40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

山車を曳いた日曜日

来年1月から日本を離れるので、今ここでやっておきたいこと、というのを意識するようになってきた毎日。この週末には近所の神社でお祭りがあり、いつもは夜店を目当てに遊びに行くだけだったけど、初めて山車を曳く催しに長男と一緒に参加してみた。

 

この街に住んで約3年半。オーストラリアから戻ってきてまたここに住む可能性は低いので、思い出になると考えた。お祭り自体は金、土、日の3日間。土曜日にはいつも通り夜店に出かけ、地ビールを飲みながら焼きそばなどをつまんで夕食とした。山車を曳いたのは日曜日。昼過ぎに神社に集合して、袢纏を貸してもらう。

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神社から出発するときの様子

そして、神社の中での儀式を見守った後、山車を曳かせてもらう。山車は3台あって、私たち(子供メイン)は最初の山車。神輿よりも山車のほうがかなり大きく、見ごたえがあった。この街は都会だけど昔からある街で、地域のつながりがとても強い。それでいて、外国人も含め人の流動が多い場所でもあるので、外からの人を排除するような空気を感じることがない。もっといろいろと地域のイベントに参加しておいてもよかったかな、と今更ながら思った。

 

山車は神社を出発してから、いくつかの交差点を曲がり、緩い下り坂を下っていく。途中、たくさんの人が歩道に並んでカメラを向ける中、自分が袢纏を着て山車を曳いているのは不思議に思えた。でも、参加してみて、お祭りって見るよりも参加するほうが楽しいことが分かった。トータルで1時間半くらいの時間だったが、いつもの街が違って見えて、とても良い思い出になった。

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いつもの街が人でいっぱいになった

残り4か月程度、留学と海外生活に向けて準備も忙しくなりそうだけど、ここでしかできないこと、ここでやっておきたいことを意識的にしていきたいと思う。