2022年の冬休みに実行した6泊7日の旅行記。一週間も旅行した割に、ロードトリップで移動時間が長く、あまり旅行記として書くことがないことに気が付いた。ロードトリップはもうこれで十分かな。。
Day1~Day4についてはこちら。
Day 5:Sydney一日観光
この日の天気予報は曇り時々雨。だんだん天気が崩れ始めるシドニーの天気予報。翌日の金曜日から一週間程度雨の予報。ずっと天気予報とにらめっこしていた。この日は一日シドニー観光に充てる予定にしていた。Day1~Day4まで、毎日ドライブしすぎて車にうんざり。運転者の夫だけでなく、家族全員疲れていた。やっと車に乗らない一日を過ごせる。
朝はホテルの部屋でゆっくり。ネットフリックスに入っていないけど、息子が誰かのアカウントを使ったのか何か知らないが、ホテルのテレビでネットフリックスが見られた。日本のアニメを立て続けに見ていた。この日の朝もダラダラと日本のテレビを見ていたが、時間がもったいないということで9時半くらいに思い立って出発。
ホテルから徒歩でSydney Fish Marketまで。もともとランチをFish marketで食べようと思っていたので少し早い。私はこの日、10:30~11:30に参加したいZoomセッションがあって、それを加味していたらスケジュールの立て方がわからなくなってしまった。とりあえずFish marketの見学と軽くつまめるシーフードを購入。メルボルンのマーケットよりも刺身の種類が豊富で羨ましい。一般人が入れるエリアは思ったより狭かった。
購入したシーフードのお惣菜を外の席で食べる。平日の朝10時なので空いていた。天気は予報よりも良くて青空が見えていた。このまま雨が降らずに済むと良いけど、と思いながら、私は10:30にスマホからZoomに参加。思いつきで、Darling Harbourからフェリーに乗ることにして、夫と息子二人は先にDarling Harbour方面に歩いて行ってもらうことに。
10:30からのZoomが長引いて11:45分くらいに終了。スマホの充電が10%しか残っていない。今回、準備不足でデジカメも持参せず、スマホの電池が切れたら困るので、私はいったんホテルに戻ることに。時間がもったいない行動。Darling Harbourでずっと待っている夫と息子を気にしながら、ホテルで30分ほど充電。Darling Harbourに一番早く着く方法は結局徒歩らしい。昔ならタクシーが使えたけど、いつの間にか街にはほとんどタクシーが走っていない。メルボルンならどこにでもトラムで行けるのに…と思いつつ、ホテルから急ぎ足でDarling Harbour方面に歩いた。
自他ともに認める方向音痴の私はこの時も完全に逆方向に歩いて行っていた。China townが見えてきて、なんか変だな、と思って慌てて引き返す。この方向音痴、本当に自分で嫌になる。Mapがあっても間違えるってどうしようもない。大幅に時間をロスして、クタクタ状態でDarling Harbourに到着。そこからフェリーに乗って、Harbour Bridgeの下を潜り抜けてオペラハウスまで行くつもりだったが、フェリーに乗り換えが必要なことが判明。
もう疲れていて頭も働かないので、一発でオペラハウス(Circular Quay)まで行けるフェリー乗り場までさらに20分ほど歩いた。今考えたら、普通にフェリーを乗り継げばよかったのに。もうこの時点で疲れすぎて、Harbour BridgeもOpera Houseもどうでもよい気になっていたが、気を取り直してフェリーに乗船。
乗ってみたら気分も少し回復。海からの景色は良かった。あいにく天気は曇り。雨が降っていないだけ良しとしなければならない。公共交通機関のフェリーなので、電車と同様自転車を持って乗り込んでいるローカルの人もいた。Circular Quayで降りてから、特にやることがないので休憩。Opera Houseに付属しているカフェでお茶。ビールを飲もうかと思ったが、疲れすぎていて体調不良になりそうだったのでコーヒーにしておいた。
Opera House Barでくつろいでいて突然思い出したこと。20年前に友達とここに来た時、オペラハウスの横にあるカフェで高い茶なんて飲めない、と今の自分のように飲食している人たちを羨ましく眺めていただけだった。20年後に来て、少々高いコーヒーのことなんて全然気にしないで、何なら値段を確認しないで、観光客向けの場所で飲食を楽しめるようになった。年を取るのも悪くない。そんな話を夫にしたら、「今は自分の分を払うだけじゃなく、他の人の分まで払っているしね」と。確かに。私、家族の分まで払ってるわ(このカフェ代は先日の試験監督のバイト代から家族におごることにしていた)。何ならドリンクだけじゃなくて、子供たちに「お腹空いたからポテトも食べたい」と言われて、食べ物代まで払っている。仕事頑張ってきて良かったなあ、これからも頑張って稼いで、若いころにできなかったことをしたいなあとしみじみ。
