40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

築地でお寿司を食べて、メルボルンの本を読む

留学関連の進捗やネタがないので、日常のことを記録しておく。

 

土曜日は、先週に続き「日本にいるうちにやっておきたいこと」の観点で、築地にお寿司を食べに行くことにした。今は都心で便利な場所に住んでいて、築地にも自転車で行くことができるけど、近いと逆に行かないこともあり、築地をぶらぶらするのは10年ぶりくらい。

 

調べてみたら、卸売市場が築地から豊洲に移転したのは、今から1年間(2018年9月)のようだ。築地の場外市場は、卸売市場の移転があっても活気があり、昼前に訪れたが満員だった。むしろ10年前よりも人が多いような気もする。そして、多いのは外国人。目分量で半数以上が海外の観光客では?というくらい。ちょうどラグビーのワールドカップが開催されていることもあり、ラグビーのウェアを着た外国人も何人か見かけた。

 

そういうこともあってか、場外市場のお店もより「エンターテイン」を前面に打ち出しているところが多く、生ガキを割って食べさせてくれたり、その場で買ったホタテやカニを炭火で焼いてくれて、ビールを飲みながらスタンディングで食べられるようなスペースがあったりする。英語での説明も普通にあって、観光客フレンドリー。観光気分で行くにはむしろ、以前よりも今のほうが面白いかもしれない。

 

次男のリクエストにより、築地場外市場に何店舗かあるうちのひとつの「すしざんまい」で昼食。お店の中に「すしざんまい」のおじさん(社長)がいなかったのには、少々がっかりしたようだが、お寿司はおいしかった。特にマグロ。家の近くの「すしざんまい」で食べるよりもおいしく感じた。何か違うのかな?鉄火巻きから中トロまですべてがおいしくて大満足。また10月か11月に来ようと思った。

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本当の社長はいなかったけど、レプリカがお出迎えしてくれた

そして市場をふらふらと冷やかしながら少しだけ買い物をして、自転車で帰宅。帰り道で永谷園のラッピングカーを発見。次男が「お茶づけ」にはまっているので、これも喜んでいた。

 

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丸ごとお茶漬けになっている永谷園のラッピングカー

 

帰宅して昼寝してから、夕方に本屋に行って、バイリンガール 吉田ちかさんの『WAKE UP! in メルボルン』を購入。少しだけレビュー。

 

まず、思ったよりもサイズが大きく、ハードカバーでページも多くて、これで2,000円しないのは安い。感覚的にはあと1,000円くらい高くても良い本だと思う。早速半分くらい読んで、メルボルン生活のイメージを膨らませた。

 

メルボルンへのプチ移住については、リアルタイムでYoutubeの動画も見ていたけど、書籍にはYoutubeで触れられていない情報も入っており、また、どちらかといえば活字の方が好きな自分には、このように書籍にしてもらえてうれしい。特に動画でも紹介があった「Moomba Festival」や「Saturday Night Symphony」は、書籍を読んで改めて行きたいイベントだと思ったし、動画では出てこないアメリカ育ちの筆者の視点で見たオーストラリア文化の解説が興味深かった(日本との比較は自分もよくわかるが、アメリカとの比較は新たな視点で面白い)。動画と書籍中に何人か出てくる日本人の人たちも魅力的で、情報だけでなく元気ももらえる。これはスーツケースの中に入れて持っていく本に決定!

 

また、意外なところで共感したのは、前書きのところにあった、軽井沢への移住を検討していた、というくだり。私も留学を思い立つ前(2017年頃)は、田舎への移住を半分本気で検討しており、新幹線通勤ができる軽井沢も候補に入っていた。いろいろと調べたりシミュレーションする中で、費用面含めて軽井沢は候補から外れたが。筆者がどこで子育てをしようか、という視点で軽井沢への移住を検討し、その後、海外へのプチ移住生活、という流れになっていることがわかり、私とまったく同じではないが、少し似たものを感じて、親近感がわいた。

 

そんなこんなで、気持ちの上ではだんだんメルボルン生活に向いて行っている今日この頃。来月からビザの手続きなどで忙しくなりそうなので、今できることを楽しんでいる。