40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

AoM@Chicagoに向けて!

いよいよ来週からシカゴ。私にとって初めての国際学会への対面参加となる。

 

AoMは博士課程の3年目の2022年にアクセプトされていたが、道中でコロナに罹患し、東京で足止めされ、良いのか悪いのか、ハイブリッド開催だったこともあり、オンライン録画での発表に。その4か月後、ゴールドコーストで開催されたANZ学会は、当日の朝に家を出ようとしたら夫がぎっくり腰になり、ベッドから起き上がれないため、家事と育児をするために泣く泣くオンライン参加。

 

fourty.hatenablog.com

 

もう何も起きないで、とにかく私を一度で良いから国際学会に参加させてくれ…ちなみに学会は8月9日(金)~13日(火)の5日間開催。私の発表は4日目の月曜日。時差ボケが回復する頃なので嬉しい!

 

先週末、学会が実はすぐだということに気が付き、慌てて土曜日にスライドを作成。日曜日に元指導教官に送付。今週末、時間があれば少し練習してみようと思う。ちょっと余裕があるのは、シカゴに行ってからでも練習できるから。ありがたい。

 

もともと学会はフルで参加するつもりだったが、自分の発表が4日目であることが分かってからは、帰りの飛行機を1日前倒しに変更して、発表翌日に帰国することにした。最終日にも面白そうなセッションはたくさんあったのだが。理由は、10何年振り?に実家の方で法事が行われるということで、親戚が30~40人?集合する。子供の頃、毎週のように遊んでいて、お互い子供が生まれてもしばらくはよく会っていた従妹たちや叔父さんや叔母さんにも久しぶりに会いたいと思った。

 

学会のプログラムが発表され、自分のセッションが最終日でないことを知ってから、飛行機のスケジュールを調べたら、ギリギリ参加できそう。こんなこともあろうかと、もともと帰り便だけ予定変更可能なチケットにしておいたので、電話して無料で変更してもらえた。シカゴから羽田の直行便だが、時差の関係で14日の午後に到着。その日は自宅に戻らずに品川のホテルに1泊し、15日の朝イチ、新幹線で名古屋まで移動すれば、15日の午前中に行われる法事に参加できる。夫と子供2人は別途、法事の前日に私の実家まで移動しておいてもらうよう、新幹線のチケットを購入した。

 

時差ボケで法事中眠くなりそうだけど、私にとっては、アメリカの学会に参加するだけでなく、ちゃんと実家の法事にも家族と一緒に出られるということで、ほっとした。母親と夫からは体調を心配されているが…アメリカ帰りに無理して法事に参加しなくて良い、と両親から言われたが、自分が参加したいから参加する。

 

5月のメルボルンと今回のシカゴで年休をほぼ使い切ってしまうので、会社のPCを名古屋に送って、法事の後は実家からテレワークする計画。夫と長男は飼い犬の世話のために法事の翌日に帰るけど、私と次男は少しゆっくり。そして気まぐれで、帰りは東海道新幹線ではなく、特急しなのと特急あずさを使って、ぐるっと長野経由で帰ることにした。途中、諏訪湖で下車して1泊。花火を見る予定。自宅→シカゴ→品川→名古屋→諏訪湖→自宅というトータル10日以上の旅。体力ないのに、気力だけあるから、ついこういう予定を組んでしまう。

 

話はそれたが、学会がらみで2件、個別メールでの連絡があった。2件とも出版社から。

1件目はAoMのEditorから。

Hopefully we'll have a chance to meet next month, either at the AOM Publications team's table near the registration desk at XXX or YYY. I'd be curious to hear about your areas of focus and the types of research that you're working on. 

初めてのことなのでよくわからないが、AoMのアカウントからのメールで怪しそうではなかったので、とりあえず返信してみた。何が次につながるか分からないからね。痛いのは、今進行中の研究がないこと。アイデアはいくつかあるんだけど…

 

2件目は大手出版社のPublisherから、フォーカスグループへのお誘い。

I am reaching out today as your session (~~~) in the AOM program caught my eye. We are holding a small focus group on social impact in business education. .(中略)..  We'd greatly appreciate your time and feedback as we learn more about this area of study and develop the framework for this collection. We are also keen to connect with potential authors and editors for this future collection. 

こちらのフォーカスグループは、日時と場所(会場内)が設定されており申込制。謝礼として50ドルのバウチャーがもらえるとのこと。時間があれば行こうかな…なんでも経験だから。

 

AoMに提出したフルペーパーは、先日リジェクトされた投稿論文とほぼ同じ(AoMのルール上、出版前のペーパーであれば発表して良いことになっているため)。私の研究に興味を持ってくれた人には会ってみたいと思っている。

 

とりあえず、着いた日の夜は先生と合流して、ホテルでディナー(先生の研究費から出るとわざわざ教えてくれた笑)。リジェクトされた論文のリバイスの方向性とAoMでの発表資料のレビューをする予定だけど、どうなることか。雑談して終わりそうな気もしなくもない。AoMは全体で参加者が1万人という巨大な学会なので、自分の興味があるテーマに絞って参加し、少しでもネットワーキングができればと思っている。自分を覚えてもらうために、個人としての紙の名刺(LinkedinのQRコードを入れた)も作ってみた。

 

シカゴは東京よりも少し涼しいみたいでそれもありがたい。何事もなく行けますように…