40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、11月に博士号取得。現在は東京にある外資系企業で勤務。

めまいで入院、寄稿依頼の辞退

2月下旬の土曜日の朝6時、まためまいがやってきた。5年前にメルボルンで酷いめまいで3日間寝込んだとき以来の立てないレベルでのめまい。その後も軽いめまいは何度かあったが、寝たまま首を1センチも動かせないくらいの強烈なめまいは5年ぶり。ちょうど3連休の最初の土曜日だったから、3日寝ていれば火曜日には仕事ができるだろうと見込んでいたが、結果的に入院し、発症から2週間経った今も完治していない。

 

発症から3日目に、良くなるどころか悪くなっている状態に危機感をもち、迷った末に救急車を呼んでしまった。3日間、ほとんど何も食べられず、水分摂取も困難な状態で文字通り寝たきりだったこと、3日目にさらに状態が悪くなることで、これがいつまで続くか分からず、脱水症状などめまいから派生した身体のコンディションの悪化を心配した。救急車で移動となると寝たまま運んでもらえるものの、少しの振動でも世界がひっくり返るような状態なので、これまでで一番つらい体験となった。

 

近所に昨年できた救急病院に運び込まれ、胃の中にかろうじて残っていたゼリー飲料もすべて嘔吐したが、めまいを緩和する薬を点滴してもらった後、もう帰っていいですよ、と言われた笑。いや、立つどころか起き上がることすらできないんですけど、と訴えたら、じゃあ検査しますか、と言ってもらい、頭部のMRIを撮ってもらった。いちいち動くだけで死にたいくらい気分が悪いので、もうずっとベッドの上で動かずにいたかったが、そうもいかず。脳関係は異常がないことが分かったが、一応入院させてもらえることに。通常の部屋もおそらく空いていたのだろうが「個室しかないけどいいですか」と言われ、承諾。1日2万円で高いけど、背に腹は代えられない。

 

結局、一度入院したら今度は別の医師のOKが出ないと退院できない仕組みで、支えがあれば何とかゆっくり歩ける程度になった入院から5日後に退院させてもらえた。入院して最初の3日は、自室にあるトイレに行くにも宇宙空間に飛ばされたかのような気持ち悪さ。少しでも動くと嘔吐してしまうので食事も満足に取れず点滴のお世話になった。なのに昼ごはんにラーメン出してくるなど、よくわからない病院だった(起き上がれないのにどうやって汁物を食べるのか…)。

 

脳に異常がないとすると三半規管の問題だろうと、耳鼻科への紹介状を書いてもらったが、仕事がたまりすぎていてまだ行けていない。これは私の悪い癖。先々週の金曜日に退院し、先週1週間、在宅勤務も挟みながら仕事をした。仕事モードになると頭が集中しすぎてめまいのことを忘れるが、ふとした時にぐるぐるして、薬を飲んで抑えている。もうすぐ薬がきれそうなので、今週は耳鼻科に行かなければ…

 

入院中に日本の実務者向けの雑誌から寄稿依頼があった。雑誌の特集の企画書を読むと、編集者が私のこれまでの論文やコラムをちゃんと読み込んでくれて、どういう観点で書いてほしいかを丁寧に構成してくれていたので、健康だったら引き受けたかったが、ただでさえ仕事が溜まっている上、体調も万全でなく、締め切りが2週間後とタイトだったので、断ってしまった。今でも頑張ればできたのでは、とか実務者向けの雑誌に寄稿できるチャンスを断ってしまったのはもったいなかった、とか思ってしまうけど、倒れたのは身体からのサインだから、無視することは出来ない。

 

健康であれば、またチャンスはあるはず、と思ってまずはめまいを治すことに専念しなければ。

 

めまいで入院した1週間は、たまたま仕事で大きな、外せない予定がない時だったので良かった。その次の週は退職する上司の最終出勤日があったり、社外の人との外せない会議があったりで、1週間ずれていたらもっとスケジュール調整が大変だった。また今週は全社員が出席する会議でのプレゼンが控えていたり、その次の週は社外イベントでの登壇があったりと、穴をあけると困るイベントが毎週ある中、ちょうど何もない時にめまいが起きた。何なんだろう。

 

先週少し元気になってきたら、今年の7月にある日本の学会で発表することを思い立ち、だらだら執筆していた原稿を整理し始めている自分がいた。身体が強くない私の中に、気力が強い私がいて、バランスがとれていないのかもしれない。やりたいことをやっていると身体にガタがくるとしたら、意識的に休む時間を作る必要がある。と言っても睡眠時間は8時間以上取れているし、仕事も8時間しかしていないし、一般的な人達よりも多く休んでいるつもりなんだけど、、身体側がよっぽど虚弱なのかもなあ。残念だけど受け入れるしかない。