40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

researchmapのアカウント作成、論文ダウンロード

最近は本業(会社員)でのストレスがあり、もうそろそろ潮時かなあと思いつつ、悪いことばかりではないので、何とか続けている。年齢的に仕事も量より質になっていることは自負しているけど、質の面ではこのポジションで求められているよりも多くの仕事をしているため、会社の評価としては、昨年に引き続きプラスでボーナスがもらえる。それ自体はありがたいが、1人ですべてのことをこなし、多方面から投げられるボールをすべて適切に打ち返し、文字通り孤軍奮闘していると疲れてくる。

 

今年が始まってすでにいろいろなことがあったから、まだ2か月しかたっていないんだという感じ。ポスドク的な内容としては、大学で非常勤講師を行っている人たちで集まって情報交換したとき、researchmapのことを教えてもらった。私は日本のアカデミアには疎くて、researchmapのこともよく知らなかったけど、researchmapにページを作っておくとアカデミアで仕事を探すときに便利だと聞いたので、やってみることにした。

 

修士や博士を日本の大学でやっている人は番号が付与されているらしいが、私は持っていないので事務局に個別に問い合わせをして、論文が出版されている事実をもってアカウントを開いてもらえた。doi番号で過去の論文は自動的にリスト化でき、あとはぼちぼちと情報を追加している。こうやって見ると、アカデミアの実績は質より量なのかなあという気もしてくる。何本論文を書いているか、がまず目に入る。

 

私の論文はすべて自分が筆頭著者で査読付き。ほかの人の実績を見ているといろいろなパターンがあるようなので、誰かの研究に混ぜてもらったり、査読なしでさっと出せる論文を書いてみたり。数を増やすためにやることはいろいろあるのだろうなあと思いつつ、今は会社員だからなかなかそれも難しい。とりあえず、査読なしの研究ノート的なものでもないよりはあった方が良さそうなので、しばらくはそんな活動をしてみるのもよいのかな。

 

自分の業績をresearchmap上で一覧にしているとき、久しぶりに博士論文が公開されている大学のページにアクセスした。そこで驚いたのは博士論文のダウンロード数。276回ダウンロードされている。

大学のLibraryのHPで公開されている私の博士論文

ほかの人と比べてこれが多いのか少ないのかはわからないけど、誰も読まないと思っていた博士論文が300回近くダウンロードされているという事実にビックリした。一体どこの誰が…?想像するに、現在博士課程にいる学生が、似たテーマで博士論文を書いた人として私の論文を見たのかな?それにしても多い。気になって、博士課程時代の友人の論文ダウンロード数も見てみたら、私よりも後に博士論文を出していて、200回近くダウンロードされているので似た傾向にある。誰も読まないと思っていたものが読まれているというのは不思議な感覚。

 

その流れで気になって、2023年にPublishされた記念すべき私の第1号投稿論文についても調べてみたら、こちらは4,000を超えていた。ちなみにCitationsの数は19件と伸び悩んでいる。

投稿論文のFull text viewsの数

やっぱり論文は英語で書くのと日本語で書くのと全然違うんだろうなあと。上記の論文を引用しているのはどこの国の人かを調べてみたが、まったく傾向がつかめない。イタリア、スペイン、ドイツ、フランス、チェコなどのヨーロッパ、マレーシア、インドネシアといったアジアの国。日本企業の事例を扱っているが、日本人以外の人が読んでくれている。

 

仕事をしていると新しい研究のアイデアがどんどん湧いてくるから、それを忘れないようにネタ帳のように書き留めている。いつアカデミアに軸足を移すかは決めていないけど、チャンスがあればつかみにいきたいと思うようになってきた。お金のことは後から何とかなるかなと。

 

それにしても日本のアカデミアの給料は安い…会社員の今と比べると、半分どころじゃ済まなくて、最悪3分の1くらいに減ってしまう可能性も。また振り出しに戻るとまでは言わないけど、会社員としては15年以上前の給与水準に戻る感じかなあ。家族にも相談しているけど、子供たちは給料が下がると聞いて反対(笑)。夫はやりたいことをやれば?と言ってくれている。まあ急いで決める必要はないから、いろいろと動きながら考えてみようと思う。