休憩した後の目的地は「紀伊国屋書店」。シドニーに来たら行きたいと思っていた場所。もう歩くのは疲れたので、電車で2駅、Townhall駅まで。シドニーの紀伊国屋はすごかった!英語の本もたくさん、日本語の本もたくさん。メルボルンにもあればなあ。もちろん日本語の本は高い。でも子供たちに1冊ずつ好きな本を(これもバイト代から)買ってあげることにしていたので、二人ともじっくりと選んでいた。長男はワンピースの小説版(17ドル)、次男は3か月遅れのコロコロコミック4月号(20ドル)。夫は特にほしい本がないとのこと。
紀伊国屋が入っているビルにはMujiなどほかにも日本のお店がいくつか入っていた。シドニー便利だなあ。そのビルの向かい側にはQueen Victoria Building。ここもショッピングセンター。ちらっと中を見ただけ。外の方が素敵。迷ったけど、結局、ホテルまで歩いて帰ることに。歩いて帰る途中に閉店前のPaddy's marketに立ち寄った。メルボルンのQueen Victoria Marketに似ていて、激安土産がたくさん売っている。2ドルでシドニーのマグネットを購入。
たくさん歩いてクタクタに。この日はホテルから徒歩1分の中華料理でテイクアウトして、部屋で食べた。シドニーは見るところがたくさんある。終わってみれば大満足の1日だった。
Day 6:帰路
朝から雨のシドニー。チェックアウトしてひたすらドライブ。この日は500kmくらい先にあるWagga Waggaという町に泊まる予定。ずっと天気が悪く、雨の中ドライブ。何も楽しいことはない。
Wagga Waggaについたら夕方。この日はモーテルにしてみた。ラッキーなことに洗濯機と乾燥機が無料で使えた。ありがたい。たまっていた洗濯をする。夕食はモーテルの隣にあったインド料理屋。あまり流行っていなさそうだったけど、特にこだわらず。店に入ったら、BYOでアルコールが持ち込めるということだったので、いったん店を出てモーテルに飲みかけのワインを取りに行った。インド料理屋の店員さんにBYOはいくらですか?と聞いたら「大体5ドルから10ドルです」との答え。「私1人がワインを少し飲むだけなんですけど」と言ってみたら、「じゃあ、2ドルか3ドル、最大5ドル」とよくわからない答え。結局会計時になって、BYOの手数料は1ドルも取られなかった。オーストラリアのいい加減さが良い方に転ぶときもある。
Day7:Alburyでランチして帰宅
この日もひたすら移動のみ。ランチはDay1に宿泊したAlburyで立ち寄ったHarris Farm MarketのFish and Chips屋で。なんでこの田舎のスーパーに2度も行ってるんだろう、と思いながら、何かと便利なのでまた行ってしまった。往きに買って美味しかったローカルワインと別のローカルワインを1本ずつお土産に買った。
後は特筆すべきことはなし。往きにVictoria州からNSW州に移動するにつれて天気が良くなったが、帰りはNSW州からVictoria州に移動するにつれて段々晴れてきた。今回は天気に恵まれていた。メルボルンに着いたら完全に晴れ。でもシドニーより寒い。ああ、帰ってきたんだなあという寒さ。この日からシドニーは大雨で洪水のニュースをやっていた。旅行が大雨の前で良かった。
シドニーにはもう一日くらい滞在したかったけど、シドニーを離れた日がざあざあ雨だったので、未練なく去ることができた。シドニーには何かと今後も行くことがあるだろうから、行きたい場所はまた次回に取っておけばよい。
メルボルンとシドニー、両方オーストラリアの大都市だけど、かなり雰囲気が違った。シドニーの方がより都会的で、観光客が楽しめる見どころが多い。メルボルンはシドニーと比べて特別観るものがあるわけではないが、古くから整備された街並みがそのまま残っていて、シティの中はすべて無料のトラムで移動できるので便利。観光客も住人のように時間を過ごすことができる。どちらが好きか?と聞かれることもあるが、私が個人的に思い入れがあって、落ち着くのはアデレード。シドニーにはお金の心配をしなくて良いなら、数年間住んでみても良いかなと思った。