものもあったけど扱いやすい錠剤にした。Colesにも同じタイプの小児用のクラリチンが売っていたけど、Colesの方は表示が6歳からになっていた。容量は同じようだけど…何が違うのかな?
ちなみに、真ん中のジルテックも日本で取り扱っている(かすかに飲んだことあるような記憶もあり)。Telfastと比べて値段が高かったので買わなかった。
スーパーColesの売り場も全く同じように、左からTelfast, Zyltec, Claratyneの順に並んでいる。他にColesのPB品も売られていた。メーカー品は薬局で買う方が安かった。
ドラッグストアでは、花粉症の薬の他に鎮痛剤も買った。オーストラリアでは超メジャーなパナドールと同じ成分のPanamaxという薬が、100粒で69セントで売っていた。100粒で50円っていくら何でも安すぎないか?!1粒当たり0.5セント。。自分の目を疑った。もはやただ同然。在庫処分だろうか?でも使用期限は2023年まである。普段、片頭痛や生理痛の時にパナドール(のColesのPB品)を飲んでいるが、自分には特に副作用等は出ない薬。買っておいて損はない。箱をみたらTelfastを作っている会社と同じフランスの製薬大手サノフィ。怪しくはなさそうだということで、買ってみた(ただし作っている国の表示はない。安いのでインドかな?)。
お店のサイトをみたら、やっぱり69セントで売っていた。
コロナのロックダウンで半年くらいずっと引きこもり生活を続けているせいで、家族全員病気やケガをほとんどしない。私は眩暈と頭痛、夫はメニエールと、大人は何かしらストレス性の病を抱えているが、幸い子供2人は元気。ということで、薬局に行ったのもほぼ初めてだった。まだ病院には行っていない。保険には入っているけど、このままなるべく病院や薬の世話にならずに過ごしたい。