40代からの博士課程留学

41歳でオーストラリア・メルボルンで博士課程留学(社会学)を始めた自分、現地小学校に通う子供のこと、家族での海外生活などを綴る。2023年3月帰国、フルタイムで働きながら博論執筆中。

一時帰国して気付いた日本の良いところ

前回の記事では、日本に一時帰国して気付いたメルボルン郊外の生活の良いところについて書いたので、この記事では日本に一時帰国して気付いた日本の良いところについて書いてみる。

 

fourty.hatenablog.com

 

今回の帰国では残念ながらコロナに罹患し、東京で10日間の隔離生活を余儀なくされたので、外出できたのは4日間程度。一時帰国をフルで楽しめたわけではない。それでもやっぱり日本のこういうところが良いなあ、と思ったことはあった。特に変わり種はなく、おそらくこれまで他の海外在住者が感じてきたことをなぞったような形ではあるが、とりあえず私の記録として。

 

今回、東京の都心(中央区)に滞在していた。東京にはありとあらゆる食があって、選ぶのに迷ってしまう。世界各国の美味しい食事を楽しむこともできるが、それは移民が多いメルボルンでもある程度同じなので、今回は日本食に絞って探索。

 

帰国した日は疲れていたのでホテルのビルの中にあるコンビニで夕食を調達したが、食べたいものがありすぎて迷った。2年半日本を離れていると、日本のコンビニの便利さと質の高さに驚かされる。お惣菜の種類が多いような気がしたのは、ここが都心ど真ん中であることやコロナ禍で中食が増えたせいもあるのかな、と思った。

コンビニでレバニラが買えるなんて!サラダの種類も豊富で迷ってしまった

今回銀座界隈を拠点としていたが、築地まで足を延ばす時間がなかったので銀座で寿司。

久しぶりに日本のお寿司を食べて満足

銀座には日本各地のアンテナショップが集結している。メルボルンではおそらく食べられないソーキそばを沖縄のアンテナショップでいただいた。このソーキそばは、仕事をしているときにたまにランチタイムに一人で食べに行っていた。懐かしい。

アンテナショップでは雪塩ちんすこうをお土産に買った

メルボルンでは食べられないであろう和食その2としてもつ鍋。博多の店らしく、昔、福岡に出張した時に食べたもつ鍋と似ていて醤油のさらっとした味付け。美味しかった。

こんなに色々ついていて1400円と安い(しかも銀座のど真ん中なのに)

疲れていた時にはホテルのすぐ近くにあった「はなまるうどん」。うどんはメルボルンでも食べられるけど、山芋はレアなので。安すぎて申し訳なくなるくらい。

冷やしとろろうどん、ちくわの磯部揚げ

メルボルンに戻る日に木場のイトーヨーカドーに買い物に行ったが、その時にみつけた「若鯱家」。世界の山ちゃん矢場とんと比べると関東での知名度は低いと思われるが、若鯱家は庶民的な名古屋メシの店。カレーうどんが看板メニューだが、カレーうどんメルボルンに帰って自分で作れるのでパス。ここでもメルボルンで食べられないものをチョイス。

ざるきしめんと味噌どて煮

コロナにならなくても日本で自由に動ける時間は同じくらいだったので、大体こんなもの。今回食べたかったけど時間が無くて食べられなかったのは、焼き鳥、焼肉、うなぎ、お好み焼き。日本に帰ってからの楽しみにとっておく。

 

銀座を歩いていて、街自体がまるでテーマパークだと感じた。便利だし綺麗。何でも手に入るし、全てが良く出来ている。食事も選び放題。お土産を買いにLoftに行ったが、なんでこんなに色々なものが売っているんだろう、と面食らった。買い物がエンターテイメントになる日本。こんな場所、世界のどこにもないんじゃないかな。

 

細かいところを突き詰める国民性が日本なのかなあ。仕事をしていた立場からすると、それだけ仕事が多くなるような気もするが。毎月出る新商品、毎年変わるモデル、豊富なホテルのアメニティ、清潔で整った社会システム。丁寧な説明書き、道案内。必要以上に高度化しているんじゃないか。メルボルン空港について、薄暗い照明と分かりにくいサイン(というかほとんどサインすらない)、トイレの冷たい便座に、ああここは日本じゃないんだ、と思い出した。

 

日本から持ち帰った品々(子供たちへのお菓子が多め)