40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

ワンオペ博士学生の生活

タイトルにワンオペって使ってみたかっただけ。早くも友人ファミリー帰国から1週間たってしまった。友人ファミリーと一つ屋根の下、8人での生活を5日ほど送っていた時は、民宿のおかみさながら、朝から卵を8つ(目玉焼きとゆで卵)、ベーコン焼いて、パン焼いて、フルーツ準備して、シリアルやらミルクやらも準備。わちゃわちゃにぎやかな生活。

 

友人ファミリーとさよならした2日後に夫が日本に。8人生活から急に3人生活に(私と息子2人)。夫が日本に経った2日後、今度は暇すぎる長男が友達の家に泊りに行って3日間不在。私と次男の2人生活。そして誰もいなくなったじゃないけど、8人生活と2人生活のギャップが大きすぎる。食事を作っても、全然消費されなくて3日くらい残る。いつもは6人分くらいを作って、4人で食べきってしまうので(夫と長男が2人分食べるから)、多く作る癖がついてしまった。洗濯も当たり前のように毎日回していたし、多い時は1日2回していたけど、2人の生活だと2日ためてもまだスカスカ。家も全然汚れない。人が少ないと家事が楽。

 

もともとインドア派の次男は、このタイミングであやとりにどっぷりハマって、一日何時間もあやとりばかりしている(笑)。そういえば、長男も小3くらいの時にあやとりにはまっていて、いつもこの本を持ち歩いてはどこでもあやとりをやっていた。あやとりの紐が4本ついていて、完全に元を取った。日本から持ってきて良かった本の一つ。

 

子供が小学生だから、特にワンオペは困らないけど、問題は子供の学校がまだ夏休み中なので、ずーっと子供と一緒なこと。昼間、細切れ時間はたくさんあるけど、がっつり集中する時間が取れない。次男のあやとりの「見て、見て~」の対応、2人あやとりの相手もしなくてはならない。今、論文のDiscussion chapterの直しをやるべきタイミングだが、思考の深いところに入っていけず、上手く進んでいない。ストレスになるというよりも諦めの境地に来ている。

 

根耳に水だったのは、土曜校(日本語補習校)が今日から開始だということ。大抵、現地校のtermが始まってから開始だったけど、今回は一足早い。日本の学校さながら、どっさりと出ている宿題の丸付けで昨日の午前中はつぶれた。小6長男の算数の宿題のやり取りで険悪ムードになったので、昼は外食することに。近所にあるお気に入りのBrewery。ピザがオーストラリアの郊外によくあるアメリカ式のピザではなく、このお店はイタリア風のピザで生地から作っているから美味しい。研究がやばいのに平日昼からビールとかどうなのか、と思いつつ、ストレスためて爆発したくないので、自分にもガス抜きが必要。

昼間っから子連れでBreweryに来ていたのは私だけではなかった

アジア系移民が多いエリアにしては珍しく美味しいピザが食べられるお店

意識的に手抜きをするために、土曜校のランチはいつものように日本式のお弁当を作ることすら放棄。近所のアジア系パン屋で総菜パンを買ってきて、それを持たせた。ワンオペ時はいつも以上に手抜きが正当化できる。手抜き万歳。

 

実は私は運転が大の苦手。夫がいるうちに運転の練習もしてみたが、やっぱりうまく行かない気がしたのであきらめた。運転は苦手な人がやってはいけないことだと思っている。失敗した時のリスクが大きすぎるので。土曜校には3人でリュックをしょって自転車で。30分くらいかかると思ったら、10分で着いた。意外と近くて拍子抜け。子供を自転車で送り届けて自宅に戻って洗濯掃除したら、何日ぶりかの一人時間がやってきた。10日以上、日中の一人時間がなかったので、やっとホッとできる。

 

論文に少し取り組みつつ、貴重な一人時間を楽しみたいとも思っている。子供たちの学校が始まるのは来週火曜日から。長男は中学校(ハイスクール)入学なんだけど、私が運転できないせいで、初日から一人で自転車で行ってもらうことになるかもしれない。ごめんよ。でもこちらの学校は入学式がないから多分問題なし。どんどんたくましく育つ長男。先日は友達の家に行きたすぎて、自分でバスのルートを調べて、30分一人でバスに乗って行った(日本では小学校高学年なら当たり前にできることかもしれないが、車社会オーストラリアでは珍しいこと)。送り迎えしてくれる人がいないならいないで、自分で何とかしようとするところは良い。帰りはお友達のお母さんに送ってもらってしまったが…(ありがとうございます)。

 

来週火曜日に子供たちの学校が始まって、木曜日の夜に夫が帰ってきたら、やっと通常運転が再開される。再来週から1か月間、超集中モードで論文に向き合わなきゃ…。最近キャンパスにも行けていなくて、いまいち調子が出ない。私も早くBack to schoolしたい。